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夏がくる前にやっておきたいカーメンテナンスを教えます

梅雨時から夏というと、クルマにとっては過酷な季節。電気を使う機械モノですから湿気の類は、元からして大敵、そこに(クルマに限れば)世界一過酷ともいわれる、日本の夏が追い打ちをかけてくるわけですから、冬場以上にトラブルの発生率は高くなります。梅雨時からはエアコンやワイパーなど、装備類の稼働率が高くなるとなれば、それはなおさらの話でしょう。

更新日2020/07/06

となれば長年連れ添っている場合はもちろん、比較的年式の新しい愛車でも、基本的なメンテナンスに関して、あらめて目を向けるには良い機会です。ここでは見落としがちな要チェック箇所や、夏に向けて快適に過ごすためにオススメしたいクルマのメンテナンスをピックアップしてみました。

 

バッテリートラブルは突然やってくる

クルマを動かす上で必須のパーツでありながら、トラブルの予兆がほとんどないのがバッテリー。完全に寿命が尽きるとクルマが“突然死”の状態になってしまうので、出先でJAFや保険会社が手配したレッカーのお世話になった経験を持つユーザーも少なくないでしょう。

ひと昔前までは「3~4年経ったら、いつダメになってもおかしくない」などといわれていたバッテリーですし、近年のクルマは電気回りの装備も多くなっていますから、節目節目で点検するに越したことはありません。通常タイプであればバッテリーの液量(と比重)のチェック、メンテフリータイプでも劣化度合いを確認。寿命が近づいている場合は早めに交換しておきましょう。

 

オーバーヒートに備えて冷却水をCheck!

比較的新しいクルマであれば「減っていなければOK」といえる冷却水ですが、実は冬場と夏場で最適な濃度を使い分けるのが理想です。特に低速走行やストップ&ゴーの機会が多い日本の場合、これからの季節はクルマの冷却系にかかる負担が大きくなります。

オーバーヒートまではいかなくても、十分な冷却ができなくなるとエアコンなどの効きも悪くなってきますから、最低でもリザーバータンクを目視して冷却液の量ぐらいは確認しておいた方が良いでしょう。

 

足元のおしゃれは空気圧から

いまさら言うまでもない話ですが、すり減ったタイヤを使い続けることは季節を問わず危険な行為以外の何者でもありません。

雨の日などでタイヤがグリップ力を失う原因のひとつは、接地面の水を排出しきれないことにありますから、交換時期を知らせるスリップサインが出ている状態など論外。そうでない場合でも、減った分だけ新品時よりウエット性能が低下していると考えましょう。

また、空気圧が適性値でない場合も接地面の不必要な増加、もしくはその逆でスリップの原因になりますから、空気圧をモニタリングする機能のないクルマでは定期的なチェックが必要となります。

 

エアコンのフィルター交換は定期的に

湿気の多い梅雨時からこれからの季節、おそらくフル稼働になるはずのエアコン回りは万全の状態にしておきたいものです。まず、エンジン用と比較して見落としがちなエアコン用フィルター。少し古めのクルマで風量や効き、臭いなどが気になる場合はチェックしてみることをお勧めします。

プレミアム系では花粉や粉じんはいうに及ばず、かなり微細なものまで取り除く高性能フィルターを使用するモデルも見られますが、それが劣化していたらせっかくの機能を活かしきれません。大半は販売店であらかじめ定期的に交換されているものですが、履歴が明らかではない場合は節目ごとにチェック、汚れが目立つ場合は交換するのが良いでしょう。

 

万全を期するならエバポレーターまで

クルマ用に限らずエアコンは年数が経つとカビなどに起因する異臭が気になりがちです。この場合、エアコン内のエバポレーター(熱交換器)の汚れがその原因であることが多いので、プロの業者に依頼してリフレッシュするのが良いでしょう。

 

転ばぬ先のワイパーゴム交換

季節を問わず日常的に使用するものですが、特に雨が多い時期に劣化していることに気付くと、安全面だけでなく精神衛生上の悪影響も少なくないワイパーブレード。

市販のメンテ用品などでガラス面と接触する部分を研磨すれば延命は可能ですが、劣化の進行次第では交換が不可避になります。

クルマによっては特殊な仕様(長さなど)のブレードを採用していることもあるので、劣化していることに気付いた段階でスペアを手配することをお勧めします。なぜなら、特殊なブレードはカー用品店で手軽に調達、とは行かず手元に届くまである程度の時間が必要になるからです。

 

距離を走っていなくても夏冬では交換したいエンジンOIL

季節ごと、というより走行距離次第ではありますが前回の交換から時間が経っているようであれば要チェック項目といえるエンジンオイル。よほど古いクルマでもなければ極端に減るものではありませんが、トラブルを未然に防ぐ意味合いも兼ねてオイルレベルぐらいは確認しておきたいものです。

また、冬対策で粘度の低いオイルを入れている、あるいは夏場に向けて多少ハードに走らせる機会がありそうなユーザーなら高温でも安定した潤滑性能が得られる粘度の高いオイルに交換してしまうのもひとつの手かもしれません。

 

ウインドウの撥水加工

いまや、すっかり定着した感もあるウインドウの撥水処理。ただし、近年のクルマは運転支援システム用のカメラをフロントウインドウに内蔵していたり、あらかじめ特殊加工が施してあるケースもあるので、実際に施工する場合は撥水処理の可否を確認しておく必要があります。

DIYで施工するとなると撥水処理は意外と面倒。ボディから流れ出したワックスなど、ガラス表面には油脂などの不純物が付着しているクルマがほとんどなのですが、これらは撥水剤の大敵。事前にしつかり除去しておかないと効果が見込めないのですが、その除去作業が骨の折れる作業なのです。

その意味で、撥水効果の持続性まで含めた確実な効果が欲しい人は、専門の業者に依頼してしまうのが間違いのない選択といえるでしょう。

それでもDIYでという方には、油脂の除去と撥水加工を同時にできる製品(シュアラスター ゼロウインドウ リセット&コート)がおすすめ。本格的な整備と比較すればDIYのハードルは高くありませんから、市販の撥水処理アイテムをあれこれと試してみるのもひとつの手です。

外出自粛ムードが根強いいまこそ、そうした品の効能をチェックするのもDIY派のクルマ好きには良い機会かもしれません。

今回、取材にご協力いただいたSUVLAND 千葉では、常時200台以上の車両を展示しており、広く明るいショウルームにはキッズスペースも完備されています。また併設された工場では、今回のような簡単なメンテから重整備まで行っています。

取材協力:SUVLAND 千葉
住所:千葉市稲毛区長沼原町676
TEL:043-259-4972
営業時間:10:00〜19:00
定休日:無し

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