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スバル レックスがSUVになって復活!
2022年11月11日、スバルから新しいコンパクトSUV「REX(レックス)」が発表されました。外観からすぐに分かると思いますが、ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズのOEMモデルとなります。では、エンブレムや車名以外に何か違いはあるでしょうか。レックスの特徴を解説しながら他車との違いを見てみましょう。
更新日2023/02/08スバル レックスとは?
スバル レックスと言えば、1972年から1992年まで販売されていた軽ハッチバックモデルのイメージを持つ方も多いでしょう。レックスの後継車はヴィヴィオでしたから、スバルのラインアップからレックスの車名は消えていたわけですが、この度およそ30年ぶりに復活することになりました。
先代レックスは軽自動車でしたが、今回は普通自動車、そしてSUVとしての登場です。スバルでは「普段の街乗りからちょっとした遠出まで、シーンを選ばず安心してドライブを愉しめる、SUBARU初の小型SUV」としています。
ではレックスの特徴やグレード構成などを見ていきましょう。
エクステリアの特徴、専用パーツはグリルだけ?
レックスのエクステリア(外装)はロッキーに準じます。ロッキーとライズの場合はグリルを含めたフロントのデザインが違いますが、ロッキーとレックスは同じです。
レックスとロッキーの外観上の違いはエンブレムだけです。ロッキーはe-SMART HYBRIDとガソリン車でグリルに違いがありますが、レックスはガソリン車のみのため、デザインも一種類です。
ボディカラーは基本的にロッキーと同じで、ロッキー専用の「コンパーノレッド」「ブラックマイカメタリック/コンパーノレッド」以外は同じ設定となります。ネーミングも同じで、レックス専用色はありません。またライズ専用の「ターコイズブルーマイカメタリック」もレックスにはありません。
カジュアルなインテリア
ロッキーのインテリア(内装)の場合、ベーシックグレードの「L」ですとシルバー加飾などがないシンプルなブラック基調のデザイン、中間グレードの「X」はインサイドドアハンドルやインパネ、ステアリング、空調ルーバー周囲のシルバー加飾、レッドのアクセントカラーでスポーティな演出がなされます。トップグレードの「Premium(プレミアム)G」はレッドの加飾はなく、シートがソフトレザー調になるため上質で高級感のある雰囲気になります。
レックスの場合はロッキーで言う「X」のインテリアと同じで、SUVらしいアクティブな雰囲気に仕上がっています。デザイン上の違いはステアリング中央のエンブレムぐらいで、レックス独自のカラー設定などはありません。
パワートレインは1種類のみ
前述しましたが、レックスは1.2L 直3ガソリンエンジンのみのラインアップで、ロッキーやライズのように1.0Lターボや1.2Lハイブリッドの設定はありません。またトランスミッションはCVT、FFのみで4WDの設定はありません。
エンジンの最高出力は64kW(87PS)/6,000rpm、最大トルクは113kW(11.5kgm)/4,500rpm、WLTCモード燃費は20.7km/Lというスペックです。
シンプルなグレード構成
レックスのグレード構成は、スタンダードな「G」と上級グレードの「Z」の二つのみです。ロッキーやライズで言うところのエントリーグレードに相当するタイプがなく、シンプルな構成だと言えるでしょう。
Gの装備内容はロッキーの中間グレード「X」に準じ、価格も182万円と同じです。ところが上級グレードのZは、ロッキーの「プレミアムG」、ライズの「Z」と比較して最も高額です。価格を確認してみましょう。
レックス「Z」:217万1100円
ロッキー「プレミアムG」:206万8000円
ライズ「Z」:204万9000円
装備内容はレックスのZには、ロッキーのプレミアムGだとオプション設定となる「ブラインドスポットモニター+リアクロストラフィックアラート(税込6万6000円)」と「寒冷地仕様(税込2万4200円)」が標準装備となります。
ただこれらのオプションを合わせた9万200円を追加してもロッキーの方が安いですし、ロッキーの場合はソフトレザー調のシートになるので、レックスはやや割高に感じられるかもしれません。
安全装備について
先進安全運転支援システムについては、ロッキーのスマートアシストをそのまま搭載。衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報など現代的な装備もひととおり設定されています。またZにはブラインドスポットモニター+リアクロストラフィックアラートが標準装備となります。
Gの場合はこれらの装備がオプション設定されていませんので、安全性能を求める場合はZを検討すると良いでしょう。
久しぶりに車名が復活したレックスですが、スバル独自のカラーやデザイン、装備は今のところ設定されていないようです。とはいえ人気カテゴリーのモデルですから、STiの設定などスバルらしさが見える限定車が登場すれば、かなり注目されるかもしれませんね。
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文・SUV FREAKS編集部
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