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【燃料の価格高騰中!】SUVの燃料代を抑えるならどのエンジンモデルがおすすめ?

コロナ禍において自家用車、ひいては燃料であるガソリンの需要が高まっていますが、最近は燃料代の高騰が続いています。経済産業省が発表する資源エネルギー庁が発表する「石油製品価格調査」によると、2021年11月17日時点のレギュラーガソリン価格は168.9円/Lと、170円にならんとする勢いです。燃料代はできるだけ安くすませたいもの。そこで今回はガソリン、ハイブリッド、ディーゼル、EV、PHEV、燃料電池自動車のSUVモデルの燃料代を調査し、どれが一番安いのかを解説します。

更新日2021/11/26

同じ車格の5台を紹介

給油

ガソリン、ハイブリッド、ディーゼル、EV、PHEV、燃料電池自動車で、それぞれ車格が近いSUVモデルの代表車種を出してみました。

トヨタ 5代目RAV4 ガソリン、トヨタ 4代目ハリアーハイブリッド、マツダ 2代目CX-5 ディーゼル、マツダ MX-30 EV、メルセデス・ベンツ GLC F-CELLの5台です。

メルセデス・ベンツ GLC F-CELLは、燃料電池自動車にバッテリーを搭載したPHEVですが、燃料電池自動車のSUVがほぼないため、今回はラインアップに加えます。

一番燃料代が安いのはどのモデルでしょうか?今回は月間走行距離1,000km、レギュラーガソリン価格は前述した通り168.9円/L(税込)と仮定してシミュレーションを行っていきます。

 

ガソリンモデル代表:トヨタ 5代目RAV4 ガソリンの場合

トヨタ RAV4 2019

トヨタ 5代目RAV4のガソリンモデルのWLTCモード燃費は、2WDで15.8km/L。

1,000km走ったときのガソリン代は

1,000km÷15.8km/L×168.9円=約1万690円

となります。

RAV4の中古車情報を見てみる

 

ハイブリッドモデル代表:トヨタ 4代目ハリアーハイブリッドの場合

トヨタ ハリアー 2020

トヨタ 4代目ハリアーハイブリッドのWLTCモード燃費は、2WDで22.3km/L。

1,000km走ったときのガソリン代は

1,000km÷22.3km/L×168.9円=約7,574円

となります。

ハリアーハイブリッドの中古車情報を見てみる

 

ディーゼルモデル代表:マツダ 2代目CX-5の場合

マツダ 2代目CX-5 2021年11月改良モデル フィールドジャーニー

ディーゼルモデルの燃料となる軽油の価格は、2021年11月17日現在148.6円/L(税込)となっています。
マツダ 2代目CX-5のWLTCモード燃費は2WDで14.6km/L.

1,000km走ったときのガソリン代は
1,000km÷14.6km/L×148.6円=約1万178円
となります。

軽油の方がレギュラーガソリンよりも20.3円も安いので、当然のごとくガソリンモデルより安くなります。

CX-5の中古車情報を見てみる

 

EVモデル代表:マツダ MX-30の場合

マツダ MX-30 2021

EVの場合は少し事情が変わります。

EVは電気で動くので充電する必要があります。充電するには自宅に専用コンセントを用意する方法と、スーパーや SAなどに設置されている充電器で充電する方法の2パターンが用意されています。

自宅に専用コンセントを取り付ける方法で試算すると、設置料金が約10万円掛かり、また電気代も各社の料金プランによって電気代が大きく変わってきますので、ここでは外部充電器を利用した場合で試算してみましょう。

外部充電器を利用するには充電カードが必要になります。充電カードは各自動車メーカーが専用のカードを用意していることもあるのですが、マツダは専用の充電カードを用意していません。

そこで、日本にある外部充電器のほとんどに対応しているe-Mobility Powerカード(イーモビリティ パワーカード)を参考に算出しましょう。

e-Mobility Powerカードの利用料金は、登録手数料1,540円(初回のみ)。月会費が急速・普通併用プランで4,620円となります。利用料は急速充電で16.50円/分。普通充電で2.75円/分です。

実際には外部充電器を利用することがほとんどだと思いますが、MX-30のEVは80%急速充電の時間(40分)しか記載されていないので、200V 6kWの外部充電器で充電したと想定します。

すると充電時間は5時間。2.75円×300分で825円となります。WLTCモードの航続距離は256kmですから、月の充電回数は1,000km÷256km=約4回となります。

燃料代をまとめると、

4,620円(月額)+825円(一回の満充電にかかる費用)×4回=7,920円

充電カードの選択や、自宅で充電して電気代が安くなる深夜に充電するなどの工夫をすればもう少し安くなりそうですが、今回の試算ではハイブリッドモデルの方がお得になりました。

 

PHEVモデル代表:トヨタ RAV4 PHVの場合

トヨタ RAV4 PHV 2020

PHEVモデルの大きな特徴は、ガソリンを使ったエンジンでの走行とモーターのみでの走行どちらも可能なところです。

トヨタ RAV4 PHVのWLTCモード燃費は22.2km/L。タンク容量は55Lなのでエンジンのみの航続距離は1,221km、ここにEV走行の航続距離95kmを足すと1,316kmもの航続距離となります。

200V 16Aの普通充電の場合、充電時間は5時間30分。PHEVは充電がなくなってもガソリンで走行できるので、普通充電のみのプランでも十分です。そのため、RAV4 PHVには急速充電が用意されていません。

e-Mobility Powerカードを利用した試算を出すと、月会費は普通充電プランで1,540円。利用料は2.75円/分で、1回の充電料金は2.75円×330分で908円となります。

残りをガソリンで賄おうとすると、ガソリン代は以下のようになります。

(1,000km-95km)÷22.2km/L×168.9円=約6,885円

よって、月に1回満充電した場合は以下の価格になります。

1,540円(月額)+908円(一回の満充電にかかる費用)+6,885円=9,333円

ちなみにガソリンのみで走行した場合は、以下のような試算となります。

1,000km÷22.2km/L×168.9円=約7,608円

普通に走行した方が安く済む結果となりました。

ただし、PHEVモデルは家で充電して近距離しか走らないと行った場合はガソリンスタンドに行く回数を月0回にできたり、災害時に外部電源にできるといった魅力もあるので、決して経済性が悪いという訳ではありません。

RAV4 PHVの中古車情報を見てみる

 

燃料電池自動車代表:メルセデス・ベンツ GLC F-CELL

Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017

最後に燃料電池自動車の試算を出してみます。

水素は1,210円/kg(税込、2021年6月時点)程度で入れることができます。

GLC F-CELLのタンクは4.4kgで満タンとなりますから、タンクを1回満タンにすると以下の料金になります。

4.4kg×1,210円=5,324円

水素のみでの航続距離は336kmなので、1,000km走るとなると月に3回満タンにする計算になります。

5,324円×3回=1万5972円

水しか排出しないなど環境性能に注目される燃料電池自動車ですが、まだまだ燃料代は高くつくという課題がありそうです。

GLCの中古車情報を見てみる

 

以上、SUVの各燃料別モデルのシミュレーションをしてきました。試算の結果、最も燃料代が抑えられるのはハイブリッドといえそうです。ガソリン高に左右されないモデルをお探しなら、ハイブリッドのSUVを検討してみてはいかがでしょうか?

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文・SUV FREAKS編集部

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