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RJCカー・オブ・ザ・イヤーのインポート部門を受賞した気になる7台

2019年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー・インポートに選ばれたBMWのX2。今年はSUVから選出されたワケですが、過去の受賞車には、どんなSUVがあるのでしょうか。

更新日2018/12/17

RJCカー・オブ・ザ・イヤー・インポートとは?

日本における2大カー・オブ・ザ・イヤーといえば、日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)とRJCカー・オブ・ザ・イヤーです。

COTYがその年のイヤーカーを国産、輸入車問わず選出しているのに対し、RJCカー・オブ・ザ・イヤーは国産車に限られ、輸入車はRJCカー・オブ・ザ・イヤー・インポートとして選出されます。

そんなRJCカー・オブ・ザ・イヤー・インポートで気になるクルマを、SUVを中心に選んでみました。

 

第19回 2010年次 アウディ Q5

アウディ Q5 2009

2009年6月に日本で発売されたアウディ Q5は、走りの楽しさと環境性能の両立を高い次元で実現したSUVです。

エンジンには、3.2L V型6気筒FSIと2.0L 直列4気筒TFSIという2つの直噴ユニット用意されており、ミッションには7速DSGを装備。優れた乗り心地と、トップレベルのハンドリング、動力性能が評価され、受賞につながりました。

VWグループの開発したMLBプラットフォームは、アウディA4、ポルシェ マカンなどと共用するもので、2013年にはハイブリッドモデルも用意されます。

現在はQ7を筆頭に、Q5、Q3、Q2と多くのSUVを展開しているアウディですが、この2010年時点では、Q7の下にはQ5だけでした。2017年にモデルチェンジされ、現在は2代目が販売されています。

 

第21回 2012年次 ボルボ S60/V60

Volvo V60 2011

2011年6月に日本で発売されたボルボS60/ V60は、ヒューマンセーフティをはじめとする先進技術の数々を投入しながら伝統の安全性、快適性、親環境性を高めた点と、ボルボの中核車種にふさわしいサイズ感、車格感、スタイリングを打ち出すのに成功した点が評価されました。

筆頭株主がフォードからジーリーホールディンググループに変わって以降、他社を圧倒する安全性と優れたデザイン性は、現在に続くボルボのアイデンティティを明確にしたモデルとしても記憶されます。

エンジンは、1.6L直列4気筒の直噴ターボと、3.0L直列6気筒ターボの2種類。駆動方式は1.6LがFF、3.0LはAWDというラインナップでした。

安全装備にはフロント&サイドエアバックに加え、シティ・セーフティやアドバンスド・スタビリティ・コントロールを標準で装着されています。

 

第23回2014年次 ボルボ V40

ボルボ V40 T4 2014

2013年2月に日本で発売されたボルボ V40。ダイナミックなクーペフォルムとスカンジナビアンデザインを融合させた、スポーティなデザインのコンパクトワゴンです。

走る、曲がる、止まるという基本性能を飛躍的に向上させたこと、史上初となる対歩行者用エアバッグを追加設定し安全面を強化したこと、実用的な5ドアハッチバックとスペースユーティリティに優れたエステートワゴンを融合させ、独自のフォルムを完成させたことが受賞理由です。

ひしめく欧州コンパクトカーにあって特徴的かつ個性豊かな車づくりは、発売後5週間で3,100台を超える台数を受注するなど、またたく間にボルボのヒットモデルとなりました。

エンジンは、1.6L直列4気筒ターボのT4と、2.0L直列5気筒ターボのT5の2つで、T4の燃費は従来モデル比約40%向上の燃費16.2km/Lを達成。駆動方式はFFを基本にクロスカントリーT5のみ、AWDが用意されました。

足回りは、リアには応答性に優れたモノチューブダンパーを採用。ボディは、シャシーにアルミと高張力鋼板を多用し軽量化。また、ボディの重心を低くすることで、快適かつスポーティなハンドリング性能を実現しています。

さらにスポーツモード付ダイナミックスタビリティ&トラクションコントロール(DSTC)をはじめ、アドバンスト・スタビリティ・コントロール、コーナー・トラクション・コントロール、エンジンのスタート/ストップ機能や、歩行者エアバッグといった機能も装備。歩行者エアバッグは、世界初の装備でした。

 

第25回2016年次 BMW MINI クラブマン

ミニ クラブマン 2015

2015年11月に日本で発売されたMINI クラブマン(F54)は、R55型に続く2代目のクラブマンです。

受賞の理由は、観音開きのテールゲートを持つクラブマンは、MINIとしての長所と特長を捨てることなく、ボディを拡大したこと。それにより、ユーティリティを飛躍的に向上させたこと。また、プレミアムコンパクトとして上質、快適、俊敏な移動空間を実現したこと。さらに、ベースのミニ自体が、オールドミニのデザインツールをうまく取り入れながら、着実に世代交代をなしとげてきたことなどでした。

ミニ クラブマン 2015

事実、2代目のボディは、それまで観音開きだった後部ドアは通常のドアに、全長290mm、全幅115mm、それぞれ拡大することで、居住性と積載性を大幅に向上。さらに随所にクロームを用いて高級感を高めるとともに、テールライトを横形にあらためることで、リアデザインをより特長的なものにしています。

ちなみにクラブマンのボディデザインは、オールドミニ時代のカントリーマン(BMW ミニではSUVにカントリーマンという名称を使用したため、エステートはクラブマンと名付けられました)をモチーフとしたもので、MINIのデザインアイコンである丸型ヘッドライトや6角形のフロントグリル、観音開きのリアゲートなどが継承されています。

エンジンは、クーパーに1.5Lの直列3気筒ターボ、クーパーSには2.0L の直列4気筒ターボを搭載し、ミッションはクーパーに6AT、クーパーSには8ATが組み合わされます。

室内は、プレミアムコンパクトにふさわしい装備品として、ステッチなどの細部のデザインにもこだわったレザーシートや、電動フロントシートを装備。さらに、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、ヘッドアップ・ディスプレイ、パーキング・アシストといった先進安全装備も備え、HPのコピー“現代性を帯びた伝統“を体現したクルマとなっています。

 

第26回2017年次 ボルボ XC90

xc90

2016年1月に日本で発売されたボルボ XC90は、ボルボの新世代プラットフォーム、SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)を初採用したモデルです。

エンジンは、全グレードとも2.0L 直列4気筒DOHCながら、184kW/350Nmのターボチャージャー付きT5、235kW/400Nmのターボチャージャー&スーパーチャージャー付きT6、そしてシステム合計で233kW+65kW/400Nm+240NmのプラグインハイブリッドのT8 Twin Engine AWDを設定し、レンジを広げたこと、一部自動運転の要素を含むボルボ伝統の安全設計。さらに車格に相応しい高級感や居住性、静粛性が高く評価されたことが、受賞に繋がりました。

エクステリアは、トール神(雷神)がもつハンマーをモチーフにしたT字型のLEDヘッドライトをはじめとしたシャープなショルダーラインで構成された機能的なデザインとなっており、スカンジナビアンデザインが色濃く反映されています。

またXCシリーズの最上級モデルらしく、シート素材には、パーフォレーテッド・ファインナッパレザーや本革が用意され、8ウェイパワーシート(運転席ドアミラー連動メモリー機構付)、助手席シートメモリー機構、シートヒーターなどが全車標準装備されているなど、インテリアもスカンジナビアンデザインが反映されたモダンで機能的なものになっています。

 

第27回 2018年次 ボルボ V90/V90クロスカントリー

Volvo V90 2016

2017年2月より日本で発売されたV90/V90クロスカントリー。XC90と同様のプラットフォームを採用しており、S90と同時発売されました。

前年のXC90共通のプラットフォームを用いながらボディバリエーションを増やしたことで、基本構造の有用性が確認されたことと、モデルを重ねるごとに練成度を増していることが評価されました。

導入当時、世界初の機能であったランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護システム)や右直時対向車検知機能などをふくむ、インテリセーフをベースとした安全性能が評価に含まれていたのは言うまでもありません。

全長4,935mm×全幅1,880mmの大きなボディは、日本の道路事情では駐車しにくいといったデメリットがあるのですが、縦列・並列駐車支援機能付きのパーク・アシスト・パイロットを標準装備。大柄なボディサイズによる欠点をカバーしています。

エンジンは、XC90と同じガソリンのT5、T6、T8 Twin Engine AWDに加え、2ステージターボチャージャーを採用したディーゼルのD4を用意。駆動方式は、T6とT8 Twin EngineがAWD、それ以外はFFとなっています。

 

第28回 2019年次 BMW X2

BMW X2 2018

2018年4月より日本で受注開始されたX2。コンパクトクロスオーバーSUVのX1をベースに、クーペ的な要素をデザインに取り入れた新しいコンセプトのモデルです。

エクストリームスポーツに触発されたX2は、新しい個性をアピールするため、キドニーグリルは上部よりも下部の幅が広いデザインとし、大型のエアインテークとともに、ワイド&ローなフロントマスクになっています。

ルーフラインには、従来のクーペモデルとは異なり、あえて無骨な印象を残すことで、Xシリーズらしい力強さと躍動感を表現。同時にCピラーには伝統的なホフマイスターキンクを取り入れ、BMW製クーペであることをアピールしています。

受賞理由は、SUVとクーペを融合させたBMW独自のSAC(スポーツ・アクティビディ・クーペ)としてのアグレッシブなプロポーション。1.5L直列3気筒ターボ+7速DCTのFFモデル、2.0L直列4気筒ターボ+8速スポーツATの4WDモデルがあること。さらにダイレクトなステアリングとパワフルな走り、小回りのきく優れた日常性能というものが評価されました。

同じ 2019年次のRJCカー・オブ・ザ・イヤーが、クーペスタイルを取り入れたコンパクトSUVの三菱 エクリプスクロスだったことは、たいへん興味深いところです。

 

COTYと異なり、輸入車が別枠となっているRJCカー・オブ・ザ・イヤー。輸入車ファンにとっては、毎年次、輸入車が選出されるので、より気になる賞となっているのではないでしょうか?

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