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【同価格のハイブリッドSUV比較】トヨタ カローラクロス vs C-HR
2021年9月に発売されたトヨタ カローラクロス。すでに充実しているトヨタSUVですが、カローラクロスの追加によって、C-HRとRAV4の中間に当たるモデルが拡充されることとなりました。カローラクロスは199万9000円〜319万9000円。C-HRは238万2000円〜314万5000円です。同じ価格帯にある2車種を比べてみましょう。
更新日2021/11/30カローラクロス ハイブリッドZ(2WD) vs C-HR ハイブリッドG(2WD)
名古屋の某ディーラーによると、トヨタ カローラクロスは最上級グレードのハイブリッドZが最も人気が高く、なかでもキャンプ等のアウトドアに行かない方は2WDを選択することが多いそうです。
そこで、今回はカローラクロス ハイブリッドZ(2WD)299万円をチョイス。ほぼ同じ価格のC-HRの上級グレードであるハイブリッドG(2WD)304万5000円と比べてみました。
エクステリア比較
【カローラクロス】都市部でも使いやすく、レジャーにも対応
カローラクロス ハイブリッドZ(2WD)のボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm。「アーバン・アクティブ」がコンセプトで、都会的かつ堂々としたプロポーションが特徴です。
主なターゲットは30〜40代のファミリー層。都市部でも使いやすく、レジャーにも対応できるサイズです。
■ボディカラー
ボディカラーは洗練された雰囲気を持つ以下の全8色を用意。
・プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション+3万3000円)
・セメントグレーメタリック
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(メーカーオプション+3万3000円)
・センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション+3万3000円)
・アバンギャルドブロンズメタリック
・ダークブルーマイカメタリック
■灯火類&ホイール
・Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDクリアランスランプ& LEDデイタイムランニングランプ
・LEDフロントフォグランプ
・リアコンビネーションランプ(LEDライン発光テール&ストップランプ+ターンランプ)
・225/50R18タイヤ&7Jアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装/センターオーナメント付)
さすが最上級グレードというだけあって、装備が充実していますね。
ヘッドランプに採用されているBi-Beam LEDヘッドランプは、ハイビーム、ロービームを1灯の光源で切り替えることができる優れもので、一般的な2灯式のLEDライトに比べると消費電力がおさえられ、視認性も高いのが特徴です。
その他の装備としては、ルーフレールが標準装備となっているのも嬉しいポイントです。
【C-HR】都市部にぴったりのサイズとデザイン
次にC-HR ハイブリッドG(2WD)を見ていきます。ボディサイズは全長4,385mm×全幅1,795mm×全高1,550mm、最低地上高140mm。20代〜30代の若年層をターゲットに開発されたモデルであり、随所にダイヤモンドのモチーフを取り入れたスタイリッシュなデザインが魅力です。
全高は1,550mmに抑えられているため、1,550mm以下の高さ制限がある機械式立体駐車場にも収まるサイズなのが特徴。最低地上高も140mmと低いので、より都市部での利用に特化したモデルと言えます。
この辺りは、後発モデルであるカローラクロスはしっかりキャラクターを分けています。
■ボディカラー
ボディカラーは以下の9色を用意。
●モノトーン
・プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション+3万3000円)
・メタルストリームメタリック
・ブラックマイカ
・エモーショナルレッドⅡ(メーカーオプション+5万5000円)
・イエロー
・オキサイドブロンズメタリック
・ネビュラブルーメタリック
●ツートーン
・ブラック×プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション+5万5000円)
・ブラック×メタルストリームメタリック(メーカーオプション+3万3000円)
・ブラック×エモーショナルレッドⅡ(メーカーオプション+7万7000円)
カローラクロスにはないツートーンカラーもあるのが嬉しいですね。
■灯火類&ホイール
また、灯火類とホイールは以下のような装備となっています。
・Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ+LEDターンランプ+LEDデイタイムライト
・LEDフロントフォグランプ
・リアコンビネーションランプ+バックアップランプ(LEDテール&ストップランプ+LEDシーケンシャルターンランプ)
・225/50R18タイヤ&18×7Jアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装/センターオーナメント付)
装備はほぼ同じですが細部が異なります。
カローラクロスのヘッドランプには流れるように光るウィンカーのLEDシーケンシャルターンランプが採用されていますが、C-HRはリアコンビネーションランプに装備。
また、カローラクロスにはないオートレベリング機能も装備。エクステリアの装備はややC-HRに軍配が上がるでしょう。
インテリア比較
【カローラクロス】落ち着いたインテリア、充実した機能
カローラクロスのインテリア(内装)は全グレード共通でブラックで、落ち着いたカラーです。また、室内照明には全てLEDが採用されており、上質感も高められています。
カローラクロス ハイブリッドZ(2WD)ではシート表皮に本革+ファブリックを採用。シートの形状はスポーツシートとなっているので、高いホールド性を発揮します。
さらに、シート周りには以下のような機能も標準装備されています。
・運転席8ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下アジャスター+上下アジャスター+チルトアジャスター)
・助手席4ウェイマニュアルシート(前後スライド+リクライニング)
・シートヒーター(運転席・助手席)
・電動ランバーサポート(運転席/2ウェイ)
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン(前席集中モード付)
・後席エアコン吹き出し口
ちなみに前席集中モードとは、後席に乗員がいない場合に運転席にのみ空調を効かせてくれるシステムです。
リアシートは6:4分割可倒式(リクライニング機能[2段階]付)。荷室容量は5人乗車時で487Lで、ラゲージ開口部は地面から720mmと低めに設定されており、荷物の出し入れがしやすいのが魅力です。
また、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・予約ロック機能付)も標準装備されているので、両手がふさがっている際の荷室の開閉も便利です。
【C-HR】大人の色気が感じられるデザイン
C-HR ハイブリッドG(2WD)のインテリアカラーには、落ち着いた大人の色気を感じさせるオーキッドブラウンが採用されます。また、インテリアの随所にもダイヤモンドのモチーフが取り入れられており、デザインのこだわりが感じられます。
シート表皮は上級ファブリック(ブラック)+本革(ブラウン)を採用。シートの形状もホールド性が高いものとなっています。
シート周りの機能は以下のようなものになっています。
・快適温熱シート(運転席・助手席)
・電動ランバーサポート(運転席)
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン
カローラクロス ハイブリッドZ(2WD)との大きな違いは、運転席にパワーシートがない点と、後席にエアコンの吹き出し口がない点です。
リアシートは6:4分割可倒式。リクライニング機能はありません。荷室容量は5人乗車時で318L。リアシートを倒すことで1,112Lまで拡大しますが、カローラクロスの方が広い荷室を備えています。また、荷室のハンズフリー機能なども備えていません。
やはり、機能の充実度は後発のカローラクロスの方が有利ですね。デザイン性で選ぶならC-HR、機能性で選ぶならカローラクロスとなります。
走行性能比較
スペックはほぼ同値、後発のカローラクロスの方が優れる
カローラクロス ハイブリッドZ(2WD)は1.8L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載しています。スペックは以下の通り。
■エンジン
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
■フロントモーター
最高出力:53kW(72PS)
最大トルク:163Nm(16.6kgm)
■リアモーター
最高出力:5.3kW(7.2PS)
最大トルク:55Nm(5.6kgm)
■システム値(エンジンとモータを合わせた値)
90kW(122PS)
■燃費
WLTCモード燃費:26.2km/L
C-HR ハイブリッドG(2WD)は1.8L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載。搭載されているエンジンとモーターはカローラクロスと同じなので、基本的な性能は同じとなります。
スペックは以下の通り。
■エンジン
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
■モーター
最高出力:53kW(72PS)
最大トルク:163Nm(16.6kgm)
■システム値(エンジンとモータを合わせた値)
90kW(122PS)
■燃費
WLTCモード燃費:25.8km/L
カローラクロス ハイブリッドZ(2WD)の方がボディサイズは大きいですが低燃費です。
ちなみに両車とも同じGA-Cプラットフォームを採用していますが、カローラクロスの2WDのリアサスペンションには、新開発のトーションビーム式を採用。凸凹道などでの走りの質感も高められています。
安全性能比較
どちらもToyota Safety Senseを標準装備
どちらも先進の安全装備であるToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を標準装備。以下の機能を搭載しています。
・プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
・レーントレーシングアシスト[LTA]
・オートマチックハイビーム[AHB]
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
・ロードサインアシスト[RSA]
安全性能はほぼ同じと言っていいでしょう。
C-HRはBSMを標準装備
ただし、C-HR ハイブリッドG(2WD)にはこれに加えてブラインドスポットモニター[BSM]も標準装備されるので、C-HR ハイブリッドG(2WD)の方がやや機能が充実しています。
どちらを選ぶかは、基本的には乗車人数と走るシーンによって必然的に決まってくるでしょう。都市部を中心に2シーターのような使い方をするならC-HR、ファミリーで使用するならカローラクロスといった選択になると思います。
また、C-HRはデザイン性の高さ、カローラクロスは機能性の高さが魅力です。それぞれの長所を理解して購入を検討してみてください。
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