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VWでもっとも大きいSUV「アトラス」が進化!

2023年2月10日、シカゴオートショーでフォルクスワーゲンのSUV「アトラス」の新型モデルが発表されました。こちらは2016年に発表されたアトラスの改良版となりますが、デザインや装備など多くの箇所でバージョンアップが見られます。日本未導入の大型SUVではありますが、どんな特徴のモデルなのか解説します。

更新日2023/03/01

フォルクスワーゲンのSUVラインアップ

ゴルフに代表されるような品質の高い大衆車をラインアップするフォルクスワーゲンですが、近年はSUVモデルも充実してきました。

日本に導入されるラインアップでは、扱いやすいボディサイズとすっきりと都会的なデザインが魅力のコンパクトモデル「T-クロス」、ゴルフのようにしっかりとしたハンドリング性能や快適な居住空間を確保した「T-ロック」、日本の道路事情でも快適に走行できるミドルクラスモデル「ティグアン」があります。

日本市場以外のモデルでは、大型SUVの「トゥアレグ」があります。こちらは以前日本市場にも投入されていましたが、今は3代目がヨーロッパ市場を中心に販売されています。また今回ご紹介する「アトラス」は北米市場をターゲットにしたモデル、その他南米をターゲットに開発されたコンパクトモデルの「ニーヴァス」といったモデルもあります。

ワイドで迫力のあるエクステリアに進化

2023年モデルのアトラスから大きく変わったのはフロントフェイスです。幅広のグリルは上下にクロームの加飾が施され、新しいデザインのLEDヘッドライトのシグネチャーランプと一体感のあるフォルムとなりました。よりワイドで迫力のある雰囲気です。

リアの基本的なデザインはあまり変わりませんが、リアコンビネーションランプの間に一直線のラインがLEDで配置され、その中間にフォルクスワーゲンのエンブレムがあるという、モダンなデザインに変更されています。

2024年モデルのボディサイズはまだ公表されていませんが、2022年モデルの場合ですと全長5,097mm、全幅1,990mm×全高1,780mm、ホイールベースは2,980mm、最低地上高は181mmとなりますので、この数字からほとんど変わらないと考えても良いでしょう。

ちなみにトゥアレグのボディサイズは全長5,008mm×全幅1,984mm×全高1,717mm、ホイールベースは2,904mmとなりますので、アトラスはフォスクワーゲンで最も大きなSUVということになります。

質感が高くモダンなインテリア

フラットな面と直線で構成された比較的シンプルな2023年モデルのインテリア(内装)に比べて、2024年モデルはより洗練された上質感のある雰囲気に生まれ変わっています。

ドアトリムから連続性のある滑らかなデザインと、レザレットトリムの柔らかな感触を持つセンターコンソールなど、プレミアム感を感じさせる素材が使われています。また10.25インチのセンターディスプレイはフローティングタイプになり、ややドライバー側に傾斜しています。空調ルーバーはクローム加飾が増え、機能性と質感の高さを感じられる仕上がりです。シートにはダイヤモンドパターンのキルティングレザーシートも用意されています。

30色から選べるアンビエント照明や、助手席側ダッシュトリムにバックライトで浮かび上がる車名のエンブレムは、夜間のドライブを華やかに演出します。

2.0L 直4直噴ガソリンターボのみに絞り込まれたパワートレイン

2023年モデルのアトラスには3.6L V6ガソリンエンジンと2.0L 直4ガソリンエンジンがラインアップされていましたが、2024年モデルには2.0L 直4直噴ガソリンターボのみが搭載されるとのことです。

詳しいスペックはまだ明らかになっていませんが、最高出力は269HP、最大トルクは273lb-ft(約370Nm)になります。トーイングキャパシティ(牽引能力)は2023モデルと同じ5,000ポンドです。

トランスミッションは8速AT、FFが標準ですが、フォルクスワーゲンの電子制御4WDシステム「4Motion」が全てのグレードで選択できます。

高度安全運転支援システムも標準装備

 

2023年モデルのアトラスには、衝突被害軽減ブレーキやタイヤ空気圧モニタリングシステム、リアビューカメラ、インテリジェント・クラッシュ・レスポンス・システムといった安全機能が用意されていました。

2024年モデルにはこれらの機能が同様に搭載されたうえで、さらに進化したドライバーサポートシステムが採用されるものと見られます。

その一つが「IQ.DRIVE ドライバーアシスタンス テクノロジー」という高度安全運転支援システムで、こちらは高速道路走行時に周囲の状況や障害物を検知しながらハンズオンの半自動運転を実現するもので、ロングドライブの疲労軽減に貢献します。

アトラス クロススポーツは2列シート

今回2024年モデルのアトラスと同時に「アトラス クロススポーツ」も発表されました。アトラスが3列シート7人乗りモデルであるのに対し、クロススポーツはクーペタイプのデザインを持つ2列シート5人乗りモデルです。

基本的にはアトラスと共通のデザインですが、全高が低くなだらかなテールラインがスポーティで、都会的でスタイリッシュな印象です。


アトラスは、北米市場で売れ筋のミドルクラスSUVカテゴリーに属するモデルです。このクラスでもっとも売れているのが「トヨタ ハイランダー」で、その他にも「ジープ グランドチェロキー」や「フォード エクスプローラー」、「ホンダ パイロット」などライバルが多いクラスです。日本で乗るにはやや大きいですが、ファミリーで乗るならかなり快適そうですね。

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文・SUV FREAKS編集部

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