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生まれる時代が早すぎた!いまなら売れる販売終了したSUV5選
現在、人気の高いカテゴリーとなっているSUV。しかし、そのSUVブームが搭載する前に販売を終了してしまったモデルも多数あります。SUV人気の今発売されたら、もっと売れたかもしれない...そんな5台を紹介していきます。
更新日2022/03/25いまなら売れる販売終了したSUV
7人乗りのコンパクトSUV!ホンダ 2代目クロスロード
2007年2月に発売され、わずか3年で姿を消したホンダ 2代目クロスロード。そのボディサイズは、現行の日産 キックス(全高4,290mm×全幅1,760mm×1,620mm)とほぼ同じ、全長4.285mm×全幅1,755mm×全高1,670mm。このサイズで、3列シートを備えていたのですから、あらゆるシーンで使えるユーティリティが高い一台と言えます。
クロスロードの大きな特徴は、スクエアなボディ。カクカクとしたスタイリングにより、SUVらしいタフさが感じられるだけでなく、隅々まで無駄がない室内の空間効率の高さも魅力でした。
さらに、上級グレードにはオプションで、撥水シート、撥水表皮(シート/ドアライニング)が用意されており、レジャーで活躍できる装備も用意。
それに加え、最低地上高も185mmと充分に確保されており、4WD車には坂道発進時にスムーズな発進をアシストするヒルスタートアシストが標準装備されるなど、4WD性能も高い、さまざまな使い方ができる一台です。
しかし、販売台数は振るわず2010年8月に販売終了と3年で8ヶ月と短命で消えてしまいました。その高い機能性からコンパクトSUVが人気の現代なら売れそうなモデルと言えるでしょう。
昔はスバルに7人乗りも存在!スバル エクシーガクロスオーバー7
現在はラインアップにないものの、かつてはスバルにも7人乗りモデルが用意されていました。それが、スバル エクシーガクロスオーバー7です。
こちらは2008年〜2015年まで販売されていたミニバン、エクシーガをベースとした7人乗りSUVで、2015年4月に発売されました。
エクシーガクロスオーバー7は最低地上高を170mmと高めに設定され、全車にスバルのシメントリカルAWDが搭載されており、悪路走破性も高められているのが魅力です。
また、全高は1,670mmと高めだったものの、全幅は機械式立体駐車場に入るように1,800mmにされていました。都市でも使用しやすく悪天候にも対応できる一台だったのです。
しかし、当時はミニバンなどの多人数乗車モデルを求める層と、スバルの走行性能を求める層が一致しなかったため、販売終了してしまいました。
現在は、日産 3代目エクストレイルや、三菱 3代目アウトランダーPHEVと言った3列シートモデルが続々発売されていますし、ミニバンの代わりに3列シートSUVを検討する方も増えているので、もっと売れそうなモデルと言えます。
デザインは良かったけど大きすぎた:日産ムラーノ
初代は2002年〜2008年まで発売。2代目は2008年〜2015年まで販売されていたのが、日産ムラーノです。
元々、北米専売車として発売されたため、全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700〜1,730mm(2代目)とボディサイズが大きいのが特徴です。
発売時には、まだ本格クロカンが主流で、SUVという言葉は浸透していませんでした。そのため、時代を先取りした流麗なスタイリングから「世界一美しいSUV」と呼ばれていたこともあります。
さらに広くて居住性が高い室内や、上級グレードには本革シートやガラスルーフなども装備されるなど、高級感が感じられるインテリアも魅力でした。
海外では3代目が発売されているムラーノですが、日本では持て余してしまうボディサイズということもあり、販売終了してしまいました。
さらに、3.5L V6ガソリンエンジンのJC08モード燃費は8.7km/L。最も燃費がいい2.5L 直列4気筒ガソリンエンジンでも10.8km/Lとなっているので、燃費の悪さも販売終了の原因です。
都会向けのクロスオーバーSUVの人気が高い現在に、PHEVやEVモデルとして登場すればもっと売れたことでしょう。
悪路は走れないけどオシャレ度は抜群:日産 ラシーン
1994年〜2000年の6年間発売された日産 ラシーンは、その個性的なスタイリングが魅力の一台です。
初登場は、1993年の東京モーターショー。スクエアでカクカクしたボディで、背面タイヤやグリルガードを搭載した本格クロカン風のデザインが好評を得て、1994年に市販化。発売当初は順調に販売台数を伸ばしていました。
しかし、ラシーンはフルタイム4WDを全車搭載していたものの、日産 サニーの4WDのシャシーをベースとしており、本格的な悪路走破性は持ち合わせていませんでした。
そのため、1990年代に人気を博した三菱 パジェロなどの本格的な悪路走破性を持つSUVと比べて物足りなさを感じるユーザーもおり、販売台数はそれほど伸びませんでした。
ボディサイズは全長4,115mm×全幅1,695mm×全高1,515mmとコンパクト。機械式立体駐車場にも収まるサイズなので、街乗りがしやすいSUVです。
現在は、デザイン重視で、悪路走破性を求めないクロスオーバーSUVも登場しているので、今ならロングセラーモデルとなったかもしれません。
顔のアクが強すぎた!?:トヨタ ヴォルツ
ライズ、ヤリスクロス、ハリアーと新車販売が好調なモデルを次々と発表しているトヨタですが、そんなトヨタのSUVにも、不人気SUVがありました。それがトヨタ ヴォルツです。
2002年8月に発売されたヴォルツはトヨタとGMが共同で企画・デザインしたクルマであり、トヨタが設計・評価をしていました。
その特徴は、全長4,365mmというコンパクトSUVながら、ステーションワゴンやミニバンなどの居住性の高さも備えていた点にありました。
コンパクトSUVながらラージクラスのワイドトレッドを採用。これにより、SUVらしい存在感のあるアグレッシブなデザインとなっている他、肩まわりにゆとりがある広い室内空間を創出していました。
それに加え、室内高が1,305mmとミニバンのような天井の高さも備えており、頭上の空間も広い一台でした。ヴォルツとほぼ同サイズの2代目ヴェゼルの室内高1,225mmと比べてもその差は歴然です。
そんなヴォルツですが、2004年3月に販売終了。販売期間は1年と8ヶ月と短命でした。その大きな要因はデザインであり、V字型の奇抜なフロントグリルが受け入れられなかったのでした。
しかし、クーペを意識したリアウィンドウやルーフのデザインや、クラディングパネルでSUVらしさを表現している点は、現在のクロスオーバーSUVと共通しています。LEDヘッドライトなどの灯火類で、フロントマスクをブラッシュアップすれば、現代なら売れそうな一台です。
今回紹介した車種はただデザインが優れているだけでなく、機能性も高いモデルです。中古車市場ではまだ取引されているモデルもありますので気になった方はぜひ中古で探してみてください。
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文・SUV FREAKS編集部
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