プロモーション

ピックアップトラック、ハイラックスはイジって楽しめ!

2017年に発売された8代目のトヨタ ハイラックスがジワジワと世の中に浸透しています。そんなハイラックスのカスタムの方法を、アジアクロスカントリーラリーに参戦したマシンをお手本に考えてみました。カスタムパーツはここで取り上げたGRパーツ(TRD)のほかに、アフターメーカーも販売していますよ。

更新日2023/06/01

数が増えると人とは違ったクルマに乗りたくなる?


2017年に国内復活を遂げて以降、国内で唯一のメーカーから正規で販売されるピックアップトラックのトヨタ ハイラックスは、確実に国内での勢力を広げています。

その用途は仕事の相棒から趣味のレジャーまで幅広くなっていますが、共通していえるのは荷台の大きさ。ここになんでも積み込めることがポイントです。

さらに国内で唯一のメーカーから正規で販売されるピックアップトラックということもあり、さまざまなユーザーがさまざまな使い方をしています。

とはいえ最初は走っているだけで特別だったモデルでも、長年乗っていたり、同じモデルが増えたりで、日々スペシャル感は薄れてゆくもの。そうなると、愛車になにかしらの手を加えたくなりますよね。

一般的にカスタムの王道は、コンペティションで活躍するマシンを真似ることです。わかりやすいところでは、あのランエボやインプレッサで流行ったWRCカーのレプリカですね。

クルマの本質である”速く走る”ことにフォーカスしたコンペティションマシンは、、無駄を削ぎ落としたアスリートのような佇まいで、古くから車好きの憧れ。それを真似て愛車をモディファイするのです。

現行ハイラックスなら、その頂点はダカールラリーにTOYOTA GAZOO Racingから参戦しているハイラックスですが、灼熱の砂漠や硬い岩場の連なる山岳地帯など、道なき道を走破するステージを走るため、リフトアップされたマシンはフロントのバンパーカットとリアオーバーハングの切り詰めで、アプローチ&ディパーチャーアングルを稼いだスペシャルですが、公道で使う愛車に施すモディファイとしては過激で、改造にもお金が掛かるなど初心者にはハードすぎます。

そこでお手本として紹介したいのが、アジアクロスカントリーラリーに参戦したTRD(株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)の車両です。

市販車ベースなのでライトなカスタムを望む人には絶好の教科書になってくれます。

お手本にするならこんなハイラックス


車両をざっと解説すると、タイのトヨタで販売されているハイラックス REVOがベースになっており、フロントマスクは日本ではマイナーチェンジ前のもの。

パワーユニットは日本と同じ2.4Lディーゼルターボに5ATの組み合わせです。そこにターボとECU、ATのチューニングが施されますが、カスタムをする場合は外側からはわからないところなので、あまり重要ではありません。


足まわりは、数インチほどリフトアップ。ホイールサイズは純正と同じ17インチですが、タイヤ幅を細くして悪路走破性能を高めています。
ボディメイクは車両によって異なり、123号車(ARTA Autobacs Rally Team)はTRDのフロントグリルとオーバーフェンダー、アンダーガードは競技用のもの。


135号車(WURTH TRD HILUX Tras 135)は、フロントまわりのアウターに再生可能な天然素材を用いたコンポジット材を使用したフェンダーとボンネット、バンパーなどで軽量化を図っています。


ダブルデッキの室内は後席が取り外され、そこにロールオーバーバーと工具などが収まります。

車両のフロント部分に重量が集中してるピックアップトラックは、4WDで走る場合はフロントタイヤにもトルクが発生するのでそれほど大きな問題にはならないのですが、2WD(FR)の場合はリアタイヤに荷重がかからず、滑りやすい路面ではとくにトラクションが得られにくくなるという欠点があります。


そこでアジアクロスカントリーラリーにエントリーしたハイラックスを始めとしたピックアップトラックの荷台には、スペアタイヤや工具(ウィンチやジャッキ)といった重量物を積載して、リアのトラクションを稼いでいます。

最初はステッカー1枚からでもOKだけど


競技車をお手本にハイラックスに手を入れるなら、タイヤ→サス→ボディといった順番が良いでしょう。

まずタイヤを見た目にごついオールテレーンタイヤに変更。あわせてリフトアップサスペンションをインストールして車高を1〜2インチアップ。ホイールハウスにマッドフラップを装着すれば迫力は格段にアップします。

ボディのフロントグリルとアンダーガードは比較的交換しやすいところ。オーバーフェンダーが有ると無いのとでは足まわり周囲の迫力が違います。

ただしTRDのオーバーフェンダーは欠品中。現行のGR スポーツならフェンダーをブラックで塗装するという方法もあります。

室内の本格的なロールオーバーバーは、リアシートを撤去することになるので現実的ではありませんが、フロントにバケットタイプのスポーツシートを取り付けて、ステアリングを交換して雰囲気をアップします。

荷台は、GRスポーツバーでオフロードスタイルを強調しましょう。

最後にAピラーにダミーの吸気管(シュノーケル)を付ければ、コンペティションスタイルは爆上がりです。


こうして完成されたハイラックスは、街なかでも目立つこと請け合い。すべてを一気に変えるのではなく、ポイントごとに徐々に変えてゆくと、愛車の変化も楽しめますよ。

とはいえ、それほどゴリゴリなラリー仕様ではなく、もっと手軽にカスタムを楽しみたいという方には海外モデルのパーツを輸入して移植するという手もあります。

道路法規の違いでテールレンズの配置が変わっていたり、日本とは異なるデザインのラジエターグリルやバンパーが付いていたりなど、分かる人には分かるモディファイもなかなかに楽しいもの。

※オーストラリアTOYOTAが販売しているGR SPORT

また北米のユーザーのようにラフにピックアップを楽しみたいという方にはデッキ部に装着するキャノピーがおすすめ。これがあれば荷台に載せた荷物が雨ざらしになることもなく、さらに防犯性も高まります。

カスタムにはコレという正解はありません。自分のライフスタイルや愛車の使い方を考えたうえで、財布に無理がない範囲で手を入れるのが長く楽しむコツ。まずはステッカー1枚から始めてみませんか?

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!

—————————–
文・SUV FREAKS編集部
SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。
公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア