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【日欧人気SUV対決】VW T-Cross vs トヨタ ヤリスクロス

2021年上半期の輸入SUV新車登録台数1位を記録したVW T-Cross。一方、トヨタ ヤリスクロスも2020年8月の発売からすでに10万台以上の販売台数を記録しており、2021年のSUV販売台数No.1も見込まれています。ともに人気SUVでボディサイズの近い2車を比較していきます。

更新日2021/12/27

同じ都会派SUVの両者を比較

VW T-CROSS

VW T-Crossとトヨタ ヤリスクロスは、どちらも全長4,200mm以下で都会での取り回しがしやすいSUVです。

価格はT-Crossが286万7000円〜374万5000円。ヤリスクロスが179万8000円〜281万5000円。VW T-Crossのベースグレード アクティブとトヨタ ヤリスクロスの最上級グレードの価格帯が被ります。

この記事では、同価格帯にあたるT-Crossのベースグレード アクティブ(2WD)286万7000円と、ヤリスクロスのハイブリッドZ(4WD)281万5000円を比べていきます。

 

エクステリア比較

【T-Cross】個性的なカラーが魅力、灯火類が充実

The new Volkswagen T-Cross

T-Cross アクティブ(2WD)のボディサイズは全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mm。最小回転半径5.1mという取り回しの良さや、駆動方式として2WD(FF)のみを用意するなど、都会での利用をメインに考えられたSUVです。

ヘッドランプとテールランプはLEDで、前後にはフォグランプも搭載。足回りは16インチアルミホイールを履いています。

ボディカラーは標準で用意されているのが6色で、オプションカラーが2色。鮮やかなオレンジが特徴のエナジェティックオレンジメタリックといった個性的なカラーが選べるほか、T-Cross発売時に追加されたグリーン系の新色 マケナターコイズメタリックも+3万3000円でオプション選択可能。都市でも目を惹くカラーがT-Crossの魅力となっています。

 

【ヤリスクロス】豊富なカラーバリエーション、2トーンカラーも用意

トヨタ ヤリスクロス 2019

一方、ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)も全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm。ボディサイズはほぼT-Crossと同じです。

最小回転半径は5.3mで、駆動方式にはトヨタのハイブリッドに搭載される4WDシステム、E-Fourを採用しています。

ヘッドランプとテールランプはLEDで、フォグランプはフロントがディーラーオプション、リアがメーカーオプション。

足回りは18インチアルミホイールを履いています。灯火類の標準装備はT-Cross アクティブ(2WD)の方が充実していますが、ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)の方がタイヤサイズが大きく、やや豪華と言えます。

ボディカラーは標準で用意されているのが6色で、オプションカラーは9色。標準で用意されているのは、イメージカラーとなっているブラスゴールドメタリックやベージュ、ブラックマイカなど、落ち着いたトーンのカラーとなっています。

また、+5万5000円〜7万7000円で人気のツートーンカラーも選択可能。カラーバリエーションはヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)の方が豊富と言えるでしょう。

 

インテリア比較

【T-Cross】シートはチタンブラック/グレーのファブリック

VW T-Cross TSI アクティブ 2021年11月

T-Crossのインテリア(内装)は、上級グレードを選択するとオレンジやグリーンのインテリアカラーに変更できますが、アクティブ(2WD)ではチタニウムグレーの1色のみ。シートはファブリックで、カラーはチタンブラック/グレーとこちらも落ち着いた配色です。

ステアリングにはレザーマルチファンクションステアリングホイールを標準装備。手を離さずにオーディオ機器の音量や選曲を調整可能です。また、パドルシフトも標準装備されています。

空調設備は2ゾーンフルオートエアコンディショナー(運転席/助手席独立調整)。リアシートは6:4分割シートとなっており、荷室容量は通常時455L、リヤシートをすべて倒すと1,281Lまで拡大可能です。

 

【ヤリスクロス】シートは合成皮革+ツィード調ファブリック

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)のインテリアは、インパネやドアの内張などがダークブラウンで落ち着いた雰囲気です。シートは合成皮革+ツィード調ファブリックとなっています。

ステアリングは本革巻き・加装付の3本スポーツステアリングホイールを搭載。T-Cross アクティブ(2WD)に搭載されていたパドルシフトは用意されていません。

空調はオートエアコンですが、T-Cross アクティブ(2WD)のように運転席・助手席の独立調整はできません。

リアシートは4:2:4分割可倒式となっており、中央席は倒してアームレストにすることも可能。こちらにはボトルホルダーも2個ついているので、利便性が高くなっています。

荷室容量は通常時302L。リヤシートすべてを倒した場合の数値は公表されていませんが、2WDの場合は1,083Lです。

シート周りの質感の高さや、荷室のシートアレンジの豊富さはヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)に軍配が上がりますが、運転席周りの機能性や荷室の広さはT-Cross アクティブ(2WD)の方が優れています。

 

パワートレイン比較

VW T-Cross 2021

T-Cross アクティブ(2WD)に搭載されるパワートレインは1.0L 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ。スペックは以下の通り。小排気量ながら力強い加速を実現しています。

・エンジン
最高出力:85kW(116PS)/5,000〜5,500rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm

・燃費
WLTCモード燃費:16.9km/L

 

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)に搭載されるパワートレインは1.5L 直列3気筒ガソリンエンジン+モーター。スペックは以下の通りです。

・エンジン
最高出力:67kW(91PS)/5,500rpm
最大トルク:120Nm(12.2kgm)/3,800〜4,800rpm

・フロントモーター
最高出力:59kW(80PS)
最大トルク:141Nm(14.4kgm)

・リアモーター
最高出力:3.9kW(5.3PS)
最大トルク:52Nm(5.3kgm)

・ハイブリッドシステム値
システム最高出力:85kW(116PS)

・燃費
WLTCモード燃費:26.0km/L

 

パワー面は、T-Cross アクティブ(2WD)の最高出力とヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)のシステム最高出力が同値なので、ほぼ変わらないでしょう。

ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)の方が圧倒的に燃費が良く、燃料もハイオクとレギュラーといった違いがあるので、経済性で選ぶならヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)でしょう。

 

安全性能比較

VW T-CROSS

T-Cross アクティブ(2WD)は、以下のような安全装備を標準装備しています。

・スタティックコーナリングライト
・デイタイムランニングライト
・リアビューカメラ“リア アシスト”
・ドライバー疲労検知システム“ファティーグディテクションシステム”
・プリクラッシュブレーキシステム“フロント アシスト”(歩行者検知対応シティエメージェンシーブレーキ機能付)

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)には、トヨタの先進安全装備 Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)が搭載されており、以下のような機能が標準装備されています。

・プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突会議支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
・レーントレーシングアシスト[LTA]
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
・オートマチックハイビーム[AHB]
・ロードサインアシスト[RSA]

それに加えて、バックガイドモニターや、SRSエアバッグのセンサーが衝突を検知して作動した際に、車両を減速させ二次衝突による被害軽減に寄与するセカンダリーコリジョンブレーキも標準装備されています。

中にはドライバー疲労検知システム“ファティーグディテクションシステム”といったT-Cross アクティブ(2WD)にしかない機能もありますが、基本的にはヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)の方がT-Cross アクティブ(2WD)よりも安全装備が充実していると言えます。

 

今回は価格帯が近く、ボディサイズも同じの2車を比較しました。基本的にはヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD)の方が、ハイブリッドモデルのため経済的で、安全性も高くなっています。

また、T-Crossはポップでカジュアル、ヤリスクロスは上質感のある落ち着いたデザインというキャラクターの違いもありますので、その辺りも考慮してみてください。

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おまけ:同価格帯なら日産 キックスもあり

日産 キックス 2代目 2020

同価格帯のSUVには日産 キックスもあります。キックスのエントリーグレードであるXの価格は275万9900円で、中古なら240万円ほどで狙えます。

キックス Xのボディサイズは、全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm。タイヤは17インチアルミホイールを装備しています。

エンジンで発電しモーターで走るパワートレインのe-POWERを搭載しているため、アクセルペダルのみで加減速が可能。強い減速力によって、雪道や滑りやすい悪路でも安心してドライブを楽しめます。

また、キックスでは1.2L 直列3気筒ガソリンエンジンとモーターを搭載。スペックは以下の通りです。

・エンジン
最高出力:60kW(82PS)/6,000rpm
最大トルク:103Nm(10.5kgm)/3,600〜5,200rpm

・モーター
最高出力:95kW(129PS)/4,000〜8,992rpm。
最大トルク:260Nm(26.5kgm)/500〜3,008rpm。

・WLTCモード燃費
2WD:21.6km/L

ちなみに、キックスには4WDの設定はありません。

低価格でEVのようなモーターの加速を楽しみたいという方は、日産 キックスも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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文・SUV FREAKS編集部

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