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【同じプラットフォームの1,000万円SUV対決】アウディ Q7 vs ポルシェ カイエン
アウディ Q7とポルシェ カイエンは初代から同じプラットフォームを搭載する兄弟車です。現行モデルである2代目Q7、3代目カイエンも同じMLB evoプラットフォームが採用されています。今回はそんな2車の同じ価格帯のモデル、アウディ Q7 55 TFSI クアトロ Sライン(1020万円)と、カイエンのエントリーモデル(1096万円)を比較して、それぞれの特徴を紹介していきます。
更新日2021/05/17それぞれどんなクルマ?
現行モデルである2代目Q7は、MLB evoプラットフォームが初採用されたモデルで、2016年6月に日本発売開始されました。2020年8月には、マイナーチェンジを発表し、フロントグリルやインテリア(内装)を改良。
Q7 55 TFSI クアトロ Sラインは、インテリアやエクステリアのみならず、足回りにはアダプティブエアサスペンションスポーツも装備されたスポーティモデルです。
全長5,065mm×全幅1,970mm×全高1,705mm×ホイールベース2,995mmと大柄なボディでありながら、最小回転半径は5.7mと取り回しの良さも備えています。
スポーティでありながら、威厳を放つそのエクステリアは、まさにプレミアムSUVと呼ぶのにふさわしい佇まいです。アウディ Q7 55 TFSI クアトロ Sラインの車両本体価格は1,020万円です。
一方、ポルシェ カイエンは2018年にフルモデルチェンジを行い、現在もポルシェの人気車種である、SUVスポーツカーです。
今回紹介するのは、車両本体価格1096万円のエントリーモデルです。2018年のモデルチェンジの際に、MLB evoプラットフォームを採用し、大幅な減量に成功し、よりレスポンスの良い走りと、燃費の向上を実現させました。
全長4,920mm×全幅1,985mm×全高1,695mm、ホイールベース2,895mmとボディサイズはQ7に比べ、全長が約14cm短い設定です。
カイエンはSUVでありながら、まさにスポーツカーを想像させる大きく開いたフロントエアインテークが印象的な一台です。
エクステリア比較:スポーティさが際立つQ7と重厚感のあるポルシェ カイエン
Q7 55 TFSI クアトロ Sラインは既にパッケージ化されたSラインが装着されており、完成されたエクステリア(外装)が特徴です。
大きく開いた八角形のシングルフレームグリルとシャープなヘッドライトが精悍さを引き立ており、アルミホイールは標準装備で20インチと足回りからスポーティさを際立てます。
カイエンはSUVでありながら、メーカーコンセプトであるスポーツカーを全面的に感じるエクステリアです。
印象的なのは横に大きく開いたフロントグリルと、スポーツカーを思わせる曲線的なフロントノーズです。また、厚みのあるボンネットが重厚感を増し、タダモノではない佇まいを表現しています。
標準装備のホイールは19インチを搭載。21インチのホイールはオプション(57万6000円〜)となっています。
インテリア比較:フルデジタルなアウディ Q7とアナログを残すカイエン
Q7のインテリアは、上下に配置された2つのディスプレイが印象的です。
ボタンとスイッチを少なくすることで、フラットに洗練された伸びやかな室内空間となっています。乗車定員は5人と7人を選択可能で、荷室容量はセカンド、サードシートを格納で最大1,925Lの大空間となります。
カイエンのインテリアは全体的にシンプルなイメージに映ります。スピードメーターもフルデジタルだったQ7に対して、アナログタコメーターを採用している部分は、スポーツカー好きなポルシェユーザーは嬉しい部分ではないでしょうか。
荷室容積はリアシート折りたたみ時で1,710LとQ7には少し劣りますが、十分と言えるでしょう。
走行性能比較:オプションで差をつけるカイエン
エンジンは同じ3.0L V型6気筒エンジンを採用。最高出力はQ7が250kW(340PS)/5,200~6,400rpm、カイエンが250kW(340PS)/5,300~6,400rpmと発生回転数に若干違いがあるだけで同じ数値です。
最大トルクはQ7が500Nm(51kgm)/1,370~4,500rpm、カイエンが450Nm(45.9kgm)/1,340~5,300rpmとややQ7に軍配が上がっています。
トランスミッションも8速の共通ですが、足回りはQ7が標準装備でエアサスペンションに対して、カイエンはエアサスペンション装着には61万3,000円のオプションが必須になります。
安全性比較:両者共に充実もQ7はステアリングアシスト付き
昨今のクルマに必要不可欠な要素となってきた、安全装置はQ7、カイエンとに充実の内容が備わっていますが、ややQ7の方が優位な装備が付いています。
Q7はクルーズアシストの際、自動減速に加えステアリングアシストがつくのに対して、カイエンは、ステアリングのアシストはない仕様です。また、Q7はバックする際に左右から接近する車両を検知して、乗員に警告するなど後方からの危険にも備えています。
一方カイエンも、Q7にはないナイトアシストを搭載しており、ヘッドライトが届かない範囲にある危険を事前にメーターパネルに表示するなどの安全性を備えます。
ややQ7の方が優位とは言えますが、どちらも充実の装備であることは間違い無いでしょう。
今回は同じプラットフォームMLB evoプラットフォームを使用する、アウディ Q7 55 TFSI クアトロ Sラインと、カイエンのエントリーモデルを各部門に分けて比較していきましたがいかがでしたでしょうか。
Q7は7人乗り設定が選べることや、安全性が高いことから、ファミリーユースの方におすすめ度が高く感じます。
一方カイエンは、オプションでより自分好みにカスタムアップしていく購入方法になりますので、よりクルマに自分のこだわりを見せたい方におすすめです。