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中古なら約150万円安く買えるプレミアムコンパクトSUV7選
新車だと約450万円からと手の出しにくいプレミアムコンパクトSUVでも、中古車ならばもっと手に入るはず。そこで今回は新車価格のおよそ1/3である150万円分、安く買えそうな中古車を探してみました。新車価格と比較してお買い得な1台が見つかるかもしれませんよ。
更新日2021/05/282016年式なら150万円以上安く買えそう:レクサス NX
プレミアムアーバンギアをコンセプトに2014年にデビューしたレクサス NX。レクサスのSUVシリーズの中では、LX、RXに次ぐ大きさで、その下にUXが続きます。レクサスはコンパクトクロスオーバーSUVと謳っていますが、ボディサイズの全長と全幅は初代RX(1998)よりも大きく、2017年のマイナーチェンジによって全長はさらに長くなり、全長4,640mm×全幅1,845mm×全高1,645mmとなっています。
パワートレインは2.0L 直4ターボエンジンと2.5L 直4エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2タイプで、駆動方式はFFと4WDを用意。さらにグレードはスタンダード、Iパッケージ、バージョンL、Fスポーツがあるため、ラインアップは多岐にわたるNX。
価格帯は最も安いNX300(FF)が454万6000円、最も高額なNX300h Fスポーツが612万7000円となっており、400万円台のモデルはすべてガソリン車で、ハイブリッド車は最も安いNX300h(FF)でも519万円となっています。
NXは2014年夏から現在にいたるまで6年間発売されており、2017年秋にはマイナーチェンジが行なわれています。このマイチェンによってフロントバンパーやヘッドライト、グリルなどの形状が変わり、ターンシグナルランプがシーケンシャル式になっています。また、ラゲッジドアが自動で開閉するパワーバックドアが標準装備になるなど快適装備が充実しました。
そのため、中古車ではマイチェン後のモデルを探した方がお買い得なのですが、新車より150万円安い300万円前後のモデルを見つけるのは至難のワザ。逆にマイチェン前の2016年式モデルを探すと200万円台で数多く見つけることが可能です。
新車では割高な4WDも中古ならお買い得:BMW X1
BMWのSUVシリーズでは最もコンパクトなクロスオーバーSAV(スポーツアクティビティビークル)として、2009年にデビューしたX1。初代モデルは日本の立体駐車場にも入る全高1,545mmというサイズ感で、ホイールベースはBMW3シリーズと同寸となっていました。
2015年にフルモデルチェンジを行ない2世代目へと移行しましたが、その際にFRベースからFFベースへと変更され、4WDシステムなども変更されています。また全高は1,610mmとなり、見た目も立派で初代X1にはないSUVらしさが生まれています。
X1のパワートレインは1.5L 直3ターボと2.0L 直4ターボのガソリンエンジンと2.0L直4のディーゼルターボエンジンの計3種類があり、駆動方式はFFおよび4WD(xドライブ)が用意されています。グレードは廉価版のスタンダードのほかxライン、Mスポーツがあり、ディーゼル車には通常モデルより値下げされたエディションジョイプラスも設定されています。さらにトランスミッションも7速DCT、8速AT、8速スポーツATがあったりとグレードのラインナップは多め。価格帯は最も最も安いsDrive18iが440万円、最も高いxDrive18d Mスポーツが541万円となっています。
X1の中古車価格は比較的控えめで、2019年式のモデルでは300万円以下で探すことが可能。2018年式であれば200万円前半でも多くの個体を見つけることができます。
またX1にはガソリンエンジンとディーゼルエンジンがありますが、タマ数が多いのは圧倒的にディーゼルエンジン。駆動方式はFFと4WDがありますが、4WDの方が多めとなっています。新車ではFFよりも4WDの方が価格が高めでしたが、中古車ではその差はほとんどないので、4WDモデルを狙うのもおすすめです。
パンチドグリルデザインの初代GLAを探そう:メルセデス・ベンツ GLA
メルセデス・ベンツAクラスをベースにしたコンパクトSUVのGLA。Aクラスをベースとしつつもボディサイズを拡大し、フロントグリルのデザインや、ボディサイドやリアフロアの加飾パネルなどで、コンパクトでもSUVらしい迫力を醸し出しています。
初代モデルは2013年から2020年まで発売され、2019年末にはフルモデルチェンジを発表。2020年夏からは2代目のGLAが発売されています。2代目モデルは全長が短くなった一方で逆にホイールベースは延伸されており、その結果、居住空間にもゆとりが生まれています。
現在のGLAのラインナップは2.0L 直4ディーゼルターボエンジンを搭載した4WDの200d 4マチックのみで車両価格は502万円。ちなみにAMGにもGLAベースのモデルは用意されていて、こちらはAMG GLA354マチックとAMG GLA4マチック+の2種類があり、新車価格はそれぞれ707万円と900万円となっています。
2020年6月に新型モデルが発売されたばかりのGLA。ですので実際に探すとなれば初代モデルとなるかと思います。ちなみに初代GLAの2019年時の新車価格帯は422万〜543万円となっているので、初代GLAの中古車で探す基準となるのは200万円台後半の個体。これを目安にすると、2017年式であれば見つかります。
2017年4月にマイナーチェンジを行なっているので、2017年発売の後期型モデルを見つけるのがお買い得といえるでしょう。ちなみにマイチェン後モデルのフロントグリルは、パンチドグリルになっているのが特徴です。
2016年モデルから顔つきが変わっているので注意:ランドローバー レンジローバー イヴォーク
ランドローバー初のFFモデルが話題を読んだイヴォーク。レンジローバーから派生したモデルのひとつで、コンパクトなボディと高級感あふれる内外装デザインで人気を博しました。]
初代モデルは2011年から2019年まで発売され、5ドアハッチバックのほかに3ドアクーペというバリエーションも存在。2019年にはフルモデルチェンジを行ない2代目へと進化しましたが、その際に3ドアクーペが廃止され5ドアハッチバックのみとなりました。またこの2代目イヴォークより、パワートレインにマイルドハイブリッドが追加されています。
最新モデルのラインナップは、まず標準のイヴォークとボンネットダクトや前後バンパーに専用デザインを施したRダイナミックという2種類のボディタイプあり、パワートレインは出力の異なる2.0L 直4ターボガソリンエンジンが2種類と、マイルドハイブリッドを搭載した2.0L 直4ディーゼルターボエンジンの計3種類があります。
さらにグレードはボディタイプによって異なりますがスタンダード、S、SE、HSEがあるなど複雑。価格帯は495万〜769万円となり、さらにメーカー推奨のキュレイテッド・スペックというパッケージモデルを含めると800万円オーバーのモデルも出現します。
そんなイヴォークの中古車ですが、初代モデルの方が流通量も多く価格も控えめなのでおすすめ。およそ150万円安く購入することを考えると350万円前後の個体を探すことになりますが、この価格だと、2017年以前のモデルを狙うことになります。なお2016年式のイヴォークからはマイナーチェンジによって顔つきが変わっているので、2016年〜2017年式のモデルを探すのがおすすめです。
隠れたお買い得モデルのバッキンガムを狙え:ミニ クロスオーバー
ミニシリーズ初の5ドアとして2010年にデビューしたクロスオーバー。他のミニよりもボディサイズが大きく、FFのほかに4WDも用意されています。2017年3月にフルモデルチェンジを行ない第2世代ヘ移行しており、さらに2020年9月にはマイナーチェンジを行なってLEDヘッドライトやユニオンジャック柄に光るテールランプなどが標準装備されました。
2020年秋にマイナーチェンジをしたばかりのクロスオーバーですが、ラインaップはクーパーD、クロスオーバークーパーD、クロスオーバー・オール4、クーパーSDクロスオーバー・オール4、クーパーS Eクロスオーバー・オール4、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)が用意されています。価格帯は430万〜609万円となっており、JCWのみ600万円を超えています。
そんなクロスオーバーも中古車を賢く選べば新車よりも約150万円安く、購入することが可能。2019年モデルでもボトムグレードのワンをベースにしたバッキンガムというモデルなら300万円以下で見つけることができ、それより前のモデルであればクーパーSのクロスオーバーも300万円前後で購入することが可能。
また中古車であればガソリンエンジンを選ぶことができますが、2代目クロスオーバーはディーゼル車の方が人気が高いので、ガソリン車の場合やや流通量が少なめとなっています。
今はなき1.0Lモデルがおすすめ:アウディQ2
アウディSUVシリーズの最小モデルとしてデビューしたQ2。2016年のジュネーブモーターショーで発表され、同年の秋から発売が開始されました。プラットフォームにはフォルクスワーゲン ゴルフでも使われるMQBプラットフォームを採用しています。
ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,795mm×全高1,500mm、ホイールベース2,595mm(2020年4月モデル)という大きさ。立体駐車場にも入庫可能な車高と最小回転半径5.1mという取り回しのしやすさで、街中をスムーズに動けるSUVとなっています。
発売当初のパワートレインは、1.0L 直3ターボと1.4L 直4ターボのガソリンエンジンを用意し、2020年末には2.0L 直4ディーゼルターボも追加でラインアップ。さらに2021年には新開発の1.5L直4ターボのガソリンエンジンを導入し、それにともない従来のガソリンエンジン車は販売終了となりました。トランスミッションは全車7速Sトロニックを組み合わせ、駆動方式はFFのみとなっています。
発売当初は300万円を切るグレードもありましたが、現在のラインアップは35TFSIアドバンスドの394万円と同Sラインの430万円の2種類で、さらにファーストエディションという特別限定車(544万円)も用意されています。
そんなQ2を150万円安く狙うなら、かつてあった1.0Lモデルがおすすめ。中古車市場では圧倒的に流通量が多く、新車価格が抑えめだったこともあるので値ごろ感もあります。2018年モデルでも200万円台前半で買える中古車も少なくありません。
2018年秋には一部改良を行ない、自動緊急ブレーキのアウディプレセンスフロントが標準装備化されていますが、これらを搭載した2019年モデルになると相場価格が上がり中古車の流通量も少なくなりますので、これらを気にしなければ2018年式の1.0Lモデルを狙うのがおすすめです。
ポルシェ マカン
ポルシェのSUVシリーズではカイエンに続き2番目にデビューしたマカン。プラットフォームはフォルクスワーゲングループが開発したMLBを採用し、アウディ Q5とはプラットフォームをはじめ、多くのコンポーネンツを共用しています。またSUVでは珍しく前後のタイヤサイズが異なり、スポーツカーブランドらしいこだわりも見せるコンパクトSUVです。
ボディサイズは全長4,695mm×全幅1,925mm×全高1,625mm、ホイールベース2,805mmという大きさ。一般的なコンパクトSUVよりも全幅の広さがあり、このためワイドな印象が強く、力強さを醸し出しています。
現在のグレード展開は、2.0L 直4ターボエンジンを搭載するエントリーモデル(737万円)をボトムに、3.0L V6ツインターボのS(901万円)、2.9L V6ツインターボのGTS(1,062万円)、2.9L V6ツインターボのターボ(1,252万円)の4種類が販売されています。
発売当初のエントリーモデルは616万円と割安感のあったマカンも、現在はベース価格が700万円を超え、ターボモデルに至っては発売当初の997万円から現在の1,252万円へと大きく値上がりすることに。そんなマカンだからこそ、中古車を狙うことで150万円以上のお買い得感が味わえます。
マカンは2014年から細かな仕様変更や改良を行ないつつも、2021年までフルモデルチェンジを行なわずに販売されています。その中で狙い目のモデルはやはり2014年から2016年頃の初期型モデル。この時代のマカンは新車価格も安いので、結果的に中古車価格も控えめで、400万円台中盤でも十分見つけることが可能です。
この時代のマカンには、装備面での大きな差はなく、アクティブ制御4WDシステムである、ポルシェトラクションマネージメントシステム(PTM)は全車標準装備されています。ただし、豪華装備の面では、ベースグレードやSには18インチのホイールが装備されレザーシートの設定自体がないのに対し、ターボではレザーシートが標準装備され、19インチのホイールを装備するなどの差があるので、注意が必要。
また2015年に設定されたGTSは、専用エクステリアが奢られ、足もとには20インチの大径ホイールを履き、インテリアでもアルカンターラを用いたGTS専用スポーツシートや同素材のダッシュパネル、スポーツエグゾーストシステムなども標準装備。そのほかポルシェコミュニケーション・マネジメントシステム(PCM)をポルシェSUVとして初導入するなど装備面が充実しています。希少車なので中古車でもあまり見かけませんが、価格面で納得ができればGTSという選択肢もありそうですね。
いかがでしたでしょうか。新車価格より約150万円安く買うためには、ときにひと世代前のモデルをチョイスするのもおすすめです。
しかし装備の面やなるべく新しい内外装デザインがほしいと思った際には、ぜひマイナーチェンジや仕様変更のタイイングを見極めておくことが肝心です。逆にそれらにこだわらないという方なら、もっとお買い得な中古車も見つかりますよ。