新しいレクサス UXはどこが変わった?

レクサスSUVシリーズのなかで最小サイズとなるUX。コンパクトながらも高級感のある佇まいで、アーバンSUVとしても高い人気を博しています。そんなUXが2022年夏に大幅改良。さらなる深化と進化を行いました。これまでにおいて最大級の改良となった今回のマイナーチェンジを受けて、変更されたポイントを解説します。

更新日2022/12/28

4年目で大幅改良を受けたUX


「Creative Urban Explorer」をコンセプトに掲げ、2018年にレクサスSUVシリーズに加わった都会派コンパクトクロスオーバーのUX。

2018年の発売以降、2022年5月末までに80以上の国と地域で累計約25万台を販売し、中でもEVの販売比率はグローバルで約80%を達成するなど、レクサスモデルの中で電動化をけん引するモデルとなっています。

UXは、トヨタ C-HRと共通のプラットフォームにを使ったレクサス最小のコンパクトSUVです。

ボディサイズは、全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm、ホイールベース2,640mmというもので、コンパクトながら厚みのあるボディと張り出したフェンダーによってサイズ以上の存在感を持っています。

インテリア(内装)はドライビングの高揚感を演出するコックピットに、レクサスSUVらしい上質な仕上げ。

パワートレインは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンと、それにモーターを追加したハイブリッド、BEVに、駆動方式は2.0L直列4気筒ガソリンとBEVがFF、ハイブリッドはFFと4WDのE-Fourが用意されるなど、全方位型のSUVに仕上がっています。

2018年の発売以降、ベースグレードの仕様変更をはじめ、パーキングサポートブレーキ(PKSB)の全車標準装備化やApple Car Playへの対応、”F SPORT”専用装備だったパドルシフトを他グレードにも拡充、デッキボードの全車標準装備化、フロントセンターコンソールボックス内の充電用USBをタイプAからタイプCに変更などを行なってきました。

キープコンセプトのエクステリア


高剛性かつ低重心のプラットフォームを採用し、クロスオーバーらしいシルエットを強調したスタイリングでデビューしたUX。

三眼LEDヘッドランプの上部にアローヘッド形状のクリアランスランプを配置した精悍な顔つきや、ブロックメッシュパターンのスピンドルグリル。

同じくスピンドルをテーマとした面取り造形によるリアの凝縮感など独自のデザインテーマは2022年の大幅改良後も引き続き受け継がれたいっぽうで、ボディのスポット溶接打点を20点追加することでボディ剛性を強化し、EPSやショックアブソーバーのチューニングを実施しています。

ボディカラーではやや赤みのかかったシルバー系のソニックイリジウムが追加され、これまで特別仕様車専用色だったソニッククロムは通常モデルでも選べるようになりました。

使い勝手が向上したインテリアの変更点


インテリアでは、マルチメディアシステムやコネクテッドサービスなどが刷新され、使い勝手が向上しています。

インスツルメントパネルには大型化&高解像度化され視認性が高まった12.3インチタッチディスプレイを全車に標準で装備し、タッチディスプレイ化に合わせてインスツルメントパネルおよびコンソール周辺の形状を変更。

またスイッチのレイアウトがインパネルのセンター部からコンソール上部へと位置を変えており、その空いたコンソール部分には充電用USBコネクター(タイプC)を2個追加で設置しています。

機能面では、専用のアプリを使ってスマートフォンでドアの解錠&施錠ができるようになり、スマートフォンを携帯した状態でスタートスイッチを押すとエンジンスタートが可能なデジタルキーを追加。

パノラミックビューモニターには過去に撮影された路面の映像を車両直下に合成表示して車両下方の路面状況やタイヤ位置の把握を補助する床下透過表示機能なども追加されています。

年々進化する予防安全技術


予防安全技術「Lexus Safety System+」を機能拡充することで、より安全・安心な運転が楽しめるようになった新しいUX。

単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により「プリクラッシュセーフティ」では、交差点右折前に前方から来る対抗直進者や右左折時に前方からくる横断歩行者の検知ができるようになっており、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能が追加されています。

また高度運転支援機能の「レーントレーシングアシスト(LTA)」では、車線認識にAI技術を採り入れることで支援範囲を拡大。「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」では、カーブの大きさなどに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加で搭載しています。

さらにLTA制御時にドライバーからの反応がない場合は、音や表示などで警告を行なうと同時にハザードや警笛などで車外に異常を知らせ、さらに自車線内での減速停車を行なうとともに、停車後はドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請を行なうドライバー異常時対応システムが追加されています。

F SPORTも刷新


スポーティなF SPORTには、車両後方にパフォーマンスダンパーを追加して、ハンドリングをシャープに改良するとともに、乗り心地と静粛性を向上。ステアリングギアにはブレースを追加して操舵応答性を高めています。

またAVS(Adaptive Variable Suspension system)を標準設定として、大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でも、フラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立し、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現しています。

インテリアは、F SPORT 専用のスポーツシート、ステアリング、シフトノブ、メーター、アルミ製スポーツペダルに加えて、今回アルミ製フットレストとスカッフプレートを新たに設定して、スポーティさを強化しています。

毎年細かな改良を行ない、機能をアップデイトし続けているレクサスUX。レクサスEVシリーズのけん引役も担うコンパクトクロスオーバーはこれからの進化を続けていくことでしょう。

小さいながらもレクサスらしい雰囲気と風貌はそのままに、機能面や快適性、ドライバビリティを追求していく今後のUXにも注目です。

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文・SUV FREAKS編集部
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