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【SUV映えを探しに行こう!】ディスカバリースポーツの輝きが増すのは、ラフロードだけじゃない!

都内から常磐道を使って北へ走ること小1時間。坂東太郎とも呼ばれる利根川を渡ると、そこには河童にまつわる不思議な自然が残っています。そんな場所をめぐりながら、ランドローバーのエントリーモデル、ディスカバリースポーツを味見してきました。

更新日2020/09/08

TEXT:嶋田 智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:宮越 孝政(Miyakoshi Takamasa)
MODEL:太田 麻美(Ota Asami)SUVというカテゴリーの源流のひとつがクロスカントリー系であるためか、クルマ選びのときに、オフロード性能を重視する人も多いようです。普段の日常生活で困るほどの悪路に直面する機会はそう多くないし、道が少しラフなぐらいなら、地面から車体のフロアまでの高さがそれなりに確保されているSUVは問題なく走れてしまうので、FWD(前輪駆動)でもいいのです。が、“どこにだって行ける”というのは、ある種のロマン。そこを大切にしたい気持ちはよくわかります。

オフロード性能に徹底的にこだわったブランドといえば、多くの方はジープの名前を真っ先に思い浮かべることでしょう。そのジープがアメリカの雄であるなら、イギリスの雄はランドローバー。ジープと同じく軍用車両からスタートしたブランドゆえ、みずからの悪路走破性に対する誇りの持ちようは負けていません。

ランドローバー社のモデルラインナップは、ふたつのラインで構成されています。ひとつはラグジュアリーSUVの元祖といえるフラッグシップのライン、レンジローバー。もうひとつはスタンダードといえる本来のライン、ランドローバー。今回は、そのなかのエントリーモデルといえるディスカバリー スポーツで、茨城県の牛久沼周辺を走ってきました。

道すがらの利根川に沿って断続的にダートを使って移動できるルートがあって、そこでラフロードでの乗り味を試してみたかったのが第一。春を迎えつつある牛久沼の美しい風景に触れたかったのが第二。あわよくば牛久沼に住むという河童に会いたいというのが第三。

そしてなにより絶対なのは、牛久沼がうなぎ丼の発祥の地といわれている場所で、江戸時代後期から続くその歴史の深さを身体で感じたい、という学習意欲(?)です。

昨年の晩秋に上陸した最新型のディスカバリー スポーツは、見た目は従来のモデルと大きく変わってはいませんが、中身はかなりの進化を遂げています。

まず車体の骨格が、最新式の構造を持つものに変わりました。もっともスポーティなレンジローバー イヴォークと同様の構造を持つものです。もちろんセットアップは異なりますがサスペンションもイヴォークと同じ型式で、そのイヴォーク用は上級車種であるヴェラール譲り。ランドローバーのラインでありながら、フラッグシップに使われる技術を持たされている、と考えていただいていいでしょう。

インテリアもダッシュボードが“T”字基調の造形であることに変わりはなく、従来型に似てるといえば似てるのですが、よりシンプルでより洗練され、素材の高級さこそ違えどレンジローバーっぽい雰囲気。全体的に、質感が上がった感じも受けます。

このクルマ、シートに座ってからの視覚的な心地好さももちろんなのですが、走りはじめてからがもっと快適でした。

車体がガッチリしてるおかげでサスペンションがしっかり働いて、乗り心地がいいのです。といってふんわりソフトというわけでもなく、高速道路などではどしっと腰が据わったような安定感。なのにカーブが続くような場所では、ステアリングは正確で、素直に動いてくれます。

タイトなコーナーでも、必要なときに内側のタイヤへ軽くブレーキをかけて巧みにライン上に載せてくれるトルクベクタリングが、不自然さなしに効いてくれます。似た構造を持つイヴォークほどではないにせよ、ハンドリングは悪くなく、気持ちよく曲がってくれるのです。

エンジンはイヴォーク同様、184kW(249PS)に365Nmの1997ccガソリン+ターボも用意があるのですが、試乗車が搭載していたのは1999ccのディーゼル+ターボ。パワーは132kW(180PS)とガソリンより70ps近く低いものの、トルクは430Nmと大幅に優っています。

どんな性格のエンジンかと言えば、2トン少々の車体をしっかり加速させる力強さは持ってるけど、ドーン!と来るような刺激的なものじゃなく、穏やかで上品な力強さ。

巡航可能なスピードは決して低くはないのだけど、近ごろ流行りのスポーツ性を強調した感じとは異なって、ディーゼル+ターボが元来持っているよさを膨らましたような印象です。ガソリンよりこっちのほうが、このクルマにはマッチしてるかも知れません。それにフィーリングが滑らかで素直。だからアクセルの踏み込み具合の調整ひとつで、力を欲しいぶんだけ得やすいのです。

それはダートを走るときに、とっても有利に働きます。必要な力をちょうど必要なだけ、地面へと伝達しやすいわけですから。でも…ディスカバリー スポーツ、細かい砂利の浮いたフラットダートでも砂地でも泥濘地でも、それほど神経質になる必要はありませんでした。

オンデマンド式4WDであるのはもちろん、“テレインレスポンス2”というシステムがアシストしてくれるからです。

砂利や雪、ぬかるみ、砂などの走行シーンに合わせてドライバーがモードを選択すれば、エンジンの力の出方やトランスミッションの比率、駆動力配分、スリップコントロールなどトラクション系デバイスといった各部の働き具合を、シーンに合った最適な状態へと自動的に制御してくれるのです。

もちろん“オート”に放り込んだままでも全然OK。今回はそれほどハードに攻めたわけでもないのですが、普通のクルマではもちろん走れないし、いわゆる生活4駆ぐらいだと侵入にためらいを感じるほどのところに分け入るぐらいはしてみました。けれど、それがどうしたの?みたいに楽々とクリアしてくれて、拍子抜けしたような気分にさせられちゃいました。

ほかにもラフロードを走破するための機能は相当に充実してますし、ゲリラ豪雨で道が冠水したぐらいなら慌てる必要のない60cmの渡河水深性能だって持っています。

まさに“どこにだって行ける”ようなパフォーマンス。おまけに悪路での乗り心地のよさといったら、特筆級。フラットダートは“フラット”とはいいつつも、路面の凹凸の様子は舗装路の比じゃありません。

そこを普通乗用車で走る場合には、もちろんアゴやオナカを打つ心配もあるのですが、なにより突き上げも揺れも激しくて強烈に不快で、徐行+αぐらいの速度がせいぜい、でしょう。

ところがディスカバリー スポーツは、まるで舗装された一般道を普通に走るぐらいの速度域で走っても、サスペンションが巧みに伸びたり縮んだりを繰り返して車体をフラットに保ってくれるから、不快感は皆無。角のないまろやかな乗り味で、素晴らしく快適なのです。

どれほどの高級サルーンを持ってきたところで、こればかりは真似できません。英国王侯貴族御用達のレンジローバーから大切なことを受け継いでいる、上質なオフローダーだからこその芸当なのです。

そんなところに感心しながら、老舗のうなぎ屋さんの蕩けるほど柔らかいうなぎに舌鼓を打ち…いや、江戸時代から継承されてきたうなぎ文化をひしひしと感じ、本物の河童には会えなかったから河童の姿をしたスウィーツに会いに行き、帰路についたのでした。

その間のほとんどを、4人乗車+撮影機材+僕たちの荷物満載で移動してたわけですが、オプションの3列目シートを持つほどの車内の空間はじつに広々。極めて使い勝手のいいクルマであることを強く実感しました。このディーゼルを積んだディスカバリー スポーツ、カリカリせずに皆で休日を堪能するためのファミリーカーとして、最上位に属する存在かも知れません。

 

牛久沼のほとり、田園風景のなかを進んだ先にあるのが「大はし」。魚の卸から始まったという同店では、うなぎと焼き鳥をいただくことがきますが、やっぱりうなぎを試して欲しい。店主みずからがさばくこだわりのニホンウナギは、焼き、タレともに抜群。うなぎ好きでなくても、一度は味わってほしい逸品です。

うなぎ 大はし
茨城県 つくば市泊崎209-3 TEL:029-876-0420
営業時間:ランチ=11:00~14:00/日曜日=17:00~20:00 定休日:水曜日

 

JR牛久駅からもほど近い好立地にあるサイトウコーヒーの名物は、もちろん自家焙煎されたスペシャリティコーヒーなのですが、今回は地元のイベントのために店主が考案したというカッパフェが目的。コーヒーゼリーのベースに、抹茶のシフォンとアイスクリームなどで作られたカッパフェは、可愛らしくも美味しいスイーツでした。※ランチタイムは、カッパフェの提供がないので注意。

■サイトウコーヒー
茨城県牛久市南1-3-13 TEL:029-872-8951
営業時間:AM10:00-PM6:00(まれに時間変更あり)※カッパフェの提供は15:00〜17:30
定休日:月曜日(他の曜日も、たまに臨時休業あり)

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