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たった3年で様変わり。3年前と今の人気SUVと比較してみた
SUVの人気が長らく続いていますが、人気の車種を見ていくと3年前と今では違いがあります。今回は2018年と2021年、それぞれの新車販売台数トップ3を比較して、そこから見えてくる傾向について解説していきましょう。
更新日2022/04/282021年SUVのTOP3
第3位:トヨタ 4代目ハリアー 7万4575台
ハリアーは高級クロスオーバーとして人気のモデルです。グローバルモデルとして開発された4代目は、クーペのようにスタイリッシュでスポーティなデザインと、高級車ならではの上質なインテリア(内装)が特徴です。またTNGAプラットフォーム採用によるしっかりした乗り心地とハンドリング、最新のメカニズムによる快適装備、安全装備が人気の理由です。
第2位:トヨタ ライズ 8万1880台
ライズは5ナンバーサイズのコンパクトなSUVです。狭い道路や駐車場でも扱いやすいボディサイズでありながら、しっかりとSUVの力強いデザインを楽しめるのも特徴です。また荷室容量は後席を使用した状態でも369Lを確保しており、普段使いからちょっとした旅行まで幅広く活用できます。
SUVならではのヒップポイントの高さで見晴らしが良く、初心者や運転の苦手な人でも運転がしやすく安全です。「SUVは乗りにくいのでは?」というイメージを良い意味で覆してくれるクルマですので、軽自動車からの乗り換えや、大きなクルマに乗る必要がなくなった方の受け皿になり得ます。そこが人気の理由でもあるでしょう。
第1位:トヨタ ヤリスクロス 約10万4000台
ヤリスクロスは、2020年8月に発売されたコンパクトSUVです。C-HRとライズの中間ぐらいのサイズで、こちらも街乗りで扱いやすい大きさです。
ヤリスファミリーに共通するスポーティなデザインは都会でもアウトドアシーンでも馴染みますし、1.5Lガソリン、1.5Lハイブリッドの経済的でキビキビとした走りは、街乗りからロングドライブまでしっかり対応してくれます。「ハイブリッド X 2WD」のWLTCモード燃費は30.8km/Lとクラストップレベルの数値で、燃費と力強い走りを両立させています。
C-HRはややデザイン性が強いので好みが分かれるところですが、ヤリスクロスはもう少しプレーンなデザインなので、男女問わず、またファミリーなどどんな世代の方にも似合います。
2018年SUVのTOP3
第3位:日産 エクストレイル 5万304台
現行型のエクストレイルは2013年に登場しました。2017年にマイナーチェンジを実施して、大きくなったVモーショングリルと精悍なデザインのLEDヘッドランプが採用され、都会的で洗練された印象に生まれ変わりました。エンジンは2.0Lガソリンと2.0Lハイブリッドの2種類で、2列シート5人乗りの他に3列シート7人乗りも設定があります。
ミドルクラスでファミリー世代にちょうど良いボディサイズですし、電子制御4WDシステムや「プロパイロット」、先進安全運転支援システムなど、メカニズムや装備面でも充実しています。価格と内容のバランスが取れている、そこがエクストレイルの人気の理由でしょう。
第2位:ホンダ 初代ヴェゼル 5万9629台
ヴェゼルは2013年に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。クーペのようにスタイリッシュなデザインとSUVの持つ力強さや安定感を見事に融合したデザインで、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」による広い後席居住空間や使い勝手の良さも特徴です。
初代ヴェゼルのパワートレインは1.5Lガソリンと、1モーター式のハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-DCD」が採用されています。
2018年はマイナーチェンジが実施された年。LEDヘッドランプのデザインやグリル、バンパーが変更され、さらにスポーティで先進的なイメージになりました。バランスの良いデザインとホンダならではのスポーティなハンドリング、シンプルなハイブリッドシステムによる経済性、若いファミリー世代にとっても使い勝手の良いパッケージングが人気の理由です。
第1位:トヨタ C-HR 7万6756台
C-HRは2016年に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。ヴェゼルのライバルとも言える存在ですが、なんと言ってもそのデザインが一番の特徴でしょう。スピード感のあるフォルムとボリューム感のあるフェンダーアーチ、立体感のあるバンパーやコンビネーションランプなどインパクトのあるデザインで、コンパクトクラスでありながら存在感は十分にあります。
もちろんトヨタ自慢の1.8Lハイブリッドも導入されていますが、1.2Lガソリンターボもラインアップされています。TNGAを採用しているので走りの質感も高く、完成度の高いモデルです。それまでSUVにあまり関心がなかった方でも、C-HRのデザインには興味を持つはずです。カテゴリーの垣根を超え、乗用車としての高い魅力を備えているのが人気の理由でしょう。
比較して分かることは?
2018年には、エクストレイルやヴェゼルなど熟成域に入ったモデルが安定して売れていることが分かります。C-HRはニューカマーで話題性も多かったということで売れていますが、この頃のトヨタのSUVラインアップは少なかったため、C-HRの販売台数が結果的に伸びたのだと思います。
一方2021年はトヨタのSUVのラインアップが出揃ったところで、ヤリスクロスのスマートなデザインとちょうどよいパッケージングが大ヒットしています。トヨタの他のSUVにしてもデザインやメカニズムの面で完成度が高いため、ラインアップが充実しているトヨタで選ぶと安心、というところはあると思います。
全体的には、2018年の時点でも「SUVが欲しい」と思う方はかなりいたわけですが、2021年にはSUVというカテゴリーに拘らず、乗用車としての魅力が高いモデルを求める人が増えた印象です。
ヤリスクロスの安定した人気はまだまだ続きそうですが、今後BEV(バッテリーEV)モデルの普及が加速するにつれて、勢力に変化が起きそうですね。トヨタ以外のメーカーの攻勢にも期待したいところです。
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文・SUV FREAKS編集部
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