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そのまま日本導入しても売れそう!?スズキ フロンクス

インドにおけるスズキの子会社「マルチスズキ」が、2023年1月12日にデリー郊外で開催された「Auto Expo 2023」で、新しいコンパクトSUV「FRONX(フロンクス)」を発表しました。スポーティで洗練されたデザインや最新のコネクテッド機能など、そのまま日本で販売しても売れそうなほど魅力的なモデルです。

更新日2023/02/08

新しいスタイルのコンパクトなSUVモデル、フロンクスとは?

フロンクスは、厚みのあるボンネットや立体的な造形のバンパーなどSUVらしい力強いスタイリングと、スポーティで洗練された伸びやかなプロポーションを持つ新感覚のモデルです。全体的なデザインはマルチスズキのミドルクラスSUV「グランドビターラ」と共通性のあるデザインが採用されています。

このグランドビターラは、スズキのグローバル市場におけるフラッグシップモデルという位置付けで、厚みのあるボンネットと、高めの位置に配置された三灯式のLEDライトや多角形のグリル、ボリューム感のある立体的なフェンダーラインやホイールアーチなど、SUVらしいディテールと上質感のある雰囲気が特徴ですが、フロンクスはその上質感や洗練された特徴のままボディサイズを小さくし、扱いやすさや取り回しの良さを強調したモデルです。

インテリア(内装)も上質感があり、ヘッドアップディスプレイや全方位モニター、ワイヤレスチャージャーなど先進的な装備も充実しています。

5ナンバーサイズまでではないものの、かなりコンパクトなサイズ

インド仕様のフロンクスのボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,765mm×全高1,550mm、ホイールベースは2,520mmです。コンパクトSUVで言えば、全長はライズと同じ、全幅と全高はC-HRに近いサイズとなります。

グランドビターラのように高めの位置に設定された三灯式のLEDライトは左右をつなぐクロームバーで結ばれ、中央には多角形のグリルとスズキのエンブレムが配置されています。フロントフェンダーから前方に向かってくっきりとしたキャラクターラインがあり、軽快な走りをイメージさせる造形が個性を演出しています。

リアコンビネーションランプもフロントのLEDランプと共通の意匠が採用され、先進的な雰囲気と上質感を感じさせます。

ツートーンカラーで上質感のあるインテリア

ゆったりとした造形のインパネはツートーンカラーのデザインで上質な雰囲気があります。メーターはオーソドックスなアナログタイプですが、上級グレードには中央部分にマルチインフォメーションディスプレイが配置されています。

ステアリングはフラットボトムタイプでスポーティなデザイン、最上級グレードには本革巻ステアリングが標準装備となります。またベーシックグレード以外にはステアリングスイッチが標準装備、上級グレードのAT車にはパドルシフトが装備され、高い質感で快適なドライブが楽しめる仕様となっています。

ラゲッジ容量は308LとSUVにしてはやや少なめですが、日常使いであれば十分な容量を確保していると言えるでしょう。

スマートウォッチとの連携がかなり便利。スズキコネクト

上級グレードのみの装備となりますが、手持ちのスマートウォッチとフロンクスを接続して様々な機能を操作できる「スズキコネクト」が用意されています。

たとえばエンジンの始動や停止、エアコンのコントロール、ドアのロック、クルマの情報(燃料のレベル、航続距離、ヘッドライトのオン/オフ、バッテリーの状態など)の確認などが可能です。

また駐車中の車両に侵入が検知された場合にリモート操作でエンジンを停止させたり、ハザードを点灯させたりできます。位置情報の設定を有効にすると、クルマの位置をリアルタイムで取得することができ、その情報を家族や友人に共有することもできます。

また緊急通報機能も装備されています。エアバッグが作動した場合、事前に登録した緊急連絡先にSMSとメールで通知するよう設定できます。また車両がレッカー移動された場合、設定された携帯電話と緊急連絡先にアラームが通知されます。

またアレクサとも連携可能で、声を使ってフロンクスにアクセスし、位置情報や車両の情報を音声で取得することもできます。

経済的なパワートレイン

フロンクスには2種類のエンジンが用意されています。ベーシックグレードには1.2L デュアルジェットガソリン自然吸気が搭載され、こちらの最高出力は66kW(89.73PS)/6,000rpm、最大トルクは113Nm/4,400rpmです。トランスミッションは5速MTと5速AGS(2ペダルMT)となります。

上級グレードには1.0L 直噴ガソリンターボを搭載、こちらの最高出力は73.6kW(100.06PS)/5,500rpm、最大トルクは147.6Nm/2,000-4,500rpmというスペックです。トランスミッションは5速MTと6速AT(パドルシフト付き)が用意されています。

安全装備について

全車標準装備の安全装備としては、横滑り防止装置(ESP)、ヒルホールドアシスト、デュアルフロントエアバッグ、後退時パーキングセンサーなどとなります。

上級グレードには、ヘッドアップディスプレイ、360°ビューカメラ、サイド&カーテンエアバッグ、リアビューカメラ、自動防眩ミラーといった装備が用意されています。

全長4mを切るコンパクトなボディでありながら、SUVらしい存在感のあるデザインとスタイリッシュなフォルム。そして快適な装備や経済的なメカニズムなど、日本でそのまま販売してもかなり売れそうなフロンクス。ぜひ導入を検討してもらいたいぐらいですね。

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文・SUV FREAKS編集部

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