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【乗り出し価格300万円で狙うなら?】ヤリスクロス or カローラクロスどっちがおすすめ?
2021年9月にトヨタの新型SUVとして登場したカローラクロス。ハイブリッドモデルのエントリーグレードであるGの価格は259万円(2WD)です。一方、前年に登場しすでに人気を集めているヤリスクロスも、ハイブリッドモデルの最上級グレードZ(2WD)は258万円4000円と近い価格となっています。乗り出し価格300万円の予算で狙うならどちらが買いなのでしょうか?それぞれの装備を比較していきます。
更新日2021/11/29エクステリア比較
ヤリスクロスは街乗りを主眼に置いたサイズ感
まず、それぞれのモデルのサイズ感をおさらいしましょう。
トヨタ ヤリスクロスのボディサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベースは2,560mm。同社のC-HRよりもコンパクトとなっています。
街乗りで扱いやすいサイズが欲しいという方。子育てが終わって大きなクルマが必要ないといった方におすすめのモデルです。
灯火類はフルLED、18インチアルミホイールを標準装備
ハイブリッドZ(以下、Z)の装備は最上級グレードだけあって豪華。灯火類は以下を標準装備しています。
■ヘッドランプ
・フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)
・LEDクリアランスランプ(おむかえ照明機能付)
・LEDデイタイムランニングランプ(ターン機能付き)
■リヤコンビネーションランプ
・フルLED(LEDライン発光テールランプ&ストップランプ
・LEDターンランプ
・LEDバックアップランプ
また、タイヤ&ホイールには215/50R18タイヤ&18インチアルミホイール(切削光沢/センターオーナメント付)を装備しています。
カローラクロスはレジャーにも使えるサイズ感
※画像はハイブリッドSです。
一方、カローラクロスは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベースは2,640mm。C-HRとRAV4の中間にあたるサイズで、休日はレジャーを楽しむといったユーザーにもおすすめできるモデルです。
Bi-BeamLEDヘッドランプ標準だが、16インチスチールホイール
※画像はハイブリッドSです。
ハイブリッドG(以下、G)の灯火類には以下を標準装備しています。
■ヘッドランプ
・Bi-BeamLEDヘッドランプ
・ターンランプ
・クリアランスランプ
■リヤコンビネーションランプ
・LEDテール&ストップランプ+ターンランプ
また、215/60R17タイヤ&17×6 ½ Jスチールホイール(樹脂フルキャップ付)を装備。ヘッドライトは、ヤリスクロスにはないBi-BeamLEDヘッドランプを装備していますが、ホイールはアルミホイールであるヤリスクロスの方が高級感が感じられます。
インテリア比較
合成皮革とファブリックのコンビシートやシートヒーターを搭載するヤリスクロス
続いてはインテリアを比較してみましょう。
ヤリスクロス Zのシート素材は合成皮革+ツイード調ファブリック。運転席6ウェイパワーシートやシートヒーター(運転席・助手席)も装備し、機能が充実しています。
メーターはオプティトロンメーター 7インチカラーTFT液晶。ナビには8インチディスプレイオーディオを標準装備しています。
リアシートは4:2:4分割、荷室は6:4分割が可能
リアシートは4:2:4分割シートを採用。中央席を倒すとアームレストになるほか、ボトルホルダーも2個付いています。
荷室には6:4分割アジャスタブルを標準装備。荷室を分割することができ、高さの違う荷物を積み込む際に便利です。荷室容量(2WD・6:4分割アジャスタブルを装備)は366Lと、コンパクトSUVながらしっかり荷室容量を確保しています。
素材はファブリック…しかしホールド性が高いスポーツシートのカローラクロス
カローラクロス Gのシート素材はファブリックで、ホールド性が高いスポーツシートと運転席6ウェイマニュアルシートを標準装備。高級感や機能性ではヤリスクロスに軍配があがります。
メーターはアナログメーター 4.2インチTFTカラーマルチインフォメーション。ナビには7インチディスプレイオーディオを標準装備していますが、こちらもヤリスクロスの方が画面が大きく、視認性が高くなっています。
荷室の広さはしっかり確保
リヤシートは6:4分割式。中央席だけ倒すといった使い方はできませんが、2段階のリクライニング機能を用意しており、快適性が高められています。
荷室容量(2WD)は487L。ヤリスクロスより大きいだけあって荷室の広さを確保しています。また地面から荷室開口部までの高さは720mmと低く設定されており、荷物が積みやすいのも魅力です。
全体的に装備が充実しているのはヤリスクロスですが、荷室の広さといった面ではカローラクロスの方が優れています。
走行性能比較
最高出力、最大トルクはカローラクロスの方が上
ヤリスクロスは1.5L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載しています。スペックは以下の通り。
・エンジン
最高出力:67kW(91PS)/5,500rpm
最大トルク:120Nm(12.2kgm)/3,800〜4,800rpm
・フロントモーター
最高出力:59kW(80PS)
最大トルク:141Nm(14.4kgm)
・リアモーター
最高出力:3.9kW(5.3PS)
最大トルク:52Nm(5.3kgm)
・システム値(ガソリンとモーターを合わせた値)
システム最高出力:90kW(122PS)
・燃費
WLTCモード燃費:27.8km/L
一方、カローラクロスは1.8L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載しています。スペックは以下の通り。
・エンジン
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
・フロントモーター
最高出力:53kW(72PS)
最大トルク:163Nm(16.6kgm)
・リアモーター
最高出力:5.3kW(7.2PS)
最大トルク:55Nm(5.6kgm)
・システム値
システム最高出力:85kW(116PS)
・燃費
WLTCモード燃費:26.2km/L
走行性能を比べると、カローラクロスの方が最高出力や最大トルクの値が優れていることがわかります。燃費の差は小さいので、走行性能で選ぶならカローラクロスでしょう。
安全装備比較
ヤリスクロスの方がやや性能が上
最後に安全装備について比較してみます。
どちらもトヨタの先進安全装備、Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス) を標準装備。基本的な安全性能は同じです。
しかしヤリスクロスは、高速走行中の強い横風を検知して作動し、車線逸脱を抑制するS-VSC(横風対応制御付)&ACA&TRCをトヨタ車で初搭載(2020年8月時点)。
また、SRSエアバッグのセンサーが衝突を検知して作動した際に、車両を減速させ二次衝突による被害軽減に寄与するセカンダリーコリジョンブレーキを標準装備するなど、安全装備の充実度においてはカローラクロスをやや上回っています。
ここまで両車の装備・性能を比較してきました。乗り出し価格300万円なら、より機能が充実しているヤリスクロスがおすすめです。しかしカローラクロスの装備が劣っている訳ではなく、家族でレジャーに出かける方や、荷室の広さや荷物の積みやすさを重視される方であればカローラクロスもおすすめの選択肢です。
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文・SUV FREAKS編集部
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