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タイで大人気!いすゞのピックアップトラックD-MAXの歴史

日本市場でのピックアップトラックは希少な存在ですが、海外市場では人気が高く日本メーカーからも販売されています。今回はそんなピックアップトラックの中から、タイ市場を中心に高い評価を得ているいすゞ D-MAXについて紹介していきます。

更新日2020/08/04

いすゞD-MAXってどんなモデル?

2002年5月にD-MAXはタイ市場で販売されました。次世代ピックアップトラックとして誕生したD-MAXは、GMと共同開発したグローバルモデルです。

いすゞは1974年にピックアップトラックの現地生産を開始し、現地での市場シェアを拡大し続けてきました。その証拠に1996年から6年連続でタイピックアップトラックシェアNo.1を獲得しており、その地位を確実なものにしていました。

そんな中で投入された新型モデルであるD-MAXは、いすゞが力を入れて開発した新しい歴史を託されたモデルと言えるでしょう。

D-MAXというモデル名には様々な意味が込められています。Dはディーゼル(Diesel)・直噴(Direct Injection)・デザイン(Design)・耐久性(Durability)の意味があり、MAXはデザイン・サイズ・快適性・テクノロジー・パフォーマンス・安全性・耐久性・ラインアップの最大、最極化を表現しています。

 

D-MAXに生まれ変わっても大成功となった初代

いすゞ D-MAX 20022002年に登場した初代モデルは、タイ市場で、それまで販売されていたロデオの実質的な後継となるモデルです。いすゞとGMの両メーカーが持っている開発リソースを最大限活用して商品化したピックアップトラックの第一弾で、21世紀に置ける世界基準のピックアップトラックとして開発されました。

初代D-MAXが目指したピックアップトラック像は、既にロデオで定評のある経済性と耐久性をそのまま向上させ、デザイン性の高いエクステリア&インテリア、パワフルで環境に優しいパワーユニットを兼ね備えるというものです。

発売当初は2.5Lと3.0Lのディーゼルエンジンのみでしたが、2006年に3.0Lターボエンジンが追加されました。

D-MAXへ生まれ変わってもその人気は変わらず、登場した2005年にタイ カーオブザイヤー、ベストセラーピックアップ、最優秀省燃費ピックアップを受賞しています。

 

見た目も中身も大きく変化した2代目

2代目 いすゞ D-MAX 2011

2011年9月にD-MAXは2代目へとモデルチェンジします。見た目も中身も大きく変わりました。まずエクステリアデザインは力強さとしなやかさというピックアップトラックらしさを追求するとともに、空力特性の向上も配慮したものに進化しました。

また、メカニズム面ではプラットホームが一新されたほか、エンジンラインアップも2.5Lディーゼルと2.5Lと3.0Lのディーゼルターボエンジンへと変更を受けました。また、モデルライフ途中でマイナーチェンジを受け、より小排気量の1.9Lディーゼルエンジンが追加されました。
またこの2代目D-MAXをベースにした派生SUVであるMU-Xもフィリピンで登場、後にタイでも販売され、こちらは2014年にグッドデザイン賞を受賞しています。

 

タフに進化しつつも乗り手に優しくなった3代目

3代目 いすゞ D-MAX 2019

3代目となる現行モデルは2019年10月にデビューしました。8年ぶりのフルモデルチェンジとなった今回の変更ではEfficient and Robust(効率的で堅牢)を開発コンセプトとし、安全性と燃費性能を高めつつ、多様な使用環境や使い方に耐えられるタフなモデルへと進化しました。

タフな性能を実現するために高張力鋼板を広範囲に採用、これにより軽量かつ強固な車体を実現。さらに防錆性能を向上させ、本格オフローダーも真っ青な800mmという渡河性能を実現しています。(トヨタ ランドクルーザーで700mm、ジープ ラングラールビコンで762mm)

タフで頼れるモデルとなりつつも、乗員に対しては優しいモデルへと進化、インテリアの品質を向上させ車内騒音低減を実現。また9インチディスプレイモニターを設置し、インフォメーションシステムを近代化させたほか、Apple Carplay とAndroid Autoに対応となりました。

エンジンは新開発3.0L ディーゼルエンジンと、先代モデルから改良を施した1.9Lディーゼルエンジンの2つのラインアップとなっています。なお、この3代目D-MAXは2020年後半にオーストラリアから販売開始と発表されたマツダのピックアップトラックBT-50の姉妹車となっています。

■クルーキャブ ハイライド(タイ仕様) 4×2 MT 車型
全長(リヤバンパー込)×全幅×全高:5,265mm×1,870mm×1,790mm
ホイールベース:3,125mm
トレッド(前/後):1,570mm
最小回転半径:6.1メートル
タイヤ:265/60R18
エンジン形式:4JJ3型 3.0L 直列4気筒 ディーゼル
最高出力:140kW(190PS)/3,600rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/1,600〜2,600rpm
トランスミッション:6MT
重量重量:1,890kg
CO2排出量:181g

 

いすゞのトラック技術が活かされたモデル

いすゞ自動車の乗用車部門は2002年に日本市場から完全に撤退したため、トラックのイメージが強く、ピックアップトラックのようなパーソナルカーとしても扱える乗用車のイメージは現在ほとんどないと言えるかもしれません。しかしながら商用トラックで培われたタフなクルマを作るノウハウや、優れたディーゼルエンジン技術などが生かされたD-MAXを始めとするピックアップトラックやSUVは現地で高く評価されています。

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