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トヨタ bZ4Xとライバル。メルセデスEQA、テスラモデルYをbZ4Xと比較
脱炭素化社会の実現に向けて、欧州メーカーを中心に進行している自動車のEV化。ついにトヨタもbZ4Xで参入!先行する欧州メーカーの追撃を開始したことで、われわれ日本人にとっても気になるカテゴリーとなりました。そんなBEVカテゴリーのなかから、トヨタ bZ4Xとそのライバルとなるメルセデス・ベンツ EQA、テスラ モデルYの3台を比較してみましょう。
更新日2022/12/02車両価格は性能と比例するの?
2022年からデリバリーが開始された3台のBEV。トヨタのbZ4Xはリースのみという特殊な販売形態をとっていますが、兄弟車のスバル ソルテラを参考にすると販売価格は594万円〜638万円。
メルセデス・ベンツ EQAが733万円〜、テスラ モデルYが643万8000円〜833万3000円という構成で、ざっと600〜700万円という価格が現在のプレミアムBEVのエントリープライスです。
ボデイサイズはEQAがひと回り小さい
トヨタbZ4Xは、スバルと共同開発したBEV(バッテリーEV)専用プラットフォームを採用するミドルクラスSUVです。
ボディサイズは全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mmで、くっきりと直線的に配置されたキャラクターラインや立体的な造形の前後バンパーなど、トヨタのSUVらしい力強いシルエットが特徴のデザインです。
対するライバルのメルセデス・ベンツ EQAは、全長4,465mm×全幅1,835mm×全高1,610mmとひと回り小さく、日本の道路事情でも扱いやすいサイズとしながらもSUVの実用性や使い勝手を両立させたモデルです。
デザインは、塊感のあるなめらかなフォルムにクーペのようにスタイリッシュなスタイリング、そしてフロントセクションはスリーポインテッドスターを中央に配置したブラックグリルで引き締められています。
もう1台のテスラ モデルYのボディサイズは、全長4,751mm×全幅1,921mm×全高1,624mmです。テスラの廉価版モデル3と同様、グリルレスのすっきとしたフロントマスクで、1,900mmを越える幅広のボデイながら威圧感はあまり感じられません。
前後オーバーハングも短く安定感のあるデザインとなっています。
航続可能距離は500kmが目安!?
bZ4XはFWD(前輪駆動)とAWD(四輪駆動)があります。FWDに搭載されるモーターは最高出力150kW/最大トルク266Nm、AWDのシステムは全体で最高出力160kW/最大トルク337Nmです。
バッテリー容量はいずれも71.4kWhで、FWDの航続可能距離は559km、0-100km/h加速は7.5秒。AWDモデルの航続可能距離は540km、0-100km/h加速は6.9秒というスペックです。
どちらもロングドライブで十分なバッテリー容量がありますし、加速性能もハイパワーモデルに匹敵するものですので力不足は感じないでしょう。
ライバルのEQAは、最高出力140kW(190PS)/最大トルク385Nmのフロントモーターで前輪を駆動します。バッテリー容量は66.5kWhで満充電からの航続可能距離は555kmと、長距離ドライブでも安心して楽しめます。
またバッテリーには水冷システムを搭載し、効率的な冷却でバッテリー温度を常に適正に保ちます。
テスラ モデルYにはRWD(後輪駆動)と前後にモーターが搭載されるAWD(パフォーマンス)があります。
RWDは最高出力220kW/最大トルク350Nm、デュアルモーターのAWDは、フロントに最高出力158kW/最大トルク240Nm、リアに最高出力235kW/最大トルク450Nmを組み合わせます。
バッテリーはRWDにはスタンダードレンジが搭載され、航続可能距離は507km、0-100km/h加速は6.9秒。ロングレンジバッテリーのAWDは、航続可能距離が595kmに伸びるとともに、0-100km/h加速3.7秒というスーパーカー並みの加速性能を発揮します。
インテリアには自動車メーカーとベンチャーの違いが出ている!
bZ4Xは、メーターをステアリングホイールの上側を見通して見えるように配置したトップマウントメーターをトヨタ車として初めて採用しました。
コネクテッドナビを採用したマルチメディアシステム、音声認識機能、無線通信によるアップデート、デジタルキーといった最新のデジタル機能を満載し、モダンで洗練されたコックピットとともに先進性を感じさせるインテリア(内装)です。
EQAは、ワイドさを強調するデザインのダッシュボードやジェットエンジンのタービンを想起させる空調ルーバーに、車両のさまざまな情報を表示させるコックピットディスプレイ、そして近未来を感じさせるバックライト付のスパイラル調インテリアトリムが目を惹きます。
テスラ モデルYは、ダッシュボードセンターの15インチタッチスクリーンとステアリングとシフトレバーだけという、非常にシンプルで良くも悪くもクルマ作り王道から外れたコクピットデザインが特徴です。
ダッシュボードセンターの15インチタッチスクリーンには、車両に関するあらゆる情報が集約され、エアコンやオーディオの操作から車両速度も表示されます。頭上には広大なガラスルーフも配置され、モダンなイメージにひと役買っています。
あまりにもシンプルにデザインしたことで、走行中に自車の速度を確認するために大きな視線移動が強いられることになったテスラ用として、サードパーティーからステアリングポスト上に設置して使うヘッドアップディスプレイスピードメーターキットが販売されています。
自動運転化になればこのあたりは問題ないはずですが、現状では自動車メーカーではないブランドのデメリットといえるでしょうね。
本体価格だけでなく充電インフラの整備など、日本国内での課題はまだまだ残されているBEVですが、世界的なEV化の波はどんどん大きくなっています。いずれ車両入れ替えのタイミングで、庶民の私たちも具体的な検討が求められそうです。
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文・SUV FREAKS編集部
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