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スバル アウトバックが「JNCAP2021 ファイブスター大賞」を受賞!!

自動車の安全性に関する技術は日進月歩で進んでおり、交通事故ゼロを目指して各自動車メーカーが力を入れています。クルマを運転する側の私たちも、少しでも安全なクルマに乗りたいと思いますよね。今回は、2021年度の自動車安全性能アセスメントで最高評価となるファイブスター大賞を受賞した「スバル アウトバック」を解説していきたいと思います。

更新日2022/07/26

新型アウトバックは、アイサイトXを搭載して安全性能を大幅アップ

スバル レガシィ アウトバック 2021
アウトバックは、乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして人気です。現行型は2021年10月に発表され、スバルのフラッグシップとして最新の技術が搭載されています。

エンジンは1.8L 水平対向4気筒直噴ターボで、スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造等による車体剛性の最適化により、質感と衝突安全性能を向上させています。

エクステリア(外装)は、スピード感のあるシルエットに厚みや力強さを強調したボディパネルにSUVらしい一体感のあるクラッディングを組み合わせ、アクティブさとタフさを表現。

インテリア(内装)は機能的でありながら、乗る人すべてが居心地の良さを感じられる上質な雰囲気と、ハーマンカードンサウンドシステムなどで快適性も追求しています。大型センターインフォメーションディスプレイやフル液晶メーターも先進性を感じさせるものです。

今回ポイントとなる安全性能は、安全性を進化させた新世代アイサイトの「アイサイトX(エックス)」を全車標準装備としています。
スバル レガシィ アウトバック 2021
アイサイトはおもな機能をステレオカメラによる認識と制御によって行っていましたが、「アイサイトX」では視野を大幅に広げた新開発のステレオカメラと前後の左右側方に4つのミリ波レーダーとび電動ブレーキブースターを搭載して、見通しの悪い場所や出会い頭などさまざまなシーンで衝突回避をサポート。

また「アイサイトX」は、GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と3D高精度地図データを組み合わせることで自車位置を正確に把握。カメラやレーダーだけでは検知しきれない複雑な道路事情まで認識、運転支援を実現しています。

これにより自動車専用道路上での渋滞時に一定の条件を満たすと、ステアリングから手を放すことが可能になる「渋滞時ハンズオフアシスト」、侵入するカーブの曲率にあわせて適切な速度に制御してくれる「カーブ前速度制御」「料金所前速度制御」「アクティブレーンチェンジアシスト」などが使用できるようになり、アウトバックがJNCAP2021において最高得点を獲得したというわけです。

国産車の安全性を評価するJNCAPとは?


JNCAPとは、国土交通省と(独)自動車事故対策機構が一体となって、毎年自動車の安全性能に関するさまざまな評価試験を行い、自動車安全性能評価として結果を公表する制度のことです。

実際に市販されている状態の車両を使って、衝突試験、衝突被害軽減ブレーキの試験など様々な試験を実施し、その総合得点によって★の数が決まります。★の数が多いほど総合的な安全性能が高いことを示しており、★★★★★から★までの5段階で評価されます。

2021年度は、その最高評価にあたる「ファイブスター賞」のなかでも、アウトバックが最高得点の「ファイブスター大賞」に輝きました。つまりこの大賞は一車種だけに与えられる栄誉ある賞ということになります。

2021ファイブスター賞を獲得したその他モデルを紹介

2021年のファイブスター賞は全部で9車種ありましたが、アウトバック以外にはどんな車種があるのでしょうか。

三菱 アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV 20212021年にフルモデルチェンジしたアウトランダーPHEV。「威風堂々」をコンセプトにボディやシャシー、パワートレインを刷新し、全方位で大幅に進化しました。運転支援機能として三菱e-Assistが搭載されています。

ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼル プレイ 20212021年春に発売された新型ヴェゼル。ヴェゼルの魅力であるクーペライクなデザインや2モーターハイブリッドシステムの搭載などで全面的にブラッシュアップされました。全タイプにHonda SENSINGが搭載されています。

日産 キックス

日産 キックス 2020ガソリンで発電し、100%モーターで走行する「e-POWER」専用モデルであるキックス。コンパクトSUVならではの実用性とモーターならではの力強い走りが魅力です。プロパイロットに加え、先進の安全性能が搭載されています。

マツダ CX-30

マツダ CX-30CX-3とCX-5の中間ぐらいのサイズで「ちょうど良い大きさ」と評判の高いCX-30。魂動デザインの魅力とクリーンディーゼル、ハイブリッドも選べるパワートレインがポイントです。予防安全として衝突被害軽減ブレーキをはじめスマートブレーキサポート、危険回避ステアリング、ペダル踏み違い事故防止などが搭載されています。

その他SUV以外では、トヨタ カローラ/アクア、日産 ルークス/ノート/ノート オーラなどがファイブスターに輝きました。

JNCAPの評価は毎年公表されており、2020のファイブスター大賞はスバル レヴォーグでした。2年連続でファイブスター大賞を獲得したスバルの安全性能へのこだわりはすごいですね。安全性にこだわる方は、クルマ選びの参考にしてみましょう。

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文・SUV FREAKS編集部

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