コンパクトだけど高品質。ハイブリッドSUV、UXとアルカナを比較

運転がしやすく使い勝手も良いバランスがとれたCセグメントのSUVは、国内のみならず、世界的にも激戦区となっています。そこに投入されたルノー アルカナは、日本が誇るラグジュアリーブランドであるレクサスのUXの強力なライバルです。UXとアルカナには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。CセグメントのSUV選びに悩んでいる方は、参考にしてみてください。

更新日2022/08/03

ルノー アルカナとレクサス UXのモデル概要


ルノー アルカナは、2022年2月に発表され、2022年5月に販売を開始したばかりの、エレガントでスタイリッシュなクロスオーバーSUVです。

SUVの機能美とクーペのエレガントさを融合させた都会的なフォルム、モータースポーツの最高峰であるF1で培ったノウハウを取り入れて開発された軽量・コンパクトなパワートレイン、ドライブフィールに優れたハイブリッドシステムE-TECH HYBRID(イーテックハイブリッド)を搭載しています。

また、アルカナには、日産 ノート/ノートオーラやルノー ルーテシアにも使われているルノー・日産・三菱のアライアンスによるCMF-Bプラットフォームを採用しているのもトピックのひとつです。価格は429万円となっています。

2022.05.26

迎え撃つレクサス UXは、2018年11月に販売を開始したコンパクトサイズのクロスオーバーSUVで、こちらも2020年7月にフィスリフトを受けたばかりです。

力強さを強調する厚みのあるボディと俊敏な走りを想像させる張り出したフェンダーによる大胆で洗練されたエクステリア、ドライビングの高揚感を演出するコックピットと視覚的な開放感を両立したインテリア、優れた操舵応答性・操縦安定性と上質な乗り心地を追求した走りなどは、先代UXを継承しています。

新型UXのパワートレインは、ガソリンエンジンとハイブリッドの2種類。価格は、ガソリンが400万3000円〜483万6000円、ハイブリッドが435万9000円〜545万7000円です。

ここでは、ハイブリッドシステムを搭載しているUX250hとアルカナを比較します。

スタリッシュなアルカナと、塊感のあるUX

エクステリアは、クーペのルーフラインになっているアルカナ、ハッチバックのように立ったバックドアになっているUX250hと違いが明らかです。

アルカナは、弧を描くクーペのようなルーフライン、高い位置に配されたベルトライン、筋肉をイメージさせるボディサイド、幅広く張り出したフェンダー、フロントとリアのスキッドプレート、ホイールアーチプロテクションなどにより、スタイリッシュなイメージです。

ボディサイズは、全長4,570mm×全幅1,820mm×全高1,580mmです。全幅が1,800mmを超えているものの、取り回しがしづらいとは感じにくいでしょう。

レクサス UX250hは、縦方向に厚みをもたせたボディ、張り出した前後フェンダー、リヤに向けてキックアップするキャラクターライン、スピンドルをテーマにしたリヤ造形、横一文字につながるリヤコンビランプなどにより、どっしりとした印象でありながら躍動感あるスタイリングになっています。

ボディサイズは、全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmとアルカナよりも短くワイドで低いことが特徴です。

ボディサイズそのものに大きな違いはないものの、アルカナが前後方向に長く見えるフォルム、UX250hが縦方向への厚みを持たせて塊感を演出しています。

どちらも十分な居住性を確保している

ルノー アルカナ 2021
インテリアは、乗員を包み込むような造形のアルカナ、横方向への広がりによって開放感を演出しているUX250hとなっています。

アルカナのインテリアは、ドライバーを中心に考えられた運転席であるスマートコクピットを採用。コクピット周辺のディスプレイや操作系は、人間工学に基づきドライバーが操作しやすい向きに角度がつけられています。

また、高めのショルダーラインや後方に向かって傾斜するルーフラインなどにより乗員が包み込まれるような室内空間になっているのも特徴です。

クーペのようなスタイリングは、狭さを感じやすいものの、アルカナは、沈み込むように着座するシート角によって、狭さを感じにくくなっています。そのため、居住性に不足はないでしょう。

UX250hのインテリアは、横方向への伸びが強調された処理が特徴です。横長のモニターやダッシュボードなどによって、コンパクトなボディを感じさせない開放感あるもの。リヤシートは、座面の長さが十分にあるため、長時間座っていても疲れにくいでしょう。

アルカナもUX250hも、ボディサイズがそれほどおおきくないため、決して広い室内とは言えないものの、乗員が狭さを感じないような工夫がなされています。

同じハイブリッドでも内容は異なる

アルカナもUX250hもハイブリッドシステムを搭載し、走行性能と環境性能を両立していることが特徴です。ただし、それぞれのシステムに違いがあります。

アルカナに搭載されるハイブリッドシステムは、1.6L直列4気筒ガソリンエンジンに2モーターの組み合わせです。

また、電気モーターの動力を活用した静かで滑らかな発進や市街地のストップ&ゴーから、高速域のリニアな加速まで、エンジンとモーターのそれぞれが得意とする領域で性能を発揮する制御となっています。

このE-TECH HYBRIDは、ルノーがF1で培った技術が応用されていることも特筆すべきポイントです。効率が良い走りと環境性能を両立したアルカナのWLTCモード燃費は、22.8km/Lとなっています。

対するUX250hのハイブリッドシステムは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンにモーターの組み合わせたLexus Hybrid Driveです。4WDモデルには、後輪にもモーターが搭載されます。

新開発されたハイブリッドシステムにより、モーターのアシストとエンジン回転数を最適化し、気持ち良い加速を実現しているのもUX250hの特徴です。WLTCモード燃費は、21.6〜22.8km/Lとなっています。

ひと言でハイブリッドと言っても、モーターの数、組み合わされるエンジンの種類、トランスミッション、制御方法が異なるため、それぞれ特徴があるハイブリッドシステムになっているといえるでしょう。

先進的な安全運転支援システム

アルカナとUX250h、どちらも内容の充実した先進的な運転支援システムを搭載しています。

アルカナに装備される運転支援システムのおもな機能は、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線中央維持支援(レーンセンタリングアシスト)、歩行者・自転車検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ(アクティブエマージェンシーブレーキ)、フロント・サイド・リアのパーキングセンサー、360°カメラ、後側方車両検知警報(ブラインドスポットワーニング)などです。

UX250hに装備されるLexus Safety System +のおもな機能は、プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車運転者検知機能付き衝突回避支援)、レーントレーシングアシスト、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール、前後方静止物パーキングサポートブレーキなどとなっています。

安全機能として必須の衝突被害軽減ブレーキシステムや、運転の負担を軽減するアダプティブクルーズコントロールなどは、どちらのモデルにも標準装備です。

どちらかといえばアルカナのほうが装備が充実している印象です。

激戦区であるCセグメントSUV市場に現れたアルカナは、UX250hとほぼ同じ車格のモデルです。

先進的な安全装備が充実し、スタイリッシュなクーペフォルムのSUVであるにも関わらず、車両本体価格がUX250hよりもリーズナブル。扱いやすいサイズのクロスオーバーSUVの選択肢として有力なモデルといえるでしょう。

どちらにしようか悩んだときは、実際に車を見て、乗って、使い勝手やドライブフィールなどを確かめてから、購入することをおすすめします。

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文・SUV FREAKS編集部

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