SUVなのにスポーツできる?スポーツチューンが施されたSUV/2022

ラフロードで優れた走行性能をもつSUVに高い運動性能を与えたスポーツチューンのSUVが、いま密かな人気となっています。性能はもちろん見た目もスポーティに仕上げられた速くてワイドなスポーツチューンドSUVを紹介していきましょう。

更新日2022/09/30

SUVなのにスポーツできる?


自動車メーカーの多くに存在しているのが、既存のモデルをベースにしたスペシャルライン。たとえばトヨタ自動車にはスポーツカー向けのブランドとなる「GR」があり、日産自動車では「NISMO(ニスモ)」や「AUTECH(オーテック)」、ホンダには「Modulo(モデューロ)」、スバルには「STI」などが存在しています。

これらのなかでスポーツカー向けに特化するブランドの多くは、実際にモータースポーツに参戦し、そこから得たデータやノウハウを市販モデルにフィードバックさせることで、スポーツ性を中心に性能を高めた特別なモデルをラインアップに加えています。

その仕事はスポーツカーだけにとどまらず、ハッチバックやセダン、そしてSUVにも浸透し、多くのスペシャルチューンのエンブレムを冠したスポーツSUVが次々と発表されています。

そのなかから、2022年に発表されたGR、STI、ModuloのスポーツSUVを3台ピックアップしてお届けします。

専用パーツで特別感の高いトヨタ ヤリスクロス GR SPORT


2020年8月に発売されたトヨタ ヤリスクロスは、コンパクトカー、ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用するコンパクトサイズのSUVです。このヤリスクロスに用意されたモデルが、ヤリスクロスGR SPORTです。

ちなみにヤリスにもGRの名前を冠する「GRヤリス」がラインナップされていますが、こちらはラリーやサーキットでの速さを追求したモデルで、エンジンはもちろんボディまで異なるまったくの別物。

ヤリスクロスGR SPORTは、走りの機能を追求したモータースポーツ直系のアイテムを装備したスポーティモデルといった位置づけです。

まずエクステリア(外観)は、フロントマスクの専用ラジエーターグリルにはじまり、フォグベゼル、リアバンパーロアカバー、18インチアルミホイールなどをGR SPORT専用品に変更。

赤く塗装されたブレーキキャリパーと、ボディの前後にはGRのロゴが奢られ、GR SPORTであることを印象づけます。

インテリアは、専用本革巻き3本スポークや専用本革巻きシフトノブ、アルミペダル、GRロゴ入り専用スマートキーにくわえ、コンソール部分を専用のガンメタリック塗装とし、スポーツ性を高めています。

もちろん走りも特別なもので、フロント下とロアバックに補強ブレースを追加して操縦安定性を向上させるだけでなくフラットな乗り心地も実現。
運動性能をアップさせるため車高を10mm下げるとともに「FALKEN FK510 SUV」スポーツタイヤを装着し、サスペンションと電動パワーステアリングをもスポーティな特性にチューニングして一体感を生み出します。

またハイブリッドモデルでは、モーターの過渡特性を最適化し、加減速時のアクセルレスポンスも向上。モーター駆動のレスポンスをよりダイレクトにタイヤに伝えるべく、ドライブシャフトのねじり剛性をアップさせるなど、運転するたびにスペシャル感と走りの楽しさが味わえるのはGR SPORTならではのものです。

走りの性能を高めたスバル フォレスター STI SPORT


スバルが1997年から生産を続けているミドルクラスクロスオーバーSUV、フォレスターのスポーツチューンモデルが、2022年8月に追加設定されたばかりのフォレスター STI SPORTです。

スバルのモータースポーツを統括するSTI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL INC.)の名前を冠するフォレスター STI SPORTは、ブラック塗装のルーフスポイラーやシャークフィンアンテナにはじまり、ブラック塗装のリアガーニッシュ、ブラック塗装加飾付サイドクラッディングにくわえ、スーパーブラックハイラスター塗装の18インチアルミホイールなどでスポーティな特別感を演出。

インテリアではブラックラスト塗装&ボルドー表皮巻センタートレイ加飾(レッドステッチ付き)、レッドステッチの入った本革巻ステアリング、ピアノブラック調シフトパネルにくわえ、メーターパネルはSTI SPORT専用のマルチインフォメーションディスプレイ付メーターを装備して、こちらもスポーティな演出がなされています。

そこにSTI専用チューニングが施された日立Astemo製SFRDフロントダンパーと、専用リアダンパーを組み込み、SUVでありながら優れたドライビング性能を生み出しています。

どこまでスポーティになるのか?楽しみなホンダ ヴェゼルModulo X


3代目フィットをベースにホンダが開発し2013年にデビューした初代ヴェゼルにラインナップされていたのが、Modulo Xというスポーツモデル。これは専用デザインのエクステリアやスポーツシートを採用したコンプリートカーとなっていて、足まわりや空力性能の向上によって優れた走行性能も持ち合わせたSUVでした。

そんなModulo Xが2代目ヴェゼルでも発売されることがすでに発表されています。

ベースになるのは、2022年1月に開催された東京オートサロンで公開されたヴェゼル Modulo Xコンセプト。

エクステリアには、Modulo X専用デザインのフロントグリルやバンパー、ブラック塗装を施したリアスポイラー、ブラックアウトされたLEDヘッドライト、専用エンブレムなどが装備され、インテリアではシートやセレクターカバー、本革巻きステアリングなどが専用デザインです。

さらに空力性能にもこだわりを見せており、ボディ下部にはエアロスロープと呼ばれる形状を施し、さらにエアロフィンを設けることで高い空力性能を発揮します。また足まわりに専用サスペンションやホイールが装着される予定です。

コンセプトモデルに装着されたパーツがそのまま市販モデルでも採用されるのか、詳細は明らかになっていませんが、いまから楽しみな1台であることは間違いありません。

新型ヴェゼル Modulo Xは、2022年11月に発売予定です。

まるでスポーツカーのような走りが楽しめる特別チューンされた3台のSUV。日常ではオンロードでクルマに乗る機会が多い方にとっては、このスポーツ向けに改良されたSUVのほうが使い勝手が良いかもしれません。

また見た目もノーマルモデルとは違っているので、ライバルに差をつけたい方にもおすすめです。

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文・SUV FREAKS編集部

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