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CES2023ニュース まとめ1:ボルボの新型EV”EX90&ポールスター3”

世界最大級のテクノロジー展示会CES 2023において、ボルボのフルEVモデル「EX90」が公開されました。この電動化モデルによるボルボのビジョンを表現したラージサイズの7人乗りSUVと、あわせて発表された「ポールスター3」についても解説します。

更新日2023/01/24

ボルボEVのフラッグシップEX90


ボルボには「XC40リチャージ」「C40リチャージ」というEVがすでにありますが、今回発表されたEX90は次世代のプラットフォーム”SPA2″を初めて採用した市販車で、ボルボの新たなフラッグシップを担うモデルです。

多彩な演出を可能にしたLEDランプ

Volvo EX90

エクステリアは、グリルレスのフロントパネルにボルボ伝統のアイアンマークを配置。先発のXC40に通じるデザインですが、ボディサイズに違いで印象が変わっています。

ヘッドランプは、従来通りトールハンマーをモチーフにしたものですが、小さなブロックで構成されたLEDシグネチャーになったことで、点灯パターンの変化によってオープニングセレモニーなど、さまざまな演出を可能としました。

同様にリアのテールライトも演出が行われ、最先端の電動化モデルであることを強く印象づけています。

全体のフォルムはモダンですっきりとしたプロポーションで構成されており、スカンジナビアン・デザインのセンスの良さとボルボが掲げる安全性へのメッセージ、高級SUVならではのプレステージ性の高さが融合しています。

最先端のインテリアデザイン

Volvo EX90

インテリア(内装)で目を引くのは、中央にある14.5インチのタッチスクリーンです。

ボルボの自社開発ソフトウェアを含めたコアテクノロジーの操作パネルからは、EX90の安全運転支援機能、インフォテインメントシステム、バッテリー管理ほか車内設定などが可能です。

インフォテインメントシステムにはGoogleが組み込まれ、Googleアシスタントによるハンズフリー支援と、Googleマップを利用したナビゲーションシステム、Google Playのアプリなど、Googleにおけるさまざまなサービスが利用できます。

このサービスを利用することとOTAアップデートに対応するため、通信は5G接続機能を標準装備としています。

パワートレイン2モーターで517PSを発生

搭載されるパワートレインは、2モーター4WDモデルのパフォーマンスバージョンで、最高出力380kW(517PS)、最大トルク910Nmというスペックになります。

バッテリーの容量は111kWhで、1回の充電で約600km(WLTPモード)の航続可能距離を実現しています。

また約30分の充電で、バッテリー容量の10%から80%までを急速充電が可能です。

高精度のLiDARセンサーを採用

Volvo EX90

ボルボ自社開発によるコアテクノロジーの多くは、安全運転技術に注がれています。

他のモデルと同様にカメラやセンサーが多数搭載されていますが、注目なのはLiDAR(ライダー)センサーが搭載されていることです。

LiDARとは対象物に光を照射し、その反射光をセンサーで測定するリモートセンシングで、数百メートル先の小さな物体も認識できるという精度を持っています。

他のセンサーと組み合わせ、より多くの情報を認識して処理し、システムに活用することで安全運転支援システムの精度を高めています。

これは運転支援機能であるパイロットアシストの信頼性にも貢献するもので、将来的には監視なしで自動運転を実現することを目指しているとのことです。

さらに車内にも特殊なセンサーとカメラが設置されており、ドライバーの視線や表情を測定することで、注意力が散漫になったり眠くなったり、また体調不良になったときに警告し、また状況によってはクルマを自動で安全に停止させます。

スポーティなポールスター3


ポールスターはボルボカーズの傘下にあるプレミアム・パフォーマンス・ブランドで、2022年10月12日に同ブランド初のSUV「ポールスター3」が発表されました。

EX90と同じプラットフォームとシステムを採用するものの、新時代のプレミアムスポーティを感じさせるモデルとなっています。

シャープでスポーティなエクステリア

グリルレスのフロントマスクにスカンジナビアンデザインのミニマリズムやクリーンな印象を感じさせながら、ワイドさを強調したバンパーや空力性能を追求したフィニッシュなど、プレミアム感の高いデザインとなっています。

リアはルーフからやや下がった高めの位置にスポイラーと一体化したエアロウィングが配置され、狭いグラスエリアと横一文字に結ばれたリアコンビネーションランプの組み合わせが斬新です。

BEVモデルならではのロングホイールベースが安定感のあるスタンスを感じさせ、スタイリッシュな造形とともに存在感のあるプロポーションに仕上がっています。

クリーンでミニマルなインテリア

EX90と同様、インパネのセンターには14.5インチのセンターディスプレイが配置されています。

車両のあらゆる情報とインフォテインメントシステムを操作することができ、こちらにもGoogleアシスタントが搭載されています。

またOTAアップデートにより最新のソフトウェアと新機能を使用することができます。

2モーターでリアよりのトルク配分

EX90同様、2つのモーターを前後に搭載するポールスター3のパワートレインは、111kWhのバッテリーで 360kW(489PS)の最高出力と840Nmの最大トルクをそれぞれ発生。満充電時の航続距離は610kmというもの。

オプションのパフォーマンスパックを選択するとEX90と同じ最高出力380kW/最大トルク610Nmを発生。

リアモーターにはデカップリング機能があり、特定の状況下ではフロントモーターのみで走行し、電費を良くすることができます。

そのパフォーマンスは、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は210km/hという快速ぶりです。

「単なるクルマではなく、タイヤの上に乗った高度なコンピュータである」とボルボがアナウンスしているように、EX90は最先端のエレクトロニクスによって、高い安全性と高度な自動運転技術、気候変動対策を融合させた新しい乗り物なのかもしれませんね。

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文・SUV FREAKS編集部

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