プロモーション
SUVは「ボディがデカい」「運転しにくい」ってホント？
SUVはゴツゴツしていて大きくて、運転しにくそうというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。確かに悪路走行が得意なクロスカントリータイプは、特別なタイヤを装着し、岩場を難なく走っていくがゆえに、舗装路面はちょっと苦手と思うかもしれません。 しかし、都市生活に合わせた舗装路メインのSUVも、最近では多く登場しています。そこで、今回は、SUV代表のRAV4と、セダン代表のカムリ(ともにハイブリッドモデル)を比較しながら、SUVの運転しにくさは本当なのか、検証していきます。
更新日2022/05/28検証1：ボディサイズを比較
ボディサイズは意外とセダンと変わらない
RAV4とカムリは同じGA-Kプラットフォームのモデルです。
RAV4のボディサイズは全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,685mm(アドベンチャーグレードのみ全長4,610mm×全幅1,865mm×全高1,690mm)となっています。
対するカムリは全長4,885mm×全幅1,840mm×全高1,445mm(WSグレードのみ全長4,910mm×全幅1,840mm×全高1,445mm)です。
全幅はRAV4の方が15mm広くなっていますが、全長はカムリの方が約285mm長くなっています。同じプラットフォームを使っていますが、ホイールベースはRAV4が2,690mm、カムリが2,825mmとRAV4の方が短く、最小回転半径もRAV4の方が5.5m(カムリは5.7m)と小さいのです。
ボディ幅は若干広いものの、ホイールベースが短く最小回転半径が小さいRAV4の方が、内輪差が小さく、狭い路地での取り回しがしやすいクルマとなるでしょう。
検証2：運転はしにくいのか？
ボディ全高が高く、最低地上高もRAV4は190mm(アドベンチャーグレードは195mm)、カムリは145mmと、RAV4の方が高いです。
SUVならではの着座位置の高さは、運転時のアイポイントの高さを生み出し、運転姿勢を取った時の車両周囲の見晴らしは、圧倒的にRAV4の方が良いでしょう。クルマ全体を上から見下ろすような視界になり、ボディの四隅がどこにあるのかを感じ取りやすくなります。
ボディ後方はハッチバックタイプのRAV4は、リアウィンドウからボディ後端までの距離を把握しやすく、セダンタイプのカムリはトランクルームの出っ張りがあり、ボディ後端の位置がイマイチつかみにくいという特徴もあります。
さらに高速道路などのロングドライブでは気になりにくいところですが、市街地運転で狭い路地に入った時には、見晴らしのいいドライビングポジションが、取り回しのしやすさを生み出します。わずか15mmの全幅の差を補って余りある、運転のしやすさをRAV4からは感じられるのではないでしょうか。
おまけ：燃費も比較してみた。
両者に搭載されるエンジンはA25A-FXS型、排気量は2.5Lで同じものです。エンジン最高出力や最大トルクは同値で、電気動力を伝えるフロントモーターの出力・トルクも同じ値になっています。
唯一、E-fourモデルのリアモーターはRAV4が最高出力40kW(54PS)、最大トルク121Nm(12.3kgm)なのに対し、カムリは最高出力5.3kW(7.2PS)、最大トルク55Nm(5.6kgm)と大きな差があるのです。
滑りやすい路面などでは、RAV4の方が発進動力に分があり、高い走破性を期待できるでしょう。
気になる燃費はWLTCモードで、RAV4が20.6km/L、カムリが24.3km/Lとカムリに軍配です。100㎏近いボディ重量の差と、太いタイヤが燃費を悪化させる要因となっています。
SUVというカテゴリーが運転しにくいというわけではありません。セダンやステーションワゴンなどと比較すると、高い車高から生み出される見晴らしの良さが、逆に運転しやすく感じさせるかもしれません。
人気のSUVは気になるけど、運転しにくそうだなと思っている方は、まず試乗をしてみてはいかがでしょうか。今までとは違う運転感覚を好意的に感じることもあるはずです。
SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!
—————————–
文・SUV FREAKS編集部
SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。
公式facebook：SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア