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【SUVに自転車を積んでいきたい】愛媛県のおすすめサイクリングコース10選

愛媛県にはサイクリングの聖地として世界的に知られるしまなみ海道サイクリングロードをはじめ、数々の絶景スポットや街並みを楽しみながら爽快なサイクリングが楽しめるコースがたくさんあります。 温暖な気候に恵まれているため、一年中サイクリングが楽しめる恵まれた環境にあることや、サイクリストの休憩場所であるサイクルオアシス、パンクやケガなど、サイクリング中に発生した突然のトラブルに対応してくれるサイクルレスキュー、目的地までの距離が路面に表示されるブルーラインなど、サイクリストに優しい施設やサービスが充実しているのも良いところ。初心者から上級者まで、たっぷりサイクリングの魅力を楽しめるおすすめのコースを紹介します。

更新日2020/07/03

サイクリング

初心者向け

まさき泉めぐりコース(まさきいずみめぐりこーす)


松山空港にほど近い松前町の各地に点在する有明泉や福徳泉、ひょこたん池といった美しい水が湧き出している泉を巡る、延長約21.8キロのコースです。松前公園を起点/終点として、塩屋海岸、重信川緑地、福徳泉公園、ひょこたん池公園の順に走っていきます。

愛媛県内で唯一山のない町であるため、高低差は最大20メートルとほとんどアップダウンがありません。田んぼの中の道や重信川の土手を走り、クルマの交通量もさほど多くないため走りやすいコースです。春には恋泉畑で美しい菜の花を見ることができますので、立ち寄って見てはいかがでしょうか。

起点となる松前公園には遊具が充実した子供広場もあり、ファミリーでのサイクリングにもぴったり。公園内には駐車場(95台収容)もあります。アクセスはJR予讃線・北伊予駅または伊予横田駅からクルマで約10分となっています。

住所:伊予郡松前町大字筒井638番地(松前公園)

 

久万高原里山サイクリングコース(くまこうげんさとやまさいくりんぐこーす)


県央に位置する久万高原町は、平均標高800メートルの冷涼な気候に恵まれたところで、四国の軽井沢とも呼ばれています。そんな久万高原町にあるこのコースは延長約18.6キロ、標高の高いところを走りますがコース全体はアップダウンも少なく、のどかな田園風景のなか気持ちの良いライドが楽しめます。

コースの途中には久万美術館、農園で採れた野菜や草花の直売所、イチゴ狩りなどを楽しめる久万農業公園アグリピア、古民家や土蔵、経堂などを移築した歴史ある山村の風景が楽しめる久万高原ふるさと旅行村など、休憩に便利な施設があります。

起点となる道の駅 天空の郷さんさんには物産館やレストランをはじめ、地域の観光情報を発信するブースや体験展示室などもありますので、出かける前の情報収集にも便利です。道の駅 天空の郷さんさんは、松山自動車道・松山ICからクルマで約30分です。

住所:上浮穴郡久万高原町入野1855番地6(道の駅 天空の郷さんさん)

 

ぐるっと九島潮風コース(ぐるっときゅうとうしおかぜこーす)


愛媛県の南部に位置する宇和島市の市街地沖に位置する九島の海岸沿いをぐるっと一周するコースです。宇和島の潮風を感じながら、松原海岸からは夕日が島々の間に沈む美しい景色を望むことができます。延長は約16.8キロ、高低差は最大約30メートルです。

起点となる道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場を出発し、2016年4月に完成した468メートルの九島大橋を渡って九島に入ります。一周約10キロの小さな島はゆっくり走っても一時間程度で周れるでしょう。コース周辺には鯨大師やゴジラ岩、海すずめ展望所、望橋園など観光スポットがあり、のんびりしたサイクリングが楽しめます。

時間があれば、宇和島の旧市内にある天赦園(てんしゃえん)や伊達博物館など、宇和島市内観光などを織り交ぜて楽しむのはいかがでしょうか。

道の駅 みなとオアシスうわじままでのアクセスは宇和島朝日ICから約3分。駐車場も228台用意されています。

住所:宇和島市弁天町1-318-16(道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場)

 

中級者向け

しまなみ海道サイクリングロード(しまなみかいどうさいくりんぐろーど)


瀬戸内海に浮かぶ7つの島を橋で結んだ瀬戸内しまなみ海道を走るルートです。日本ではじめて海峡を横断できる自転車道として整備され、米CNNの世界で最もすばらしい7大サイクリングコースに選ばれたこと、ミシュランガイドで1つ星を与えられたことでも有名です。

瀬戸内海の美しい、息をのむような島々の景色、島に暮らす人々とのふれあい、季節の花や草木を愛でながら潮風を感じるライドは、最高のサイクリングとなることでしょう。コースは整備されており、ブルーラインや安全標識も充実していますので安全に走れます。またコース途中には道の駅や、休憩の場所として便利なしまなみサイクルオアシスが多数あります。

延長は約69.9キロと距離は比較的長いですが、全体的にアップダウンはそれほどありません。大島の峠を越えてしまえば、あとはラクになるでしょう。休憩所や宿泊施設が多いので、しっかり計画すれば初心者でも十分楽しむことができますが、ゆっくり景色を楽しむつもりで、ゆとりのあるスケジュールを組むのがおすすめです。

起点となる今治市のサイクリングターミナル サンライズ糸山には宿泊施設もあり、サイクリングをメインにした旅行にも便利です。メインの駐車場は30台程度しか駐車できませんので、サイクリング繁忙期は臨時駐車場を利用する必要があります。案内看板や施設の情報を確認しましょう。

サンライズ糸山までは、尾道方面からは西瀬戸自動車道・今治北ICから約20分、四国方面からは今治小松自動車道・湯ノ浦ICから約30分です。

住所:今治市砂場町2丁目8番1号(サンライズ糸山)

 

今治・道後はまかぜ海道コース(いまばり・どうごはまかぜかいどうこーす)


前述のサンライズ糸山を起点に、瀬戸内海を南西方向に向かい、道後温泉まで進む海沿いのルートです。延長は約52.1キロで、高低差は50メートル以下のアップダウンの少ないコースです。

美しい瀬戸内海を横目に見ながら、真っ青な海や夕日に染まる海など移ろいゆく景色を楽しめ、ルートの途中にある道の駅 風早の郷 風和里では休憩できる軽食コーナーやレストランもあります。ただし、海岸沿いの国道196号は路肩が狭く、クルマの通行量も多いので注意しながら走行しましょう。

終点は、日本最古の温泉とも言われる道後温泉。どっしりした佇まいの風情を感じながら、疲れた汗を流してみてはいかがでしょうか。

住所:愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号(サンライズ糸山)

 

内子・中伊予さとやま輪道(うちこ・なかいよさとやまりんどう)


愛媛県の中部、伊予市、砥部町、内子町の市街地と山道を通る延長約82.6キロのルートです。自転車道として整備されているので走りやすいですが、中山までは登りが続き、内子までは下り、そこから広田まで上り、また下りという大きな波でアップダウンを繰り返すコースです。風情ある内子の街並みを楽しんだり、交通量の少ない広々とした国道を走ったりと、変化のある景色や自然を満喫できるでしょう。

コースの途中には道の駅 クラフトの里、道の駅 からりなど、それぞれの土地の特色を生かした道の駅もありますので、休憩に便利です。

起点としては、駐車場(31台収容)のある道の駅 ひろた 峡の館が便利でしょう。道の駅 ひろた 峡の館までのアクセスは松山自動車道・松山ICからクルマで約40分です。

住所:伊予郡砥部町総津162-1(道の駅 ひろた 峡の館)

 

今治・西条ゆうゆう輪道(いまばり・さいじょうゆうゆうりんどう)


今治市の南東側にある市街地の国道と、穏やかなアップダウンのある山里の県道、市道を巡るコースです。延長は約67.8km、最大高低差は約280メートルですが、コース全体としてはアップダウンが少なく、初心者から上級者まで楽しむことができます。

湯ノ浦温泉、鈍川温泉、本谷温泉の3つの温泉を経由しますが、日帰り利用が可能な施設ですので、途中で疲れた体を癒しながら走ることができます。

ルート途中にあるタオル美術館は、レストラン併設のタオルとアートを融合させた観光施設です。家族でサイクリングしながら、立ち寄るのも良いでしょう。

起点となるのは道の駅 今治湯ノ浦温泉で、今治小松自動車道の今治湯ノ浦ICを降りてすぐです。

住所:愛媛県西条市大町798-1(道の駅 今治湯ノ浦温泉)

 

上級者向け

石鎚山岳輪道(いしづちさんだけりんどう)


西日本最高峰であり、日本百名山の一つ、石鎚山(標高1,982メートル)を望む絶景ルートです。ルートの始めに長く穏やかな上り坂が続き、蛇行したりアップダウンがあったりと、上級者でも持久力と技術力が試されるコースです。

標高1,300〜1,700メートルの尾根沿いを走る町道瓶ヶ森線は、テレビCMの撮影にも使われた注目のスカイライン。高度ごとに植生が変わる豊かな森や美しい川が素晴らしい景色を見せてくれます。視界を遮るものがない、天空へと向かうようなコースは、西日本随一の絶景道と言われるほどです。

愛媛県を代表する秘境 滑川渓谷では、ナメラと呼ばれる一枚岩の川床を見ることができます。独特の光沢と質感を持つこの岩が放つ幻想的な光景は、このルートの見どころの一つとなっています。

延長は約146.6キロ、最大標高差は約1,700メートル。起点は西条市にある四国鉄道文化館で、松山自動車道・いよ西条ICから松山方面へクルマで約15分です。

住所:西条市大町798番地1(四国鉄道文化館)

 

別子・翠波はな輪道(べっし・すいははなりんどう)


愛媛県の東側、標高1,500〜1,700メートル級の山々が連なる赤石山、法皇山脈を囲むように走るコースです。

延長は約87.7キロ。スタートしてからは一気に登りが続きますが、その後は緩やかなアップダウンに変化します。ヒルクライムの練習をしたい方には良いでしょう。巨大な産業遺跡群が見られる東平ゾーンと、秘境感が漂う大自然、緑豊かな川沿いの森林ゾーンの両方を楽しむことができます。

集落がところどころあるものの、給水ポイントがたくさんあるわけではないので準備万端で臨みましょう。起点となるのは、日本三大銅山のひとつ別子銅山跡を利用した道の駅 マイントピア別子からスタートとなります。アクセスは松山自動車道・新居浜ICから約10分。駐車場は383台あります。

住所:新居浜市立川町707-3(マイントピア別子)

 

愛南さんさん輪道(あいなんさんさんりんどう)

愛媛県の南部、愛南町にある宇和海海中公園に面した美しいリアス式海岸に沿ったコースで、内泊・中泊・外泊といった漁業集落が見どころです。特に、集落全体が人の手で積み上げられた高い石垣で囲まれた外泊地区の景観は見事。緑豊かなコースの途中では、野鳥や小動物と遭遇できる可能性もあります。自動車の交通量も少なく、のんびりとライドを楽しめるのも魅力です。

コースの後半は、標高1,064メートルの篠山麓を上るきつい山道になりますが、7合目にある白滝、日本の原風景 山出の棚田など風光明媚な自然スポットをめぐるコースになります。県の最南端、高茂岬は100メートルを超える断崖が続き、晴れた日は遠く九州までを一望できる絶景スポット。延長は約111.3キロ、最大標高差は約820メートルです。

起点は山出憩いの里温泉で、アクセスはJR北宇和島駅から約90分。無料駐車場も用意されています。

住所:南宇和郡愛南町緑乙4082(山出憩いの里温泉)

 

愛媛県はサイクリングの聖地と呼ばれるだけあり、初心者から上級者まで思う存分サイクリングを楽しめる環境が整っています。季節とともに表情を変える美しい自然の景色、瀬戸内海の潮風を感じながら、安全に、そして気軽に楽しんでみましょう。

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