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【人気者 vs 日陰者】ホンダ 新型ヴェゼルと三菱 3代目RVRのガソリン車を比べてみた
2021年4月に発売され、売れ行きが好調な新型(2代目)ヴェゼル。日本自動車販売協会連合会の乗用車ブランド通称名別順位によると、4月〜9月までの新車販売台数は2万9346台を記録し、前年と比べると208%増加、国産車全体の販売台数ランキングでは11位につけるなど、すでに大人気のモデルとなっています。 一方で、価格帯やサイズが近い三菱 3代目RVRは影が薄くランキングの圏外。しかし、三菱 3代目RVRが単純に劣っているかと言うとそうではなく、RVRにしかない良い点もあります。今回はこの2台のエクステリアやインテリア、各性能を比べてみます。
更新日2021/11/05三菱 3代目RVRの方が価格が安い
人気者の新型(2代目)ヴェゼルと3代目RVRを比べると、価格は拮抗していることが分かります。
新型ヴェゼルのエントリーグレードGの価格は227万9200円(FF)/249万9200円(4WD)〜。3代目RVRのエントリーグレードMの価格は214万3900円(2WD)/238万4800円(4WD)〜。FF(2WD)も4WDも、3代目RVRの方が10万円ほど安く価格設定されています。
では、機能や性能においてはどのような違いがあり、どちらがよりお買い得だと言えるでしょうか?ここからは各エントリーモデルのエクステリア、インテリア、走行性能、安全性能を比較してみます。
エクステリア比較
両車ともにLEDランプを採用
ボディサイズを比べると、ホンダ 2代目ヴェゼル Gは全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm、最小回転半径は5.3m。三菱 3代目RVR Mは全長4,365mm×全幅1,770mm×全高1,630mm、最小回転半径は5.3m。サイズや小回り性能はほぼ同じです。
2代目ヴェゼル Gのエクステリア(外装)には、フルLEDヘッドライト〈デイタイムランニングランプ付〉(オートライトコントロール機構付)を備え、マニュアルレベリング機構も搭載しています。
その他にもLEDフロントターンランプ、LEDフォグライト、LEDリアコンビネーションランプ(ストップランプ&テールランプ)を備えるなど、灯火類はすべてLEDです。ホイールは16インチアルミホイール(ブラック+切削)を標準装備しています。
一方3代目RVR Mのエクステリアの装備は、LEDヘッドライト(ハイ/ロービーム、光軸自動調整機構付)、LEDデイライト/LEDポジションランプ、LEDフォグランプ、LEDリヤコンビネーションランプなど、こちらも灯火類はLEDで統一。ホイールは16インチスチールホイールとなっています。
ホイールについては、アルミホイールを標準装備する新型ヴェゼルよりやや落ちるものの、エクステリアはほぼ変わらない装備を備えています。
インテリア比較
シートはファブリック ヴェゼルの方が機能充実
続いてインテリア(内装)を見ていきましょう。インテリアのシートにはどちらもファブリックが採用されています。
2代目ヴェゼル Gのインパネには、フルオートエアコンディショナーを装備。上級グレードは左右独立温度コントロール式となりますが、ヴェゼル Gの標準装備には用意されていません。また、前席の乗員をなでるように風が拡散して吹くそよかぜアウトレットを配置し、心地よい風が吹き渡る快適な車内空間を生み出しています。
また、軽いタッチでルームランプがON/OFFできる静電タッチ式LEDルームランプも標準装備しており、新型ヴェゼルの新しさを存分に感じられるインテリアとなっています。
加えて、初代ヴェゼルから継承されたシートアレンジで、後席がチップアップできる点も魅力です。
3代目RVR Mは2代目ヴェゼル Gと比べると装備はやや劣ります。エアコンはマニュアルエアコンとなっており、後席のチップアップ機能はありません。
しかし、2代目ヴェゼル Gにはないパドルシフトが標準装備されています。
走行性能
ヴェゼルの方が低燃費 RVRはよりパワフル
2代目ヴェゼル Gは1.5L 直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は87kW(118PS)/6,600rpm、最大トルクは142Nm(14.5kgm)/4,300rpm、WLTCモード燃費は17.0km/L(FF)を記録しています。
一方、3代目RVR Mは1.8L 直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は102kW(139PS)/6,000rpm、最大トルクは172Nm(17.5kgm)/4,200rpm、WLTCモードは13.8km/L(2WD)です。
燃費性能は低排気量の新型ヴェゼルの方が優れています。しかし、3代目RVRはSUVらしい力強い走りを感じられるエンジンとなっています。
安全性能
安全装備はヴェゼルに軍配
安全機能としては、2代目ヴェゼル GがHonda SENSING(ホンダセンシング)、3代目RVR Mがe-Assist(イーアシスト)を標準装備しています。
ホンダセンシングには、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、歩行者事故軽減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、オートハイビーム機能が用意されています。
一方、イーアシストには、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、車線逸脱警報システム(LDW)、オートマチックハイビーム(AHB)、誤発進抑制機能 (前進時)を標準装備。後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)(BSW/LCA)、後退時車両検知警報システム(RCTA)はセットになっていて、6万1600円のメーカーオプションとなっています。
2代目ヴェゼル G(FF)と3代目RVR M(2WD)には13万5300円の価格差があるので、このメーカーオプションを付ければ、ほぼ安全性能は互角です。
しかし、3代目RVRにはクルーズコントロールが装備されていないので、高速巡航をされる方は2代目ヴェゼル Gがおすすめです。
2代目ヴェゼル Gは売れているだけあって装備が充実しています。しかし、3代目RVRも決して装備が劣っているわけではなく、価格を安く抑えたい方やパワフルなクルマに乗りたい方におすすめの一台です。
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文・SUV FREAKS編集部
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