プロモーション

日本未導入のマツダ CX-50。CX-5の違いとは?

マツダ CX-50は北米市場専用のクロスオーバーSUVです。カテゴリーとしてはミドルクラスサイズなので、当初はCX-5の後継ではとウワサされましたが、蓋を開けてみれば併売されています。それぞれどんな違いがあるのでしょうか?デザインやメカニズムなどを比較しながら解説していきましょう。

更新日2022/08/31

エレガントなCX-5、ワイルドで力強いCX-50

まずはデザインから比較してみましょう。日本ではマイナーチェンジしてさらにエレガントで上質感の高まったCX-5が人気ですが、CX-50はワイルドで力強いイメージです。

ボリューム感のあるボンネットフードと高い位置に配置されたヘッドランプユニット、フロントグリル、立体的な形状のバンパーが特徴で、アウトドアシーンによく似合う雰囲気です。
マツダ 2代目CX-5 エクスルーシブ モード 2021
ボディサイズは、CX-50が全長4,720mm×全幅1,852mm×全高1,613mm、ホイールベース2,815mm、CX-5が全長4,575mm×全幅1,845mm×全高1,685mm、ホイールベース2,700mmと、全体的にはCX-50のほうがひと回り大きくなっています。

また4,720mmの全長はミドルクラスでは標準的なサイズですが、ミラーを開いた状態では全幅が1,920mmと聞くと日本の道路事情では大きそう。もちろんこの全幅のおかげで、力強さが強調されているとも言えます。

CX-50はガソリン車のみ、CX-5はディーゼルも選べる


CX-50に用意されるパワートレインは、2.5L 直4ガソリンNAのSKYACTIV-G 2.5と同ターボのSKYACTIV-G 2.5Tです。

スペックは、SKYACTIV-G 2.5が最高出力139kW(187HP)/6,000rpm、最大トルク252Nm(186lb-ft)/4,000rpm、SKYACTIV-G 2.5Tは最高出力169kW(227HP) /5,000rpm、最大トルク420Nm(310lb-ft)/2,000rpmとなっています。

トランスミッションは6速AT、駆動方式は全車電子制御4WDシステム「i-ACTIV AWD」のみです。

CX-5は同じSKYACTIV-G 2.5と、2.0LガソリンNAのSKYACTIV-G 2.0、そして2.2LクリーンディーゼルのSKYACTIV-D 2.2があり、2.5Lターボはありません。

CX-50には無いエンジンのスペックは、SKYACTIV-G 2.0が最高出力115kW(156PS)/6,000rpm、最大トルク199Nm(20.3kgm)/4,000rpm、SKYACTIV-D 2.2が最高出力147kW(200PS)/4,000rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/2,000rpm。

トランスミッションはCX-50と同様6速AT、駆動方式はFFもしくはi-ACTIV AWDです。

クリーンディーゼルの人気がない北米ではSKYACTIV-D 2.2をあえて用意せず、その代わりをCX-8などが搭載するSKYACTIV-G 2.5Tが努めています。

やはり力強いテイストのCX-50


CX-50のインテリア(内装)ですが、マツダのSUVに共通の特徴である水平基調のダッシュボードを採用しながらも、縦型に配置された空調ルーバーが力強さと機能性を感じさせます。

センターディスプレイやシンプルなスイッチの配置などはモダンで洗練された印象ですが、広々とした快適な空間とともに、SUVらしさが反映されています。

対するCX-5は上品で品格のある大人の空間といった印象です。カラーコーディネーションを選択してアクセントカラーを楽しめるのは、シティユース前提の方にとってもおしゃれに楽しめるポイントでしょう。

ボディサイズが大きいCX-50が有利ながら、普段使いではCX-5も優秀|ラゲッジ比較

ラゲッジ容量は、CX-50が後席使用時で約890L、後席のシートバックを倒すと最大1,600Lまで拡大できます。

いっぽうCX-5は後席使用時で505L、後席のシートバックを倒した際の容量は公表されていませんが、最大で荷室長1,830mmまで拡大することができます。

さすがにボディサイズがひと回り大きいCX-50のほうがラゲッジ容量で有利です。とはいえCX-5でもクラストップレベルの広さがあるため、日常使いではなんら不満はないでしょう。

SUVの次のトレンドになる!? 気になるメリディアンエディション


CX-50に用意された「メリディアンエディション」は、2.5Lターボエンジンンモデルをベースにアウトドア感を強めた装備が特徴のモデルです。

専用装備として、18インチアルミホイール+ファルケンオールテレーンタイヤ、ブラックのヘッドライトガーニッシュ、マットブラックのボンネットフードグラフィック、力強いデザインのサイドロッカーパネル(サイドシルガード)が装着され、ボディカラーはポリメタルグレー、もしくはジルコンサンドの2色に限定。

インテリアカラーには、テラコッタレザーかブラックカラーが用意されています。

もともと力強い雰囲気のCX-50がさらにワイルドに、アウトドア感の強い装備で固められ、非常にカッコいい仕上がりです。クロスオーバータイプの特徴を生かしつつ、SUVの新しいチューンスタイルとしてこれから日本でも流行りそうな雰囲気ですね。

日本には導入されていないCX-50。価格はベーシックグレードが26,800ドル(約370 万円)で、最上級グレードで41,550ドル(約575万円)となっていますが、CX-5が26,700ドル〜39,650ドルという価格なので、実際に日本で販売されることになれば、CX-5よりも若干高い程度に収まりそう。

現在の円安などを考えると日本導入は難しそうですが、デザインやコンセプトはかなり魅力的で、こういうテイストが日本のクロスオーバーSUVのラインアップに加えられたら、とても面白いと思います。

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!

—————————–
文・SUV FREAKS編集部

SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。

公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア