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【車両価格300万円で比較】トヨタ カローラクロスと日産 エクストレイルどっちが買い?
2021年9月の発売開始から順調な売れ行きを見せているトヨタ カローラクロス。そのなかでも、販売台数の多くを占めているのがハイブリッドモデルです。今回は人気の高い最上級グレード、ハイブリッド Zの2WD(299万円)をピックアップ。ほぼ同価格で狙えるエクストレイル 20S ハイブリッド 2列 4WD(297万5500円)と比較していきます。
更新日2022/01/29エクステリア比較
【カローラクロス】フルLEDでルーフレールを標準装備
カローラクロス ハイブリッドZ 2WD(以下、カローラクロス)のボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm。
30〜40代の都会に住むアクティブファミリーをメインターゲットにしており、アーバン・アクティブ(都会的な上質感/若々しく躍動的)というコンセプトでデザインされています。
灯火類は以下の通り、LEDを採用することで先進性を高めています。
・Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDクリアランスランプ& LEDデイタイムランニングランプ
・LEDフロントフォグランプ
・リアコンビネーションランプ(LEDライン発光テール&ストップランプ+ターンランプ)
最低地上高は160mmと、都市向けなだけあって低めです。
その他の装備としては、ルーフレールが標準装備となっています。
【エクストレイル】最低地上高200mmを確保
エクストレイル 20S ハイブリッド 2列 4WD(以下、エクストレイル)のボディサイズは全長4,690mm×全幅1,820mm×全高1,730mm。アウトドアユーザーをメインターゲットとしており、最低地上高は200mmと高めなのが特徴です。
こちらはハイブリッドモデルの最廉価グレードとなるため、ヘッドライトはハロゲンランプを装備。ルーフレールも装備されません。
最低地上高はエクストレイルの方が優れていますが、エクステリアの装備はカローラクロスの方が豪華となっています。
インテリア比較
【カローラクロス】本革+ファブリックのシートを装備
カローラクロスはシート表皮に本革+ファブリックを採用。シートの形状はスポーツシートとなっているので、高いホールド性を発揮します。
さらに、シート周りには以下のような機能も標準装備されています。
・シートヒーター(運転席・助手席)
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン(前席集中モード付)
・後席エアコン吹き出し口
前席集中モードとは、後席に乗員がいない場合に運転席にのみ空調を効かせてくれるシステムです。
荷室容量は5人乗車時で487Lで、ラゲージ開口部は地面から720mmと低めに設定されており、荷物の出し入れがしやすいのが魅力。
また、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・予約ロック機能付)も標準装備されているので、両手がふさがっている際の荷室の開閉も楽に行えて便利です。
【エクストレイル】防水シートを装備
エクストレイルはシート表皮に防水シート、防水加工フロアを装備。シートヒーターは装備されず、左右独立温度コントロールフルオートエアコンは装備されていますが、前席集中モードは備わっていません。
寒冷地仕様には、後席エアコン吹き出し口に該当するリアヒーターダクトが備わっていますが、こちらも通常モデルには装備されていません。
荷室容量はハイブリッドモデルでの値は公開されていないものの、2列シート・ガソリン車、セカンドシート標準時の値は5人乗車時で565L。カローラクロスよりも広いですが、パワーバックドアは装備されていません。
インテリア(内装)は、カローラクロスの方が装備が充実しています。一方、エクストレイルは防水シートを備えることで濡れを気にせずにアウトドアを楽しめる、より荷室を広く使えるというメリットがあります。
走行性能比較
カローラクロスは1.8L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載しています。スペックは以下の通り。
■エンジン
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
■フロントモーター
最高出力:53kW(72PS)
最大トルク:163Nm(16.6kgm)
■リアモーター
最高出力:5.3kW(7.2PS)
最大トルク:55Nm(5.6kgm)
■システム値(エンジンとモータを合わせた値)
90kW(122PS)
■燃費
WLTCモード燃費:26.2km/L
エクストレイルは2.0L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載。スペックは以下のようになっています。
■エンジン
最高出力:108kW(147PS)/6,000rpm
最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4,400rpm
■モーター
最高出力30kW(41PS)
最大トルク160Nm(16.3kgm)
■燃費
WLTCモード燃費:13.8km/L
燃費ではカローラクロス、パワーやトルクではエクストレイルに軍配が上がります。
安全装備比較
カローラクロスはToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を標準装備。以下の機能を搭載しています。
・プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
・レーントレーシングアシスト[LTA]
・オートマチックハイビーム[AHB]
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
・ロードサインアシスト[RSA]
一方、エクストレイルにはインテリジェントエマージェンシーブレーキや、LDW(車線逸脱警報)、侵入禁止標識検知、クルーズコントロールが標準装備されています。
しかし、上級グレードには装備される高速道路での走行支援機能のプロパイロットは標準装備されません。その点から、安全装備の面でもカローラクロスに軍配が上がります。
ここまで2車を比較してきました。エクストレイルの方が防水機能や荷室の広さ、悪路走破性などは優れますが、トータルバランスで見ると、機能が充実しているカローラクロスの方がおすすめと言えそうです。
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文・SUV FREAKS編集部
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