【SUVだからこその絶景】マリンアクティビティには、ちょっと背の高いアウトバックがよく似合う

今回のテーマは、ダイビング×SUV。ダイビングといえばアウトドアホビーの定番にして王道のひとつですから、まさにSUVとはピッタリの組み合わせ。実際にそのビジュアルをご覧いただいてもお分かりのように、フツーのクルマとは比較にならないほどサマになっているのも間違いのないところです。

更新日2019/08/19

TEXT:小野泰治(Ono Taiji)、PHOTO:柳田 由人(Yanagida Yoshito)
MODEL:川瀬 忍(Kawase Shinobu)

【SUVだからこその絶景】マリンアクティビティには、ちょっと背の高いアウトバックがよく似合う

ダイビングの場合、これまでに採り上げてきたアクティビティとは異なる部分もあります。それは、この遊びの魅力を存分に堪能するためにはライセンスの取得が必須であるということ。

素人的には優雅なイメージが先行しがちなダイビングですが、それを愉しむ場所は呼吸ができない水の中。現実には不確定要素の多い海が相手ということで、一歩間違うと生死に関わるシビアな一面を持っています。

もちろん、自然を相手にする遊びには例外なくそういった厳しさが存在するのですが、ダイビングの場合は入門する最初の段階で相応の知識、あるいは最低限のスキルが必要になるわけです。

それだけに、この世界に興味を持つ人を受け入れる側の態勢は充実したものとなっています。たとえば、今回取材にご協力いただいたダイビングショップオアシス茅ヶ崎店では、初心者でも安心してライセンスを取得できるプログラムや屋内プールを使った体験ダイビングコースを設定。

経験豊富なインストラクターが常駐しているので、2人1組での行動が最小単位となるダイビングを「お一人様」で楽しみたい場合でも心配は要りません。また、必要な装備はすべてレンタルが可能。個人で購入した装備を預かる、といった対応もしてくれるそうなので、極端な話「身体ひとつ」で現地に出向いてもダイビングを気軽に体験することができるわけです。

こう書くと「だったら別にダイビングに行く手段としてSUVを使わなくても良いのでは?」というツッコミが入るかもしれません。ですが、どんな趣味にもいえることですが興味を持って深く楽しむようになると、誰しも多かれ少なかれ「道具」に対するこだわりが生まれてくるもの。

前述のようにショップに預ける、という選択肢はあるにせよダイビングは装備の種類、バリエーションが豊富ですから個人で管理、持ち運びをするようになると、たとえ1人で現地に出向く場合でもクルマには相応のユーティリティが必要になります。

また、ダイビングスポットによってはアクセスが悪いことを想定する必要もあるでしょうから、クルマの走破性が高いに超したことはありません。つまりダイビングを楽しむためのツールとして、SUVには「気分」を盛り上げるビジュアル面だけでなく選ぶべき合理的な理由も存在するわけです。

というわけで、今回セレクトしたのはスバル アウトバック。真性のSUVというよりは、ステーションワゴンとSUVのクロスオーバーという位置付けになるモデルですが、スバルはこのカテゴリーの老舗です。

SUV的なステーションワゴンというと、草分け的存在なのはアメリカのAMC(元ジープの親会社です)が80年代に販売したイーグルですが、スバルも古くはレオーネの時代から走破性の高いワゴンを生産。歴代モデルは現在に至るスバルのブランドイメージ構築にも貢献してきました。また、一時アメリカを中心に高い人気を誇ったアウトバックは、欧州ブランドにも影響を与えています。

現行車ではボルボの一部XCシリーズやアウディがA4やA6アバントで展開するオールロードクワトロなどはその筆頭格といえますし、メルセデス ベンツ Eクラスワゴンがベースとなるオールテレインやフォルクスワーゲンのオールトラックシリーズなどもそのひとつとして挙げられるでしょう。

このワゴンとSUVのクロスオーバー的なモデルの魅力は、特にソコソコに大きなサイズだとRVテイストとステーションワゴンならではの上質感が両立できること。また、全高が極端に高くならないので街中での扱いやすさがベースとなるワゴンとほぼ変わらない点も魅力のひとつです。

そういう視点だと、アウトバックはまさに前述の魅力を漏れなく備えていることにお気づきになるはず。ベースとなるレガシィと比較するとSUVに通じるワイルド感、アクティブな要素を湛えつつも前後に伸びやかなシルエットは上品さも感じさせて、ひと味違う選択というアピール度は十二分。

全高が1600㎜を超えるので都心部の立体駐車場だと対応できないケースもありますが、ミドル級以上のSUVのように大きさを持て余す心配もありません。

ちなみに、今回の取材に連れ出した個体は2015年式でグレードはリミテッド。走行距離は約1万㎞という少なさの一方、250万円を切るというリーズナブルな価格。その外観をよくよく観察すると細部に使用感ともいうべき小キズが散見されましたが、新車時より100万円以上も低い価格を思えば容認できるレベルです。

そして、走りについては走行距離を思えば当然ですが新車時と変わらないコンディションが保たれていました。2.5リッターの4気筒ボクサーエンジンがもたらす動力性能は、排気量相応のトルク感が実感できる仕立て。スバル自慢のアイサイトも標準で装備されるうえにシートもレザー仕様となるなど、装備や室内の高級感も満足できるものでした。

また、ミドルクラスのワゴンらしく荷室容量は本格派のSUVと比較しても遜色のない広さが備わり、床面も高くないので「遊びのベース基地」として使う場合も満足度は高いでしょう。唯一、ダイビングの相棒として使う場合に注意が必要なのは、砂や海水にまみれた装備を気軽に放り込むのがためらわれる質感の高い荷室や内装の仕立てあたりでしょうか…。

ダイビングショップ・オアシス茅ヶ崎店
茅ヶ崎、というマリンアクティビティには絶好のロケーションにあるダイビングのプロショップ。本文にもある通り、初心者でも気軽にダイビングを楽しめるプログラムが豊富に用意され、ダイビングツアーも定期的に開催している。また、「ダイビングショップらしくないダイビングショップ」という岩切代表のコメント通り、店内はダイビングの装備よりも奥様が作るマリン系アクセサリーが豊富であることも特長のひとつといえるかも?

神奈川県茅ヶ崎市中海岸3-12986-25
℡0467-53-7068
営業時間=12:00~21:00
定休日=水曜日

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