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【新型トヨタ ランドクルーザー 300系発表】200系とどう変わった?

2021年6月10日に、新型ランドクルーザーの全貌が世界初公開されました。約14年続いた200系がついに終わり、新世代の300系へと進化します。今回は、発表された300系ランドクルーザーが200系からどのような変化を遂げたのか、新型モデルの情報をお伝えしていきます。

更新日2021/07/02

ランドクルーザーの歴史

トヨタ ランドクルーザー BJ型

ランドクルーザーの原型となるトヨタBJ型は1951年に国家地方警察のパトロールカーとして採用されました。自動車としては初めての富士山6合目までの登坂に成功し、1954年から車名をランドクルーザーに変更します。

20系は1955年から発売。民間向けにデザインを変更し、海外輸出もスタートします。3代目の40系は1960年に登場します。信頼性・耐久性・悪路走破性というランドクルーザーの基礎となる性能をしっかりと備え、クロスカントリー車として世界で高い評価を得るクルマとなりました。

トヨタ ランドクルーザー70系 2014

その後、1967年に50系、1980年に60系を発売し、1984年11月、現在でもファンの多い70系が発表されます。40系の後継として登場した70系は、2014年に期間限定で再版されたモデルでもあります。

80系は1989年、90系は1996年に登場し、オンロード性能や乗り心地を中心に改良が進められました。

トヨタ ランンドクルーザー 100

そしてステーションワゴン系のボディで登場する100系が、現在まで続く、ランドクルーザーの高級路線を確定的にしたクルマです。これまでに培われたオフロード性能はそのままに、高級4WDとしてのプレステージ性とオンロード性能や乗り心地を圧倒的に向上させたモデルになります。その後は、新設計の高剛性フレームの採用や、電子制御の採用を行い、進化を続けながら、現行型の200系へ系譜が引き継がれます。

200系では100系のステーションワゴン型を踏襲しつつ、分割フレーム構造を採用し、プラットフォームを一新。オフロード走行に必要な剛性の高さや耐久性を向上させながら、車室内の快適性も高めていきます。クロスカントリー車から、高級SUVへの進化を確定的にするモデルとなりました。

そして14年続いた200系は、2021年に300系へと進化を遂げます。待望のフルモデルチェンジで、ランクルはどのように変わるのでしょうか。

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300系はどう変わった?

トヨタ ランドクルーザー 2021

フルモデルチェンジにあたり、ランクルの商品強化は大きく2つ分かれています。1つ目は原点であるオフロード性能を高め、同時にオンロード性能も向上させることです。2つ目は先進装備や高級感を与え、プレミアムSUVとしてランドクルーザーの存在感を高めるという目的があります。

200系より車両重量200㎏の軽量化

新型ランドクルーザーは、TNGA GA-Fプラットフォームを採用し、200系に比べて車両重量200㎏の軽量化しました。トランスミッションには10速ATを採用していて、多段化による滑らかな変速は、市街地走行から高速路まで、上質な走りを体感できるでしょう。

ボディサイズは、200系のランドクルーザーを踏襲しており、悪路走破性を重視したパッケージングには大きな変更は無いようです。全長、全幅、全高やホイールベース、ディパーチャーアングルやアプローチアングルに関しては、200系と同様に、悪路でもオンロードでも快適に乗ることができるスペックを維持します。

2.5L V6と3.3L V6を搭載

トヨタ ランドクルーザー 2021

パワートレインには3.5L V6ガソリンツインターボと3.3L V6ディーゼルツインターボ2種類が用意されます。200系では4.6L V8 ガソリンエンジンを搭載し、最高出力234kW(318PS)/5,600rpm、最大トルク460Nm(46.9kgm)/3,400rpmを発生していました。

新型エンジンは、排気量こそ小さくなっていますが、スペックは大きく進化しており、ガソリンモデルは最高出力305kW(415PS)/5,200rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/2,000~3,600rpm、ディーゼルモデルは最高出力227kW(309PS)/4,000rpm、最大トルク700Nm(71.4kgfm)/1,600~2,600rpmとなります。パワフルな新開発エンジンで、オンロードはもちろん、オフロード走行でも十分な走破性を持っていることがわかるでしょう。

史上最高のオフロード性能

トヨタ ランドクルーザー 2021

新型ランドクルーザーは、史上最高のオフロード性能を持ちます。200系の高い走破性に加え、リアデフロックを採用、フロントデフロックを標準装備し、世界初のE-KDSSを導入します。ランドクルーザー80系以上のホイールアーティキュレーションを確保し、優れたサスペンション伸縮性を確保するようです。

オンロード性能では、リニアソレイドAVS、VDIMに加え、リアデファレンシャルにトルク感応式LSDを採用します。ボディのロール制御を行い、フラットな乗り心地を追求したクルマに仕上がっているようです。プレミアムSUVとしても十分な走行性能を体感することができるでしょう。

安全装備も進化

トヨタ ランドクルーザー 2021

先進の安全性能や電子制御は、大きく進化をしており、これまで手動操作をしてきたマルチテレインセレクトは、走行路面を自動で判定して、モードを自動選択するシステムになります。トヨタセーフティセンス、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、インテリジェントクリアランスソナーは全車標準装備され、予防安全技術の搭載も十分に行われているでしょう。

日本での発売は、今年の夏に予定されています。待望の300系の登場は、もうすぐです。

トヨタ ランドクルーザーの中古車情報を見てみる

 

正常進化を遂げた300系ランドクルーザーは、高級SUVとして申し分ない仕上がりとなっているでしょう。今年夏のデビューが、非常に楽しみな一台です。

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文・SUV FREAKS編集部

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