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交通道路を走っている黄色いSUVは、なにをするクルマなの?

高速道路を走っていると、ときおり見かける黄色いボディに赤色または黄色の警光灯と載せたSUV。この黄色いSUVは、どんな理由で存在し、どんな役割が与えられているのでしょうか?

更新日2019/01/31

高速道路の安全をパトロール

ハイウェイパトロール(交通管理隊)

高速道路でよく見かける黄色いSUV、このクルマは「高速道路パトロールカー」または「ハイウェイ・パトロールカー」と呼ばれています。

この車両を管理しているのは、ハイウェイパトロール(交通管理隊)と呼ばれる組織であり、高速道路を安全に運用できるように管理することを目的とした活動を日々行っています。

ちなみに高速道路を管轄する会社は、北から北海道、東北、関東、中日本名古屋、関西、中国、四国、九州にわかれるほか、首都高、阪神高速、名古屋高速でも会社もしくは部署が管理しています。

ハイウェイパトロール(交通管理隊)

この高速道路パトロールカーは、落下物や故障車の処理、路面の損傷といった高速道路上の異常をいち早く発見し、一般車両が、安全に、安心して通行できるために活躍しています。皆さんがかなりの頻度で黄色いこのパトロールカーを目にするのは、各管轄で高速道路の定期巡回を、日々、行っているからなのです。

 

どんなクルマが採用されてるの?

高速道路パトロールカーに採用されている車種は、トヨタ ランドクルーザー、ランドクルーザープラド、ハイラックスサーフ、ノア。日産 エクストレイル、セドリック、サファリ、エルグランド、キャラバン。スバル レガシィ、三菱パジェロなど、背が高く4WDが備わった車両が多く採用されています。

SUV系が多い理由は、1995年に発生した、阪神淡路大震災に端を発しているとされています。

震災で損傷した道路を普通のステーションワゴンなどでは走行できない…おのずと地上高が大きく悪路走破性の高いSUVモデルが適任であったということ。また積雪地での運用や、一般車両からによる追突リスクを考慮して、車高が高く目立つこと、さらには乗員保護の意味でも頑強なSUVが重宝されているようです。

365日いつでもどんな天候でも駆けつけることができる走破性と、道路上での作業に必要な装備や、作業用具を積載するスペースを運搬する動力性能を必要とするための、SUVというのは当たり前の結果なのかもしれませんね。

 

どんな装備で安全を守っているの?

ハイウェイパトロール(交通管理隊)

高速道路パトロールカーに装備されているおもな備品と役割は以下の通りです。

まずルーフに装着されている液晶パネルですが、ここには後方を走る車両に対して、前方の事故や落下物の情報を伝え、走行中の車両に注意をうながします。

また警光灯でも、注意をうながします。警光灯には、黄色と赤色があり、巡回時は黄色を点灯し、現場に急行する時は赤色を点灯させます。高速道路上で停車して作業する時は、赤と黄の両方を点灯させます。

車内には、発炎筒、オイル処理剤、カラーコーン、スコップ、防毒マスク、ほうきなど、およそ40種類以上のアイテムと、事故で車外にいなくてはならない人のためにお水や携帯用のカイロも備えているとのことです。

 

高速道路を利用するドライバーを守りたい。必要な資格は?

日本全国の高速道路は、その地域の高速道路を運営する会社に所属する社員によって、安全を担保されています。

パトロール隊員になるため必要な資格は、運転免許程度です、しかし、隊員は日々、旗振り訓練、避難訓練、救命救急訓練などを行ないスキルを高めています。また、危険度の高い場面での誘導や落下物の回収には、日頃からの訓練がやはり重要。NEXCOでは、毎年秋になると日頃の研鑽の成果を披露する、実践的なコンテストや研修会を開催しているそうです。パトロール隊員は、なってからが大変そうですね。

 

高速道路でよく見かける黄色いSUVは、道路の安全を守る重要な役割りを担っています。またそれを運用するパトロール隊員は、日ごろから鍛錬を重ね、かつ安全な交通環境のために尽力しいます。黄色いSUVを見かけたら、心から感謝!ですね。

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