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ランクルが盗難されやすいのはなぜ?

一般社団法人 日本損害保険協会が発表した第23回自動車盗難事故実態調査結果において、車名別盗難状況が明らかになりました。2021年最も盗難件数が多かったクルマはトヨタ ランドクルーザーです。なぜ、ランドクルーザーは盗まれやすいクルマなのでしょうか。今回は、その理由や効果的な防犯対策などを紹介していきます。

更新日2022/06/15

2021年最も盗まれたのはランクル

トヨタ ランドクルーザー

2021年に最も多く盗まれたクルマはランドクルーザーです。331件の盗難件数で、全体に占める構成比は13.6%となっています。2019年、2020年は2位だったランクルが、トップに上がっています。

対して、2019年、2020年にトップだったプリウスは、2021年には2位になっています。次いで3位にレクサスLX、4位にアルファード、5位にはクラウンが入りました。
以降トップ10を紹介していくと、6位にハイエース、7位にレクサスRX、8位にヴェルファイア、9位は同数でレクサスLSとハリアーが並んでいます。

トップ10すべてがトヨタ・レクサスブランドで占められる状況です。

 

ランクルが盗まれる理由?

ランドクルーザーが狙われやすい理由の一つには海外での人気が挙げられるでしょう。

日本国内で盗難されたクルマの多くは、海外へ送られ転売されます。また、パーツごとに分解されて、こちらも海外に送られるケースが多いです。

つまり、海外での圧倒的な人気があり、販売ルートが確保できるクルマだからこそ、窃盗のターゲットとして狙われやすいということになります。

ランドクルーザーは陸の王者とも呼ばれ、悪路走破性能の高さと、機械的な信頼性で常に世界のトップに君臨します。世界中、どのような場所でも需要があり、高く評価されているクルマは他にないでしょう。

 

ランクルの防犯対策は?

特別ランクル専用の防犯対策があるかというと、それはありません。まずは窃盗犯に対し「この車を盗み出すのは骨が折れるし時間がかかる」ということを、強く伝えることが最も抑止力の高い防犯対策です。

リレーアタックを避けるために、電波遮断ができるケースでスマートキーを保管する、ハンドルロックやタイヤロックを取り付ける、セキュリティ装置を追加する、駐車場に防犯カメラを取り付けるなど、一般的に言われている防犯対策は、ランクルに対しても効果的な方法となります。

万が一の際にも、最低限のリスクヘッジができるように、自動車保険の車両保険に加入しておくということも、防犯対策の一つになるのではないでしょうか。

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300系には指紋認証を採用

トヨタ ランドクルーザー 2021

最新モデルのランドクルーザー300には、指紋認証によるセキュリティシステムが採用されました。エンジンスタートボタンの中に指紋認証装置が取り付けられ、エンジン始動は登録された指紋でないと行えないことになっています。

スマートフォンなどでも多く採用されている生体認証をクルマに導入することによって、ランドクルーザーの防犯対策は、劇的に進んだと考えていいでしょう。ただし効果は一過性であることも認識しておかなければなりません。

トヨタ ランドクルーザー 300 2021

セキュリティシステムの構築とその解読は、常にいたちごっこの状態です。新しいセキュリティシステムを作れば、窃盗犯はその解析を行い、無効化してきます。

窃盗犯に対しては、デジタルの防犯対策よりも、アナログの方が有効に働くケースも多いのです。指紋認証システムは素晴らしい機能ですが、これに慢心することなく、窃盗犯にとって時間がかかるアナログの防犯対策も進めながら、両面で対策していくことが重要となります。

 

人気があるがゆえに盗まれやすい、非常に困った状況ですが、頼れるのは自分自身の自衛能力だけです。できる限りの対策を行いながら、愛車が一晩にしていなくなるという悲しい事態が起きないよう、管理を徹底していきましょう。

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文・SUV FREAKS編集部

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