プロモーション

ポルシェ マカンの好敵手!? マセラティの新型SUVグレカーレ!

SUV人気や需要は、高級車メーカーやスポーツカーメーカーにも影響しています。日本でも人気のポルシェは、2021年に約6,900台が販売され、そのうち2,109台がマカンでした。このマカンの牙城を崩すべくマセラティから「グレカーレ」がデビュー。グレカーレが発売されても、マカンの人気は続くのでしょうか、考察していきます。

更新日2022/07/26

それぞれの特徴が見られるエクステリア

ポルシェ マカン 2018

ラグジュアリーでスポーティなSUVとして人気のポルシェ マカンの日本国内でのライバルといえば、これまでレクサス RXやメルセデス GLCでした。その市場に、マセラティの刺客としてグレカーレが送り込まれました。

はたしてマセラティ グレカーレはマカンの牙城を崩すことができのか?さまざまな角度から比較してみましょう。

まずエクステリアですが、それぞれのメーカーアイデンティティが感じられるデザインです。

マカンは、4つのLEDランプを内蔵した丸みを帯びたヘッドライト、横長のフロントグリル、横一文字のリヤコンビランプなどによって、新世代のポルシェであることがひと目でわかるデザインとなっています。

グレカーレは、中央にエンブレムが輝く縦格子のフロントグリル、フロントフェンダーの3連冷却口、クォーターピラーのエンブレム、丸みのあるリヤまわりなどにより、マセラティらしさを感じるデザインです。

ボディの寸法は、マカンよりグレカーレの方がひとまわり大きいサイズとなっています。

ボディサイズは、マカンが全長4,726mm×全幅1,922〜1,927mm×全高1,596〜1,621mm。グレカーレは、全長4,846〜4,859mm×全幅1,948〜1,979mm×全高1,659〜1,670mmで、グレカーレのほうがひと回り大きな印象です。

数値だけなら、わずかな違いに感じるかもしれませんが、1,900mmを超える全幅は、運転のしやすさや行き違いのしやすさに影響します。運転のしやすさを重視するのであれば、グレカーレよりもマカンのほうが良いかもしれません。

エンジンパフォーマンスは後発のグレカーレに軍配

パフォーマンスは、出力・加速性能ともにグレカーレのほうが優れています。

エンジンは、両車とも2.0L直列4気筒ターボとV型6気筒ツインターボというラインアップですが、グレカーレの2.0Lエンジンはマイルドハイブリッド仕様、V6はマカンが2.9L、グレカーレが3.0Lと違いがあります。

結果、2.0Lモデルの出力はマカンが、最高出力195kW(265PS)/最大トルク400Nm(40.7kgm)であるのに対し、グレカーレ220kW(300PS)/450Nm(45.8kgm)。

ハイパフォーマンスバージョンでは、マカンGTSが324kW(440PS)550Nm(56.0kgm)であるのに対し、グレカーレ トロフェオは389kW(530PS)/ 620Nm(63.2kgm)。駆動方式はともにAWDで、トランスミッションはマカンが7速PDK,グレカーレは8速AT です。

このあたりは、後発のマセラティが見事に上回っています。

伝統的な造形に先進性を加えたマカンと先進装備で最小限に留めたグレカーレ

ポルシェ マカン 2016

インテリアは、両車とも落ち着きのある上質な室内空間です。

マカンは、水平基調のダッシュボード、シフトレバーの両サイドに配置されたスイッチなどにより、伝統的なスタイリングとなっています。また先進的なナビゲーションやインフォテインメントシステムを装備しているのも特徴です。

ラゲッジルームは、5人乗車時でも十分なスペースが確保されています。さらに、後席の背もたれを倒せば、より広いラゲッジスペースを作り出すことが可能です。

対するグレカーレは、水平基調のダッシュボード、フル液晶のメーター、2つのディスプレイに集約されたナビやエアコン機能などにより、先進的な室内空間を演出しています。ダッシュボード中央には、丸型の小型液晶モニターを装備。アナログ時計・デジタル時計・ストップウォッチなどに切り替えられます。

ヒーターと送風の機能を備えるシートは、レザーと手縫いのステッチで仕上げられ、快適性も高いです。加えて、ヘッドレストにマセラティロゴのエンボス加工がされています。

どちらも各メーカーの伝統を受け継ぎながら、先進的なシステムを装備することでよりシンプルな造形のインテリアとなっています。

先進的な運転支援システムが装備される両車

装備には、両車ともに先進的な運転支援システムが装備され、安全性にも優れています。

マカンには、ブレーキアシスト機能や歩行者検知機能などが含まれるアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト(ブラインドスポットモニター)、パークアシストなどの運転支援システムが標準装備。オプションで渋滞時の停止と発進を自動で行うトラフィックジャムアシストやレーンキープアシストを装備することも可能です。

グレカーレには、市街地や高速道路などでの快適性を高める運転支援システムを搭載しています。おもな機能は、衝突被害軽減ブレーキ(エマージェンシーブレーキ)、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポット支援機能や車線逸脱防止機能が含まれるアクティブレーンマネージメント、車線維持機能のアクティブドライブアシスト、標識を認識するトラフィックサインインフォメーションなどです。

予算が許せばグレカーレの方が満足度は高い!?

価格は、両車とも1,000万円前後です。詳しい価格は、次のとおりとなっています。

マカンは791万円が最低価格で、3.0LエンジンのマカンSが1,013万円、マカンGTSが1,235万円です。

グレカーレは、2.0LエンジンのグレカーレGTが862万円、グレカーレモデナが1,046万円。3.0Lエンジンのグレカーレトロフェオが1,395万円です。
性能と質感を重視するのであればグレカーレですが、信頼性という点ではいまやロングセラーとなったマカンです。

ポルシェ マカン 2016

マセラティの新たなラインナップに追加されたグレカーレは、マカンに近い価格設定となっていることからも、ライバル視しているといえるでしょう。外装や内装は、好みが分かれますが、どちらも上質であることに違いはありません。エンジンスペックや加速性能などは、マカンよりグレカーレのほうが上回っています。

走行性能を重視し、予算が許すのであれば、新しいグレカーレがおすすめです。

輸入SUVの中古車情報を見てみる

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!

—————————–
文・SUV FREAKS編集部

SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。

公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア