【2023年春】100万円ポッキリで探す中古SUV
この春、社会人や学校に進学して新生活を始めるにあたり、日常のアシをとなっているクルマを探している方に贈る企画。購入にそれほどお金は掛けられないけれど、やっぱり流行りのSUVに乗りたいという思いに応える100万円の予算で買えるおすすめSUVをタイプ別に5台集めてみました。新生活の新しい相棒探しに役立ててください。
更新日2023/01/27ネットで買うのはリスク大
ネットが普及した現在、中古車は販売店だけでなく、新車ディーラーでも認定中古車と呼ばれる中古車を取り扱っていたり、あるいは個人売買のできるサイトなどでも中古車を探すことができるようになりました。
そのように選択肢が増え、ときには想像以上に割安な個体にも出逢う機会が増えることも多くなりましたが、そのぶんだけリスクが多いのも事実。なかには過走行車や要メンテナンス車といった不良個体も紛れていますし、なによりもある程度の年数が経過したクルマは思わぬところでトラブルが発生します。
そんなときに頼りになるのはやっぱり確かな保証です。多くの中古車販売店では、独自の保証を用意していますので、購入の際にはある程度長めの保証をつけることをおすすめします。
100万円でSUVを見つける際には、よほどメンテナンスに自信のある方以外は、保証のある専門ショップで購入するのが吉といえるでしょう。
100万円前後で見つかるSUV 5選
1990年代のRVブームのなか、トヨタはカローラのコンポーネンツを使ったSUV、RAV4をデビューさせました。その後いったんSUV人気は落ち着いたものの、2000年代に入ると海外メーカーが参入したことで世界的なSUVブームとなり現在まで続いています。
そのため乗り換えのユーザーはもちろん、この春に社会人や学生になって新生活が始まるという方もSUVには注目していることかと思います。ここでは、この春、新生活を始める若者でも買える100万円前後で乗れる中古SUVを紹介します。
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高級感はハリアー以上かも?:トヨタ ヴァンガード
2007年8月から2012年まで販売されたトヨタ ヴァンガードは、ゆとりの動力性能に、優れた操縦性と走行安定性が生み出す走行性能、アーバンシーンに映える上質な内外装を備えた高級ミディアムSUVです。
パワートレインは2.4L直4と3.5L V6という2種類のガソリンエンジンに、組み合わせるトランスミッションは2.4LにMT感覚が味わえる7速Super CVT-i、3.5Lには5速AT(Super ECT)を用意。
駆動方式は、当初車速や路面状況など走行状況に合わせて最適なトルクを前後輪に配分し、エンジンパワー、ステアリング、ブレーキを協調制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」を搭載したフルタイム4WDだけでしたが、2008年の改良で2.4LにFFが追加されました。
エクステリアはコンサバなデザインながら、SUVらしい逞しさと洗練された個性を表現。スリムで精悍なヘッドランプやクリアレンズとLEDライトを使ったリアのコンビネーションランプなどが上質感を演出しています。
5名乗車の2列シート仕様のほかに7名乗りの3列シート仕様も用意された室内は、センタークラスターやドアトリムなどにブロンズ調の加飾を採用、シートには本革とアルカンターラを組み合わせた表皮を設定するなど、高級感を求めたものでした。
当時の新車価格は264万6000円〜334万9500円と、カムリとほぼ同じ価格帯でした。
デザインとサイズで選ぶならコレ:日産 ジューク
2010年に発売された日産自動車のコンパクトSUVのジューク。日本で先行販売を行なった後、ヨーロッパや北米市場へ販路を拡大。さらに中国やオセアニア地域でも販売されたグローバルモデルです。
クーペのようなフォルムを持つエクステリアデザインは、日産デザインヨーロッパと日産グローバルデザイン本部による共作で、ラリーカーのフォグランプを連想させるフロントマスクや、フェアレディZでも見られるブーメラン型のテールランプなど、独特の意匠がチャームポイントです。
日本市販モデルのパワートレインは、1.5L直4と1.6L直ターボの2種類が用意され、トランスミッションはエクストロニックCVT、駆動方式は2WD(FF)とトルクベクトル付きの4WD(ALL MODE 4×4-i)が用意されましたが、中古市場ではほとんどがFFとなっています。
2014年7月にはマイナーチェンジを行ない、VモーショングリルのアップデイトやシグネチャーLEDコンビネーションランプの採用などが行われ、2019年まで販売されました。
無骨な見た目でカスタムもOK:日産 エクストレイル(2代目)
2000年に初代が発売された日産 エクストレイルは、”4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆”というコンセプトを掲げて誕生したミドルクラスのSUVです。
プラットフォームにデュアリスと同じ、日産Cプラットフォームを採用した2代目は2007年8月より日本国内で販売を開始。
内外装ともに初代のコンセプトと受け継ぎ、アウトドアで使えるパッケージが魅力です。
エンジンは、当初2.0L直4と2.5L直4の2つでしたが、後にルノーと共同開発した2.0Lディーゼルターボを追加。
駆動方式はFFとオールモード4X4-iと名付けられたスタンバイ式の4WDで、トランスミッションはエクストロニックCVTのほか、一部グレードでは6速MTを選ぶことができました。
エクストレイルは3代目に進化した際にスタイリングが大きく変更され、無骨な見た目からアーバンな印象へと進化したため、あえて2代目を選ぶユーザーも少なくありません。
フルタイム4WDと水平対向エンジンで安定した走り:スバル フォレスター(3代目)
スバルが1997年から製造販売を行なっているフォレスター。インプレッサとプラットフォームを共有する、クロスオーバータイプのSUVです。
初代モデルはレガシィアウトバックの系譜を受け継ぐステーションワゴンのようなスタイルで、200mmという最低地上高とスバル独自のシンメトリー4WDを採用することで、ラフロード走行性能を向上させていました。
2007年12月にデビューした3代目は、Best Balance for Active Lifeを開発コンセプトに、2代目より大きくSUVらしくなりました。
またリアサスペンションをダブルウィッシュボーンにしたことでリアシートのリクライニングが可能となり、室内の居住性が向上しています。
パワートレインは2.0Lおよび2.0Lターボの水平対向エンジンを搭載し、駆動方式は全車AWDと、アウトドアレジャーなどで出くわす悪路にも対応できる性能が備わっています。
軽SUVに新風を巻き起こしたSUV:スズキ ハスラー(初代)
軽トールワゴンとSUVを融合させた新しいジャンルの軽自動車として、2014年に華々しくデビューしたスズキ ハスラー。
ワゴンRと共通のプラットフォームを採用し、Aピラーを立ててルーフの長さと幅をとることでゆとりのある頭上空間を確保。
足まわりには165/60R15という大径タイヤを履き、サスペンションストロークの変更と180mmの最低地上高によってラフロード性能を高めつつも、最小回転半径はわずか4.6mにとどめるなど、日常の使い勝手も考慮されています。
また室内は、フルフラットや助手席を前に倒せるなどのシートアレンジによって、フレキシブルな使い方ができるようになっていることもポイントです。
”アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー”をコンセプトに、広い室内空間と軽自動車に求められる日常での使いやすさを融合した初代ハスラーは、その後の軽自動車業界に影響をおよぼすほどの大ヒット商品。
軽自動車なので税金や安くて、燃費が良いこともハスラーの魅力です。
現在販売されている都会的なSUVもいいですが、かつて販売されていたSUVらしい雰囲気と性能を持つSUVにも多くの魅力が詰まっています。
今回お届けした5台のSUVは、新車発売当時から人気があり、現在も中古車市場でそれなりに流通しています。
その多くは100万円、あるいはもう少しお安くなっていますので、ぜひ自分好みの1台を見つけ出してみてください。
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文・SUV FREAKS編集部
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