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【最新技術でブラッシュアップ】レクサス LXの新型モデルをチェック

2021年10月14日、レクサス 新型(4代目)LXがサウジアラビア王国とアラブ首長国連邦で初公開されました。日本での発売は2022年初頭予定とリリースされており、まだまだ購入することはできないのですが、気になる詳細はかなり明らかとなっています。今回は、そんな新型LXについて解説していきます。

更新日2021/11/05

次世代のレクサスを感じさせるエクステリア

レクサス 2代目LX 2021

まず、エクステリア(外装)で目を引くのがデザインの変更点です。

フロントマスクは新デザインのスピンドルグリルを採用。先代(3代目)まではグリルの周りがフレームで囲まれていましたが、新型モデルは7組のフローティングバーで立体形状をつくり、フレーム無しのボディと一体化したデザインに変更されました。

ヘッドライトも、L字型のクリアランスランプ(デイタイムランニングランプ機能付き)が立体形状に進化。また、インナーレンズを二重化することで奥行き感を演出し、見る角度によって違った印象を与えます。

レクサス 2代目LX 2021

ホイールにはレクサス最大径となる22インチの鍛造アルミホイールを装備。高輝塗装によって深い立体感が表現されており、レクサスのフラッグシップSUVらしい堂々とした足回りになっています。

レクサス 2代目LX 2021

リアに設置されるブランドマークには、従来のL字ロゴから新たなLEXUSロゴに刷新。リアコンビネーションランプも、従来のL字型からL字形状と一文字を組みわせたデザインに変更され、次世代のレクサスを感じさせるデザインとなっています。

 

Tazuna Concept(タズナコンセプト)を採用したインテリア

レクサス 2代目LX 2021

インテリア(内装)には、先日発売された新型NXと同様、手綱一本で人と馬との意思疎通を図る関係性にヒントを得た「Tazuna Concept(タズナコンセプト)」を採用。

運転に集中できるように情報をレイアウトしており、前方道路と運転者の視線の間にあるヘッドアップディスプレイやメーター上に走行情報を表示し、12.3インチタッチディスプレイをナビとすることで、視線の移動を最小限に抑えています。

それに加えて、12.3インチタッチディスプレイの上端は水平にレイアウトされており、悪路走行時にクルマが傾いてもわかりやすいようになっています。

 

パワートレインは5.7L V8ガソリンから2.5L V6ツインターボへ

レクサス LX 2021

パワートレインは3.5L V型6気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載。先代モデルの5.7L V型8気筒ガソリンよりもダウンサイジングされていながらも、最高出力は305kW(415PS)、最大トルクは650Nm(66.3kgm)を発生し、力強い低速トルクと優れた加給レスポンスを発揮しています。

 

ラダーフレーム構造を継承しつつボディを約200kg軽量化

レクサス LX

今回の新型LXには、先日発売されたトヨタ ランドクルーザー300と同じGA-FプラットフォームがLEXUSモデルとして初めて採用されています。

これにより、初代LXから伝統のラダーフレーム構造は維持しながら、悪路では優れた耐久性を発揮しつつ上質な走りを実現するクルマへと進化しました。

また、最新の溶接技術等により高剛性(先代型+20%)かつ軽量なフレームとなっており、衝突安全性や静粛性などがアップ。

ボディも高張力鋼板の採用範囲を拡大したり、ボンネットやルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化しています。ちなみにルーフのアルミニウム化はレクサス初です。さらに、先代よりもパワートレインをボディ後方に配置しています。

これらの工夫により、先代よりも約200kgの軽量化と低重心化、前後重量配分の改善が図られています。

もちろん、先代の魅力も損なわれていません。ホイールベース(2,850mm)や対地障害角は先代と同値であり、高い悪路走破性とゆとりのある室内空間を確保。最低安定傾斜角度44°、登坂能力45°、最大渡河性能700mmも先代と同値であり、本格クロカンとしても申し分ない走行性能を備えています。

 

マルチテレインセレクトも進化

レクサス LX 2021

道路状況に合わせて走行モードを切り替えられるマルチテレインセレクトも用意。こちらは先代にも搭載されていた装備ですが、先代は従来ローレンジ(L4)のみであった動作範囲をハイレンジ(L4)にも拡大するなど、新型になり機能がさらに高められています。

また、先代にはなかったAUTOモードを追加。これはレクサス初採用で、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、ブレーキ油圧、駆動力、サスペンション制御を最適化してくれます。自分で走行モードを切り替える必要がないので、大変便利な機能ですね。

 

オフロードでも安心なマルチテレインモニターも搭載

レクサス LX 2021
また、車両周辺の状況確認をフロント、サイド両側、リヤに装備された4つのカメラでサポートするシステムも搭載しています。

各カメラを切り替えることで、12.3インチディスプレイ全面に車両周辺の映像を映し出すことが可能。ドライバーの死角になりやすい場所の安全を確認できます。

さらに、アンダーフロアビューに切り替えると、車両の下の安全確認も可能。車両を透かした後輪周辺をクローズアップして大きく映す機能も備わっています。

それに加えて、後退時に後輪付近の映像を表示する世界初採用のバックアンダーフロアビューも搭載。こちらは車両後方の障害物との位置関係を把握するのに便利で、後輪と路面の確認を支援して林間路、モーグル路、岩石路などを走る際に活躍してくれます。

 

レクサスセーフティシステム+の機能も向上

レクサス LX 2021

レクサスの先進安全システムLexus Safety System +(レクサスセーフティシステム+)も、主に以下の機能が向上しています。

衝突軽減ブレーキであるプリクラッシュセーフティは対応領域が拡大され、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になりました。

また、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能も追加されています。

さらに、同一車線内中央を走行を支援するレーントレーシングアシスト(LTA)は、車線認識にAI技術を活用することで支援範囲が拡大。

先行車との車間距離を一定に保ってくれるレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)には、カーブの大きさに合わせて減速するカーブ速度抑制機能が採用されています。

これらに加えて、ドライバー異常時対応システムも搭載。LTA制御中にドライバーが操作していない場合、音と表示、緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行ってくれる機能も搭載されています。

特にドライバー異常時対応システムは、もしもの体調不良の際でも心強いですね。

 

レクサス初の指紋認証スタートスイッチも全車標準装備

レクサス LX 2021

LXは盗難されやすいことでも知られていますが、新型LXにはレクサス初の指紋認証式プッシュスタートスイッチを全車に標準装備。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ中央の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合されます。

指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機能となっているので、盗難のリスクも軽減されています。

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新型LXは、元々の悪路走破性はそのままに、各種機能は最新のものにブラッシュアップされています。1000万円を軽く超えてくるモデルなのでおいそれとは手を出せないものの、ぜひ一度はハンドルを握ってみたいですね。

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文・SUV FREAKS編集部

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