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Jeepの特別なモデルだけに与えられる “Trail Rated”バッジって?

"Trail Rated(トレイル・レイテッド)"バッジはJeepの中でもオフロード性能が優れたモデルのみに与えられるパフォーナンスの勲章です。このバッジがあるモデルは厳格なテストの合格車だけで、他モデルとは一線を画しています。これを聞けば、やっぱりバッジ付きが……とそそられますが、テストの中身を知れば、何もそこまでやらなくてもと思うほど過酷なんです。

更新日2020/07/03

Trail Ratedは優れた4WD性能の証

TRAIL RATED

まずTrail(トレイル)は荒野や山などの道のことで、未開ではなくルートになっている道です。Rated(レイテッド)は格付けとか評価の意味があって、Trail Ratedは悪路保証みたいな意味になります。

Jeepでは特に優れた4WDに与えられるバッジで、トラクション、渡河性能(電気系のシール性や吸気口の高さも含めて)、機動性(小回りも重要)、接地性(アーティキュレーション。ロングホイールストロークも)、地上高(最低地上高、アプローチアングル、デパーチャーアングル、ブレークオーバーアングル)などが要件です。テスト地はアメリカのオフロードの聖地ルビコントレイル(Rubicon Trail)で、Jeepのテストコースとして有名です。

ルビコントレイルはネバダ州からシエラネバダ山脈を越えてカリフォルニア州のタホ湖に至る全長約35キロの悪路中の悪路で、19世紀末のゴールドラッシュの頃に使われたヒストリックトレイルです。花崗岩や木の根が、これでもかと表われ、ドライバーとクルマを苦しめます(楽しませます!!)。本当に歩くより遅い走行となることもあり、横転も珍しくありません。もちろんJeepのイベントも行われ、数100台が集まります。どうしてもトレイルにチャレンジしてみたい、と思う方はhttps://www.rubicontrailfoundation.org/ で調べてください。西部開拓者魂が宿るトレイルの厳しさは、1世紀以上経っても変わっていませんよ。

 

Trail Ratedが採用されたモデル

レネゲード トレイルホーク

Jeep Renegade 4xe Trailhawk 2020

JeepのコンパクトSUVがレネゲード(Renegade)です。グローバルモデルなのでGM/フィアットと共同開発。プラットフォームはGMのコンパクトカー用を改良した4WD版で、モノコックです(5人乗り)。

エンジンはフィアットグループのFPT(フィアット・パワートレーン・テクノロジー社)の連続可変バルブタイミング・リフト機構を持つマルチエアエンジンで、ダウンサイジング化から日本仕様にはガソリン1.3L 直4ターボを搭載。そしてTrail Ratedモデルのトレイルホーク(Trailhawk。バッジはレッド)では、他モデルの111kW・151PSから132kW・179PSと最高出力をアップさせてあります。トランスミッションはZF製9AT(MTモード付き)。駆動方式は電子制御のフルタイム4WDです。

前後サスペンションはマクファーソンストラット。デザインは昔の軍隊で使用されたジェリ缶(Jerrycan。ガソリンなどの補給缶))をモチーフにしたX型デザインが随所に用いられているのが楽しいですね。

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コンパス トレイルホーク

ジープ コンパス トレイルホーク 2020

Jeepのエントリーモデル的存在のコンパス(Compass)は都会派クロスオーバーSUVです。ボディサイスはレネゲードより1サイズ大きい全長4.4メートルクラスです。エンジンはマルチエアエンジンのガソリン2.4L 直4(最高出力129kW・175PS)。その国内限定100台のTrail Ratedモデルがトレイルホークです。バッジはレッド。オフロードパフォーマンスをアップされるためフルタイム4WDにAUTO、SNOW、SAND、MUDの4モードを選択できるセレクテレインシステムを投入。マットブラックのボンネットデカール、ブラックルーフ、スキッドプレートなどオフロード色を強めたエクステリアになっています。

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チェロキー トレイルホーク

Jeep Cherokee Trailhawk 2020

Jeep伝統のミドルサイスSUVが全長4.6メートルクラスのチェロキー(Cherokee)。第1世代のAMCワゴニアタイプから数えれば現行モデルが第5世代になります。チェロキーは2019年にマイナーチェンジされていてTrail Ratedモデルのトレイルホークも、エンジンが従来のガソリン3.2L V6から2.0L 直4 直噴ツインスクロールターボに変更されています。

このエンジンの出力特性はトルク重視で、最高出力はV6と同等の200kW・272PSですが、最大トルクは+85Nmの400Nmを発揮します。トランスミッションは9ATで2速副変速機付き。トレイルホークは雪道、砂地、岩場など厳しいオフロードで前後トルク配分を自動制御するフルタイム4WDのアクティブドライブロック(リアデフはLSD)やオフロード向きのサスペンションチューニングなどTrail Ratedモデルに相応し装備を持っています。

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グランドチェロキー トレイルホーク

ジープ グランドチェロキー トレイルホーク 2020

Jeepのフラッグシップモデル、グランドチェロキー(Grand Cherokee)は洗練されてた全長は4.8メートルクラスのミドルサイズSUVです。Trail Ratedモデルのトレイルホーク(バッジはレッド)フルタイム4WDで8AT+2速副変速機を装備。トレイルホーク専用にリアデファレンシャルは電子制御式LSDを装備します。

これら4WDシステムを制御するのは「クォドラドライブII4×4システム」で、トラクションを発揮します。エンジンはガソリン3.6L V6DOHC(最高出力213kW・290PS)。オフロード装備ではスキッドプレートを4ヶ所に装備。レッドの牽引フックや専用18インチアルミホイールなどでタフさを強調。またグレーとマットブラックを使ったカラーリングは上品な感じのグランドチェロキーの中では異質の精悍です。

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ラングラー アンリミテッド ルビコン

ジープ ラングラー ルビコン 2020

ジープ最強は、このラングラー アンリミテッド ルビコン(WRANGLER UNLIMITED RUBICON)です。車体構成はラダーフレームと前後リジッドアクスルの伝統を守っています。センターデフを持つ“セレクトラックフルタイム4×4システム”は2WD)、フルタイム4WDパートタイム4WD(H、L)の切り替えが走行中でも可能です。

トランスミッションは8ATで、これに2速の副変速機が付きで、アンリミテッド・ルビコンでは悪路走破性高めたをロックトラック4×4システムを採用。これは4L(副変速機ロー)の減速比を標準仕様ラングラーの2.72:1から4:1としたローギアードに設定してあります。ルビコントレイルのような悪路を走破するために、歩くより遅く走れるようにしているのです。

スイッチ操作で前後デフロック、後輪デフロックを切り替えられます。また、電子制御スウェイバー(アメリカで言うスタビライザーです)を解除でき、フロントサスペンペンションを低速で左右輪が別々に動きやすくできます。

エンジンはガソリン3.6L V6DOHC(最高出力209kW・285PS、最大トルク347Nm・35.4kgm)です。Trail Ratedバッジは車体色によってカラーが違います。

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トレイルという言葉はアウトドアライフを好む方々には特別な意味があります。アメリカにはクルマでもバイクでもバックパッキングでも、それぞれに憧れのトレイルが存在します。そこを走破・踏破することは単なる達成感ではなく、何か人生の道を見つけかたのような心の充足感が味わえるのです。だからJeepにおいてルビコントレイルは単なるアイコンではないんです。

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