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英独7人乗り高級SUV対決! BMW X7×レンジローバースポーツ
多くのラグジュアリーSUVは、その室内の広さを活かして多人数乗車が可能な3列シート配置を採用しています。そのなかから価格帯の近いBMWのX7とレンジローバースポーツを比較。この手のラグジュアリーモデルは、中古車になるとかなり割安になる(といっても数百万円はしますが…)ので、手が出ないと諦めずに中古車サイトを検索してみましょう。
更新日2022/12/20BMWの最上級SUV、 X7
BMW X7は、2019年6月に日本で販売を開始したBMWの最上級ラグジュアリーSUVです。
高級感ある堂々としたデザイン、ラグジュアリーモデルに相応しい乗り心地、最大7人乗りを可能とする実用性を備えたモデルとなっています。
2022年11月には大幅なマイナーチェンジを実施し、上下2分割のツインサーキュラー&ダブルライトに加え 、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグローキドニーグリルからなる新しいBMWラグジュアリーフェイスを採用しています。
価格は、X7 xDrive40d Excellenceが1,339万円、X7 xDrive40d M Sportが1,386万円、X7 M60i xDriveが1,698万円です。
運動性能を高めたレンジローバー レンジローバースポーツ
レンジローバースポーツは、2005年に日本での販売を開始したクロスオーバーSUVです。2022年に3代目がデビューしていますが、ここでは中古車で狙いやすい2013年発売の2代目モデルを中心に解説します。
モデルラインアップではフラッグシップとなるレンジローバーのひとつ下にあたるレンジローバースポーツは、ランドローバー史上最速かつもっとも俊敏なSUVとして市場に送り出されました。
その2代目は、クラス最高峰のオールテレイン性能とオンロードダイナミクスを両立していることが特徴です。
パワートレインは、デビュー当初が3.0L V型6気筒スーパーチャージャーと5.0L V型8気筒スーパーチャージャーというガソリンエンジンのみのラインアップでしたが、2016年にディーゼルターボ、2018年にPHEVを追加するなど、バリエーションを増やしました。
2代目の最終モデルである2021年モデルの新車販売価格は、3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン搭載モデルが936万円~1,229万円、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルが1,218円~1,351万円、3.0L直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載モデルが1,264万円、5.0L V型8気筒ガソリンエンジン搭載モデルが1,482万円~1,921万円となっていました。
水平基調のX7 vs スポーティなレンジローバースポーツ
X7のエクステリアは、最上級モデルとしての堂々とした佇まいを水平基調のスタイリングで演出しています。
BMWデザインの象徴であるキドニーグリルは、存在感と力強さを主張するため、それまででもっとも大きなサイズとされました。
片側2灯式のヘッドライトは六角形の光源を分割するX型のエレメントがアクセントになっています。
ボディサイズは、全⾧5,170mm×全幅2,000mm×全高1,835mmとゆとりある堂々としたサイズです。
一方、レンジローバー・スポーツは、直線基調で力強いスポーティなスタイリングとなっています。
角度がつけられたフロントガラスや傾斜したルーフラインなどにより、スポーツの名にふさわしいクーペライクなデザインとしていることが特徴です。
ボディサイズは、全長4,855mm×全幅1,985mm×全高1,800mmとX7に比べと、全長が200mmほど短くなっています。
どちらも強力パワートレインにAWDの組み合わせ
X7のパワートレインは、当初がディーゼルターボエンジンとガソリンターボエンジンで、2021年のマイナーチェンジでディーゼルエンジンは48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを搭載した新開発のエンジンにスイッチ。ガソリンエンジンはM50用の4.4L V型8気筒のみになっています。
駆動方式は全グレードxDrive(フルタイム4WD)、トランスミッションは8速ATです。
2代目レンジローバースポーツのパワートレインは、3.0L V型6気筒スーパーチャージャーと5.0L V型8気筒スーパーチャージャーに、2016年にディーゼルターボ、2018年にPHEVが追加されました。いずれもフルタイム4WDで、トランスミッションは8速ATです。
両車ともマイルドハイブリッドシステムを搭載したり、大排気量ガソリンエンジンを搭載するスポーツグレードを用意したりしていることが共通点です。
先進的なX7 に比べると見劣りするかも
X7のインテリアは、左右への広がりを感じられるサーフェスとくっきりとした構成がダッシュボードに現代的な印象をもたらしています。
大きなインテリアトリムが装着されたセンターコンソールは、エレガントな印象。12.3インチのコントロールディスプレイとデジタル式メーターパネルがBMWの先進性を感じる部分です。
いっぽう2代目レンジローバースポーツのインテリアは、視界を遮るものがないフラットなダッシュボードやインパネ埋め込み式のモニターなどにより、クリーンですっきりとした印象です。
インパネ中央のエアコン吹き出し口からセンターコンソールまで続くような造形もレンジローバーらしいポイントとなっています。
インテリアは、どちらも奇をてらうことなくシンプルななかにも高級感を感じるデザインです。ただし、レンジローバースポーツはナビモニターが小さく、デザイン設計年次の古さを感じるかもしれません。
3列目を使うならX7がおすすめ
X7は、3列目もフルサイズのシートを装備して、大人2名がしっかりと座れる空間となっていることが特徴です。
エアコンも運転席・助手席・2列目の左と右・3列目の5ゾーンオートマチックエアコンが全グレード標準装備となっており、3列目シートの快適性が約束されています。
対するレンジローバー・スポーツは、カタログ表記が「5+2」となっていることからもわかるように、2列目までのゆとりは十分にあるものの3列目のスペースはやや狭くなっています。
3列目はあくまでも補助シート程度に考えておくほうがよさそうです。ただ、何かあったときに7人まで乗れるという安心感は心強い味方となってくれるでしょう。
先進安全装備は互角</h2

X7には、先進的な運転支援システムが装備されています。おもな機能は、ブレーキ機能付きクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付ACCはオプション)、前車接近警告および衝突回避被害軽減ブレーキ、パーク・ディスタンス・コントロール、縦列駐車を自動で行うパーキング・アシストなど。
オプションのドライビング・アシスト・プロフェッショナルには、渋滞アシスタント機能付きステアリング&レーン・コントロール・アシスタント、およびアクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション付きレーン・キーピング・アシスタント、クロス・トラフィック・ウォーニング、リア・コリジョン・ウォーニング、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)などが含まれます。
レンジローバー・スポーツは、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)をはじめブラインド・スポット・モニター、駐車場からバックで出るときなどで活躍するリバース・トラフィック・ディテクション、T字路ビューを備えた最新のサラウンド・カメラ・システム、エマージェンシーブレーキなどが標準で装備されます。
また走行安定性を高める機能として、ダイナミックスタビリティコントロール、電子制御ブレーキディストリビューション、コーナリングブレーキコントロール、ロールスタビリティコントロールが備わります。
7名乗車が可能なラグジュアリーSUVであるBMW X7とレンジローバー レンジローバースポーツを比較すると、X7は3列目まで乗ることを前提としているのに対し、レンジローバースポーツの3列目はエマージェンシー的な装備となっています。
しかしレンジローバーには、スポーツの上のクラスにフラッグシップのレンジローバーがあるので、割り切って設計されたのでしょう。
3列目まで乗車することが多い場合にはX7、3列目まで乗れる安心感を求めるのであればレンジローバー・スポーツがおすすめです。
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文・SUV FREAKS編集部
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