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ランクル200とプラド、維持費はどれくらい違う?

陸の王者と言われ、世界中で人気の高いランドクルーザー、そしてその弟分として展開されているランドクルーザープラド。どちらも悪路走行も得意なクロスカントリーSUVとして、十分な性能を持っています。 また、ランドクルーザーは8人、プラドは7人と、多人数乗車に対応できる大型SUVでもあります。同じランドクルーザーの名がつけられ、共通点の多い両者ですが、維持費の違いは結構大きいです。今回は、ランクル200とプラドの維持費を紹介していきます。

更新日2022/05/28

税金の違いは?

トヨタ ランドクルーザー 2018

ランドクルーザーとランドクルーザープラドでは、まずエンジン排気量が異なるため、自動車税種別割(旧自動車税)が違います。

 

プラドの方が5年間で約20万円安い

トヨタ ランドクルーザープラド 2017

令和元年9月30日以前に新規登録されたランドクルーザーは、排気量が4.6Lのため、年額8万8000円、プラドは排気量が2.7L(ディーゼルは2.8L)で年額5万1000円でした。

令和元年10月1日以降に新規登録されたランドクルーザーは年額8万7000円、プラドは5万円となっています。

また、車検整備にかかる費用としては、重量税、自賠責、印紙代、整備費用があり、ランクルでは約13万円+α、プラドでは約11万円+αとなります。重量税では約1万円、整備費用は1万5000円ほどランクルの方が高いです。

3年落ちの中古車を購入し、約5年間保有(車検2回)すると考えると、ランドクルーザーは自動車税種別割を43万5000円、車検費用が約26万円+αで70万円を超える費用がかかります。対してプラドは自動車税種別割が25万円、車検費用が22万円+αで50万円程度に収まるでしょう。

税金や車検費用で比較すると、プラドの方が5年間で20万円ほど安く済ませることができるのです。

お金

ちなみに、自動車税種別割は、初回新規登録から一定期間が経過すると、環境負荷の大きいクルマとして税が重課されます。ディーゼル自動車では11年を超えるモノ、ガソリン自動車では13年を超えるものが重課の対象となり、重課率は概ね通常額の15%です。

ランドクルーザー200、ランドクルーザープラドともに、歴史のあるクルマで、こうした重課税の対象となる中古車を入手することもできます。保有中に重課税の対象になる可能性もあるので、購入するクルマの年式はしっかりとチェックし、後の税金のことまで考えておきましょう。

 

燃料代の違いは?

トヨタ ランドクルーザープラド 2017

4.6Lという大きなエンジンを積み、2.5トンを越える大柄なボディを動かすランクルの燃費は、WLTCモード燃費で6.9km/Lです。ガソリンはハイオク指定、タンク容量は93Lとなっています。

対して2.7Lガソリンエンジンのプラドは、WLTCモード燃費が8.3km/Lです。ガソリンはレギュラー指定、タンク容量は87Lとなっています。また2.8LディーゼルエンジンはWLTCモード燃費が11.2km/Lです。カタログ燃費の差はランクルとプラドのディーゼル仕様では4.3km/Lとなっています。小排気量で軽量、ディーゼルエンジンを搭載するプラドの方が、燃費性能は高いです。

年間1万km走行の場合、5年間で65万円も違う

クルマ お金

実際の燃料費を計算してみましょう。ガソリン1Lあたりレギュラーが166円、ハイオクが177円、軽油を145円として計算します。(2022年5月10日の全国ガソリン平均価格から)
WLTCモード燃費とガソリンタンク容量を使い、1回の満タン給油で走ることができる距離とガソリン代を算出します。

ランクルは1回の満タン給油で1万6461円(641.7km)、プラドはガソリンモデルが1万4442円(722.1km)、ディーゼルモデルが1万2615円(974.4km)となりました。

年間1万kmの走行を行ったとすると、ランクルは16回の給油が必要で、ガソリン代は26万3376円です。プラドはガソリンモデルが14回の給油が必要で、ガソリン代が20万2188円、ディーゼルモデルが11回の給油が必要で、ガソリン代が13万8765円となります。

燃料費の差は、ランクルとプラドのディーゼルモデルで比較すると、約13万円となりました。税金の計算と同じように、5年間保有した場合、65万円もの差がつくことになります。

合計すると5年間で85万円の違い

お金

新車時の車両本体金額や、同年式の中古車で販売価格を比較しても、ランドクルーザー200の方が、プラドより高額な傾向があります。それに加えて、税金や整備代金では5年間で20万円程度の差が生まれ、ガソリン代では5年間で65万円程度の差が生まれることが分かりました。

合算すると5年間で85万円となり、1年間でも17万円程度の差が発生します。兄弟車と言われるランドクルーザーとランドクルーザープラドですが、車格の差以上に、維持費の差が大きいことが分かりました。

 

車格や風格ではランドクルーザー200を選びたいところですが、クルマにとっては経済性も選択する上で重要な要素となります。維持費では、圧倒的にプラドがお得な選択です。

販売価格に加えて、こうした維持費の差もクルマ選びの参考にしながら、自分に合うのはランクル200かプラドかを、考えてみてはいかがでしょうか。

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文・SUV FREAKS編集部

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