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同価格帯の日米SUV対決!キャデラック XT5 vs レクサス RX Fスポーツ

ボディサイズやエンジンスペックなど、ライバル同士で比較する要素はいくつもありますが、ややはりいちばん気になるのは新車価格。価格が近ければ近いほど、どちらがイイのか迷ってしまうものです。今回は、SUVの中でも選択肢の多い700万円台前半というプライスの中から、日本とアメリカを代表する2台のSUVを取り上げてみます。

更新日2023/02/08

2台の概要

2017年10月より日本で販売を開始したキャデラックXT5。かつてキャデラックブランドに存在していたSRXの後継モデルで、2015年のロサンゼルスオートショーでコンセプトカーが発表され、2016年から生産を開始しています。このXT5はキャデラックブランドの主力となっており、2017年度上半期の販売台数のおよそ4割がこのXT5となったほどでした。

対するRXは、レクサスが手がけるプレミアムSUVで、初代モデルは1998年に登場。そもそもは北米市場向けモデルでしたが後に日本へ上陸し、たちまち人気モデルとなりました。2022年にはフルモデルチェンジを行ない5代目へと進化しており、このモデルからV6エンジンが廃止され全車直4エンジンを搭載。RXでは初となるプラグインハイブリッド車もラインアップに加わっています。

スタイリング比較

XT5のボディサイズは、全長4,825mm×全幅1,915mm×全高1,700mm、ホイールベース2,860mmという大きさ。超高張力鋼のほかにレーザー溶接や構造用接着剤などを用いることで、先代モデルのSRXと比べて90kgの軽量化を実現しています。スタイリングは各輪をボディの四隅に配置しオーバーハングをできるだけ削ることでダイナミックさと逞しさを表現。フロントグリルはメッシュパターンにしっとりと輝くガルバノクロームのフィニッシュを行ない高級感をプラスしています。前後のコンビネーションライトはきめ細やかな光を放つLEDを採用し、特にフロントのデイタイムランニングライトはひと目でキャデラックと分かるバーチカルタイプを踏襲しています。

対するRXのボディサイズは、全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,705mm、ホイールベース2,850mmという大きさ。先代よりも全長こそは同じですが、全幅は25mmほど拡大する一方で、全高は10mmほど下げてワイド感を強調しています。デザイン面では、低重心で踏ん張り感のあるスタイルを表現することで走りの良さを予感させ、レクサスの象徴でもあるスピンドルグリルからメッキ枠を外すことで塊感を強調したスピンドルボディを採用しています。さらに冷却機能を両立させるためマーク下端までボディ色とし、ボディとグリルを融合させたシームレスグリルも合わせて採用しています。RX Fスポーツでは「F」のコンセプトのもとに専用エクステリアデザインを採用し、空気の流れをコントールして直進安定性や設置感を高めてより優れた操縦安定性を実現しています。

インテリア比較

広々としたXT5の室内空間。先進技術を積極的に導入し、かつ本物の素材を使い入念に仕上げることで極上の空間を生み出しています。キャデラック独自のドライバーインターフェイスである「キャデラックユーザーエクスペリエンス」を搭載し、スマートフォンに対応するのはもちろん、オーディオや電話、空調などの機能を高精細8インチタッチスクリーンとステアリング上のスイッチやジョグ機能付きロータリーコントローラーによって操作できるようになっています。ラゲッジルームの巧妙な設計も特徴となっており、リアシートはスライドおよびリクライニング調整が可能。標準時の荷室容量は約850L、6:4分割可倒式のリアシートをすべて倒せば最大1,784Lにまで拡大することができ、ラゲッジルームフロアにはラゲッジマネージメントシステムのレールが備わり、テールゲートはハンズフリーの電動開閉式を採用しています。

対するRXは、全長は先代と同寸法ながらホイールベースを60mm拡大したことで広々とした室内空間を生み出します。インテリアデザインは、レクサスのコックピット設計に対する考え方である「Tazuna Concept」を踏襲し、人とクルマが意思疎通できることを目指してつくられました。ヘッドアップディスプレイからメーターに向かう前後方向につながる情報系部品配置と、メーターからタッチディスプレイへつながる部品構成により、スムーズな視線移動を実現させています。センターパネルには14インチタッチディスプレイオーディオを標準装備で備え、メーターパネルにはTFT液晶式メーターを採用。フロントシートは長時間の運転でも姿勢の崩れないものを採用し、リアシートは4:2:4の3分割可倒式を採用しています。ラゲッジルームは612Lの容量を確保し、ローディングハイトを30mm下げアクセスしやすい荷室とし、後席を倒さなくても9.5インチのゴルフバックなら4個、スーツケースであれば77Lと63Lを2個ずつ積み込めます。さらにFスポーツでは、専用本革シートや専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付き)、専用TFT液晶メーター、専用ディンプル本革シフトノブ、専用スカッフプレートなどが装備されています。

パワートレイン比較

XT5のパワートレインは、強力なパワーと逞しいトルクを発生する3.6L V6直噴エンジンを搭載。自然吸気ユニットならではの自然なレスポンスとスムーズな回転フィーリングを備え、VVT(可変バルブタイミング)やオートマチックストップ&スタートシステム(アイドリングストップ)、軽負荷時に2気筒を一時休止するアクティブフューエルマネジメントシステムなどを採用しています。トランスミッションはワイドレシオ化によって俊敏な発進加速と燃費向上を実現した9速ATを組み合わせ、ドライブトレインにはモードセレクト機能付きのインテリジェントAWDシステムを採用しています。

一方のRX Fスポーツが搭載するのは、高い加速応答性と十分な駆動力を持ち、ペダル操作に対して気持ちよく伸びる2.4L直4ターボエンジン。TNGAエンジン技術をベースに、高効率ツインスクロールターボ、センター直噴システム、DCモーター制御の可変冷却システムを採用し、優れた環境性能と低燃費でありながらダイナミックな走りを実現しています。トランスミッションは2.4Lエンジンに合わせて開発された「Direct Shift-8AT」を採用し、ドライブトレインはシーンに応じて前後駆動トルク配分を最適化し、安心してクルマを操れる電子制御フルタイムAWDを採用しています。

安全性能比較

革新的な安全技術を多数搭載するXT5は、カメラを用いて前後方の道路状況を確認し歩行者を発見するとドライバーに警告するとともに必要に応じてブレーキをかけて衝突回避を行なう「フロント歩行者対応ブレーキ+リアペデストリアンディテクションアラート」をはじめ、走行車線逸脱を防止する「レーンキープアシスト」、前方の交通状況をモニターし衝突の危険性を検知すると警告を発し、先行車との車間距離を算出してDICに表示するとともに差し迫った衝突の危険性を感知すると自動でブレーキをかけて衝突の軽減を図る「フォワードコリジョンアラート」といった安全性能のほか、鳥のように俯瞰した目で安全な駐車をアシストする「新世代サラウンドビジョン」などの運転支援機能も備えています。

対するRXでは、レクサスの究極の目標である「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、進化した「Lexus Safty System+」を設定。さらに駐車シーンにおける先進の支援を搭載した「Lexus Teammate」も搭載し、この2つによって安心・安全・快適なドライブを支えます。具体的には、ミリ波レーダーと単眼カメラで進路上の車両や歩行者などを検出し、衝突の可能性が高いと判断した場合にはブザーとディスプレイで知らせブレーキ踏力のアシストを行なう「プリクラッシュセーフティ」や、リスクの先読みを行なうことで危険に近づきすぎないようサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」、渋滞時支援の「Lexus Teammate Advanced Drive」、並列駐車シーンにおいて前向き駐車/バック出庫/前向き出庫を可能とした「Lexus Teammate Advanced Park」などが装備されています。

似ているようでもキャラクターの違う2台

XT5の新車価格は\7,600,000~となっており、対するRX Fスポーツの新車価格は\7,060,000と、価格面においてもライバル同士といえる2台のSUV。ボディサイズも近しいため比較される方も多いかもしれませんが、XT5は室内空間が開放的でアメリカ生まれのSUVらしい雰囲気に仕上がっており、対するRXはスポーツ性能にもこだわったプレミアムSUVに仕上がっているなど、似ているようでもそれぞれの個性があることが分かります。いずれにしても完成度が高く、どちらを選んでも満足できることは間違いなさそうです。

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文・SUV FREAKS編集部

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