プロモーション

フォードの現行SUV5車種を紹介!日本復活はないの?

アメリカを代表する自動車メーカーのフォード。SUV大国と呼ばれるアメリカではユーザーニーズに合わせて様々なクラスのSUVがラインアップされています。日本からフォードが撤退してしまったため、それらのモデルを見る機会はほとんどないのが残念ですが、今回はそんなフォードのSUVモデルをご紹介します。

更新日2023/03/01

フォードとSUVの歴史

T型フォード

フォードは1903年創業で、コストダウンを可能にした独自の生産方式により販売価格を抑え、一気に自動車を一般に広めたという偉大な功績を成し遂げた自動車メーカーです。

1948年には「Fシリーズ」と呼ばれるピックアップトラックが登場。こちらはアメリカで長年一番売れ続けているクルマであり、フォードの屋台骨を支えるモデルともなっています。

やがて1960年代には、このピックアップトラックにFRP製のハードトップを付けてワゴンのようなスタイルにしたモデルが登場。その後ピックアップトラックではなく一体型のボディを持つタイプが生産されるようになり、これが現在のSUVの元とも言われています。

フォードのモデルで言えば1966年登場の「ブロンコ」、1970年代に入るとシボレー・ブレイザー、ダッジ・ラム、ジープ グランド・ワゴニアなどがライバルとして競い合うようになりました。その後1990年にはラダーフレームを持つ本格的なSUV「エクスプローラー」を発売し、大ヒットモデルとなります。2000年代に入るとコンパクトな「エスケープ」なども登場してきます。

日本においては当初マツダのOEM車をフォードブランドで販売していましたが、2003年に輸入フォード車へとラインアップを切り替えることで、北米で展開するSUVモデルが日本でも広く知られるようになりました。取扱車種はエクスプローラーやエスケープといったモデルです。

しかし2016年、フォードが日本市場から撤退したため、これらのモデルの正規輸入販売は中止となってしまいました。

そんなフォードにラインアップされるSUVモデルをいくつかご紹介します。

モデル紹介

アイコン的存在|ブロンコ

1966年登場のいわゆる「アーリーブロンコ」をデザインのモチーフに、最新のメカニズムとパワートレインで2020年に復活したモデルです。丸型ヘッドライトとそれを取り囲むように配置されたグリルというアイコニックなデザインが特徴です。

エンジンは2.3L 直4ガソリンターボと、2.7L V6ガソリンターボの2種類が用意され、ゲトラグ車製7速MT、もしくは10速ATを選ぶこともできます。駆動方式はグレードによりパートタイム4WDかフルタイム4WDという設定です。

経済性も考えたコンパクトSUV|エスケープ

フォード エスケープ

北米ではコンパクトなサイズのモデルです。現行型は2019年に発表され、198PSと209PSの2種類の出力を持つプラグインハイブリッドモデルと、180PSの1.5L 直3ガソリンターボ、250PSの2.0L 直4ガソリンターボという、環境性能を意識した複数のパワートレインが用意されています。

ボディサイズは全長4,584mm×全幅1,882mm×全高1,679mm、ホイールベースは約2,710mmで、もし日本に導入されたとしても扱いやすい大きさです。

アクティブパークアシストやアダプティブクルーズコントロール、レーンセンタリングなど最新の安全装備やコネクテッド機能も充実しています。

日本車のライバル?|エッヂ

2023 Ford Edge.

エスケープより一回り大きいミドルクラスのSUVです。ボディサイズは全長188.8インチ(約4,795mm)×全幅75.9インチ(約1,928mm)×全高68.3インチ(約1,735mm)、ホイールベースは112.2インチ(約2,840mm)というサイズです。2列シート5人乗りのモデルですが、ロングドライブでも快適に移動できる室内空間と充実したユーティリティが特徴です。

エンジンは2.0L 直4ガソリンターボと2.7L V6ガソリンターボで、トランスミッションは8速AT、駆動方式は2.0LモデルがFFもしくは電子制御4WD、2.7Lが4WDのみとなっています。

フォードSUVの中心的存在|エクスプローラー

フォード エクスプローラー プラチナム 2020

アメリカではファミリーカーとして売れ筋のミドルクラスSUVモデルです。ミドルクラスと言っても日本より大きなサイズで、3列シート7人乗りが中心となります。現行型は2019年に登場した6代目で、ヘッドライトと一体感のあるデザインの大型グリルや立体的な造形の前後バンパーなど、アメリカンSUVらしい堂々としたスタイリングが特徴です。

ドライバーズメーターも液晶タイプですし、センターディスプレイもタブレットのように縦長のデザインで操作もしやすく、Amazonアレクサとも連携できる先進的なもの。2列目シートはキャプテンシートも選べてロングドライブでも快適です。

フルサイズの余裕|エクスペディション

フォード エクスぺディション 2020

エクスペディションは、フォードSUVモデルのフラッグシップであるフルサイズモデルです。家族が単に移動するだけでなく、オフロード走行を伴うアウトドアレジャーやロングドライブなどどんなシーンでも快適で特別な体験を提供する、高級モデルです。

ボディサイズは全長210インチ(約5,334mm)×全幅79.9インチ(約2,029mm)×全高76.5インチ(約1,940mm・4WDモデル)、ホイールベースは通常モデルが122.5インチ(約3,111mm)、ロングホイールベースの「MAX」が131.6インチ(約3,342mm)となっています。

エンジンは3.5L V6ガソリンターボで、トランスミッションは10速AT、駆動方式はFRもしくは4WDを選択できます。

フォード
伝統的な自動車メーカーであるフォードには、コンパクトクラスからフルサイズまであらゆるニーズに応えるSUVがラインアップされています。かつてアメリカ車は「燃費が悪い」と言われていた時期もありましたが、現在は経済的なハイブリッドやダウンサイジングターボで環境負荷も小さく、安心して乗ることができます。「ブロンコ」など個性的なモデルを日本で乗れたらとても面白いので、ぜひまた復活してほしいですね。

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!

—————————–
文・SUV FREAKS編集部

SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。

公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア