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ジムニーに乗るときに気をつけたい!タイトコーナーブレーキング現象ってなに?

ジムニーには、トランスミッションのシフトレバーの手前に小さなレバーが付いています。そのレバーには「2H」、「4H」、「4L」の表示がありますが、カーブで2Hを使用すると、タイトコーナーブレーキング現象が起こることがあります。今回は、そんなタイトコーナーブレーキング現象について解説していきます。

更新日2022/05/27

ジムニーにはトランスファーレバーが装備

スズキ ジムニー

ジムニーには「トランスファーレバー」と言う副変速機(トランスファー)を操作するためのレバーがあります。

ジムニーは「パートタイム式4WD」という四輪駆動方式を採用しており、2WD(後輪駆動)と4WDをドライバー自身の操作で切り替える仕組みのものです。

この切り替えを可能にしているのが副変速機です。2H(2WD高速)というのが後輪駆動、4H(4WD高速)と4L(4WD低速)が四輪駆動です。

 

舗装路は2H/雪道や荒地は4Hに切り替える必要あり

スズキ ジムニー

通常、舗装された道路、市街地、高速道路など、4WDが必要のないところでは2Hで走行します。雪道や荒れ地など、2WD走行が難しいところでは4Hに切り替えて使用します。

2WDより4WDの方が安定して走れるのなら、ずっと4Hでも良いのでは?と思うかもしれませんが、ジムニーのようなパートタイム4WDは走行状況に合わせて、2WDと4WDを切り替える必要があります。

 

パートタイム4WDの弱点タイトコーナーブレーキング現象とは?

ジムニーシエラ

その理由はタイトコーナーブレーキング現象が起こってしまうからです。これは、前後輪が直結状態の時に、急旋回しようとすると、ブレーキを掛けた時と同じようになった状態を指します。つまり「4WDでは曲がれない」のです。

クルマはカーブや交差点などを曲がる時に外側と内側のタイヤでは回転差が生じます。この差を吸収するために「デフ(ディファレンシャルギア)」と呼ばれる機構が備わっていますが、4WD車の場合、この回転差は前後タイヤの間でも生じます。

フルタイム式4WDの場合には「センターデフ」という機構でこの回転差を吸収できますが、ジムニーはセンターデフを持たないため、乾燥した路面などではそれを吸収することができません。

そのため、4WDでハンドルを切ると、ハンドルが振動したりして上手く曲がれないのです。

ジムニーの中古車情報を見てみる

 

説明書にも記載がある

ジムニーの取扱説明書にも、「4WDで急旋回をしない」「乾燥した舗装路では、4WDで走行しない」と言った注意書きが書かれています。

ジムニーを運転される際には4WDでコーナーを曲がらないようにしましょう。

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文・SUV FREAKS編集部

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