スバルとボルボのEV-SUV。2台の違いとは

スバル ソルテラとボルボC40 Recharge(リチャージ)は、じつはガチガチのライバルなんです。BEVで、しかもコンパクトSUVであって、メーカーも王道からちょっと外れた個性派のスバルとボルボですから、気になる方は多いのではないでしょうか

更新日2022/08/03

2台の車両価格はほほ同じ

スバル ソルテラ ET-HS 2022
まず、ライバルというぐらいですから現実的な問題として、両車の価格を比較してみましょう。

スバル ソルテラは、スタンダードモデルET-SSのFWDが594万円、AWD(4WD)で638万円、ハイクォリティモデルET-HS(AWD)が682万円です。

対してボルボ C40 リチャージは、 Plus Single MotorのFWDが599万円、C40 リチャージ Ultimate Twin Motor(4WD)が699万となっていて、その差はどちらも数万円です。

国産車なのに高いのか、外車なのに割安なのか。ともかく価格は拮抗しています。なお、優遇額はソルテラが最大130万円で、C40リチャージが約90万円(2022年モデル。2023年モデル:未定)です。

ソルテラがひと回りおおきいボディ


ソルテラもC40リチャージも扱いやすいコンパクトサイズ(日本ではミドルクラス)のSUVですが、ボディサイズは、ソルテラが全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,650mm、ホイールベース2,850mm、車重1.91~2.05t。

C40リチャージは全長4,440mm、全幅1,875mm、全高1,595mm、ホイールベース2,700mm、車重2.16t(2022年モデル・リチャージツイン)と、全長はソルテラがロングで、C40 リチャージがほんの少し背が低くなっています。

エクステリアは、両車ともSUVらしく、でも嫌みのない印象です。けっして安くはないBEV(バッテリー電気自動車)SUVを購入する層を意識したもので、ダイナミックさのなかに落ち着き・上品さが上手くデザインされています。

当たり前ですがグリルにはルーバーがなく、フタをされた格好になっています。ラジエーターがないので当然ですが…。
ボルボ C40 リチャージ 2021

ソルテラは、ルーフ後端にスプリットテールのリーフスポイラーを装備しますが、この2つの分かれたスポイラーはトレンドです。ボディ最後端には、テールスポイラーも装備します。

いっぽうC40リチャージで、後ろ側がクーペスタイルなっているは、エアロダイナミクス向上(空気抵抗低減)の観点からでしょう。この点は、XC40エンジン車と大きく異なる点です。これも2つに分かれたルーフスポイラーと、テールスポイラーを装備しています。

上品かつシンプルな印象のインテリア


インテリアは、どちらも華美ではなく上品かつシンプルにまとめられています。ソルテラは、スタンダードモデルがシックなモノトーン、ハイクォリティモデルがツートーン(本革)で仕上げています。どちらもステッチが効いています。
ボルボ C40 リチャージ
対してC40リチャージは、SDG’sを意識して、内装素材は合金皮革=レザーフリーとしています(本革だと動物由来なので)。ですが、牛革は、食用や乳牛など役目を終えた牛の皮を、なめして革として利用しているので、革のため動物を殺傷するようなことは現在してしません(なめし加工にクロムと大量の水を使うことのほうが問題です)。

カーペットも再生素材を使用。SDG’s(サスティナブル)の意識は、さすがボルボだけあって高いです。

航続距離はソルテラが優れている


ソルテラのプラットフォームは、トヨタと共同開発したBEV専用です。

パワーユニットは、モーター、モーターを制御するインバーター、ギアなどが一体となったeAxle(イーアクスル)で、高効率・省スペースを実現しています。

FWDのシングルモーターは最高出力150kW(/204PS)で、満充電時の航続距離(国土交通省審査値)は567km。AWDツインモーターは、フロント80kW(109PS)+リア80 kW(109PS)で、スタンダードモデルの航続距離が542km、ハイクォリティモデルが487kmです。

もちろん “4駆のスバル”なので、AWDモデルには路面状況によって走行モードを選択するだけで、4輪の駆動力やブレーキを最適にしてくれるX-MODEを装備しています。
ボルボ C40 リチャージ 2021
C40リチャージ(2023年モデル)は、FWDシングルモーターが最高出力170kW/231PS)を発揮。航続距離は434km(欧州参考値)。
AWDツインモーターは、最高出力300kW(408PS)[前輪150kW+後輪150kW]で、航続距離は437km(欧州参考値)です。
ちなみに0-100km/h加速は、シングルモーターの7.4秒に対してツインモーターは4.7秒とパワー差は歴然です。

ソルテラにしてもC40リチャージにしても、FWDモデルは、2駆動SUVということだけ割り切っておけば、高効率で価格もお得です。
そしてBEVなので当たり前ですが、両車ともワンペダル(シングルペダル)でアクセルペダル操作だけでイージードライブが可能です。

ボルボ C40 リチャージ フィヨルド ブルー 2022

いずれのメーカーも、衝突安全ボディ、安全運転支援システム・予防安全システムに関する意識が高く、高評価を受けていますから、安全性能もまったく問題ないでしょう。

どちらを選ぶかは、どちらのメーカーの思想・哲学に共感するか。そんなことが、ちょっとした違いになって(じつは大きく違う部分)現れていますから。

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文・SUV FREAKS編集部

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