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もうひとつのロングセラー、トヨタ ハイラックスヒストリー
トヨタ ハイラックスは、トヨタを代表するピックアップモデルで、半世紀にわたり日本国内はもとより180以上の国と地域で販売されているグローバルモデルです。 1968年3月の初代のデビューから50年以上が経過したハイラックスの変遷を振り返りながら、なぜハイラックスが世界各国で信頼されているのかを探ってみましょう。
更新日2023/03/14黎明期:初代〜4代目
トヨタ ハイラックスは、1968年3月に小型のボンネットトラックとして国内デビューをはたしました。
トヨタが企画し、日野自動車が開発と生産を担当した初代は、セパレートフレーム構造で、サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン、リヤはリジッドアクスル+リーフスプリングという組み合わせで、最高出力70馬力の1.5Lエンジンが搭載されていました。
ホイールベースは当初はひとつでしたが、1969年にはホイールベースと荷台を延長したロングホイールベース版を追加。同じ年に北米への輸出が開始されました。
1972年5月に登場した2代目では、ショート版、ロング版ともにホイールベースを延長して積載性をアップするとともに、ブレーキ系の信頼性と操作性の向上、ハイラックス初となるフロア3速ATモデルを用意するなど、現代的に進化しました。
1978年9月に登場した3代目は、商用トラックの雰囲気を払拭し、現代への礎を完成させたモデルです。
ボディのリアゲートには、浮き出しのTOYOTAロゴ入りのゲートをオプション設定したり、1979年10月には、2.0Lエンジンを搭載した4WDモデルを追加するなど、北米での小型ピックアップトラックにように乗用車代わりやレジャーに使えるようにしたことがトピックです。
また標準ボディとロングボディにくわえ、トップモデルとして新設されたスーパーデラックスはキャビンを90mm延長して室内空間に余裕を持たせたほか、1981年10月のマイナーチェンジでは、レジャー用として便利な2列シートのダブルキャブをラインアップに追加しました。
4代目では、後輪駆動モデルが内外デザインを一新したコンフォタブルシリーズと、3代目をキャリーオーバーしたポピュラーシリーズの2系統に分かれました。
エンジンは、後輪駆動モデルが1.6L/1.8Lガソリンと、2.2L/2.4Lディーゼルという4つで、4WDモデルには2.0Lガソリンと2.4Lディーゼルを用意。
1984年5月には、4WDモデルをベースにステーションワゴン化した、トヨタ初のSUV、ハイラックスサーフ(海外向け:4ランナー)が発売されました。
成長期:5代目〜6代目
1988年9月に登場した5代目では、強力・強靱・快適の3つを基本コンセプトとして、RVの機能を高めるために快適装備の充実を図っています。
エンジンは、後輪駆動が1.8Lガソリンと2.4Lディーゼル、4WDは2.0Lガソリンと2.8Lディーゼルとなり、ボディサイズも4代目の全長4,300〜4,690mm×全幅1,610mm×全高1,545〜1,560mmから、全長4,435〜4,690mm×全幅1,690mm×全高1,765〜1,805mmと大きく迫力のあるものとなりました。
この5代目はトヨタとフォルクスワーゲンの提携によって、1989年からVWのハノーファー工場で生産されたVW タローを販売していました。
1997年9月に登場した6代目では、トラックとしての機能を優先したビジネスユース(商用)仕様とパーソナルユース(乗用)仕様の2シリーズをラインアップしています。
パーソナルユース仕様では、スポーツピックアップの名を冠し、RVとしての機構・装備を充実させるために、室内高と室内長を拡大するとともに、静粛性が高められました。
また、11月から発売したワイドボデーエクストラキャブモデルでは、後席に2名分の補助シートを備えながら、充分な荷台長を確保。オープンデッキRVとしての機能を高めています。
成熟期:7代目〜
2004年8月に登場した7代目は、世界140ヶ国以上の市場に導入することを前提に刷新されたモデルです。
プラットフォームを、ピックアップトラックのハイラックス、ミニバンのイノーバ、SUVのフォーチュナーで共用し、生産性を向上。
室内空間を広くして居住性を改善し、乗用車の乗り心地とSUVの利便性を高い次元で両立させています。
生産は、タイ、南アフリカ、アルゼンチンからそれぞれの地域を中心に各国への供給を行い、マレーシア、パキスタン、ベネズエラでも生産されました。
8代目ハイラックスの特徴
あらゆる観点からタフさを追求した8代目ハイラックスは、「丈夫さ」「力強い走り」「走破性」「衝突安全性」を徹底的に鍛え直した強靭なパッケージが特徴です。
2015年5月に発売され、日本でも2017年9月から販売が開始されました。このときハイラックスが日本市場へ導入されるのは、じつに13年ぶりでした。
日本での販売を再開したハイラックスは、”タフ&エモーショナル”をコンセプトに、迫力と躍動感を表現したエクステリアや、随所にシルバー加飾を施して洗練さを演出したインテリアが特徴です。
パワートレインは、2.4Lディーゼルターボエンジンに4WDが組み合わされ、快適性と走破性を両立しています。
2020年8月のマイナーチェンジでは、外装や内装デザインを刷新するとともに、安全性や乗り心地・走行安定性を向上させました。
2021年10月には、専用オーバーフェンダー、専用フロントバンパーやグリル、ブラック塗装+切削光輝の18インチアルミホイール、GRロゴを刺繍した専用合成皮革+スエード調スポーツシート(フロント)、スモークシルバー加飾を施した専用本革巻きステアリングホイール、専用サスペンションなどを装備した「GR SPORT」を追加しています。
トヨタを代表するピックアップであるハイラックスは、小型トラック由来の耐久性に、実用性や快適性といった付加価値をプラスし、進化を続けてきたモデルです。
その結果、世界各国で信頼されるモデルとなりました。このような進化があったからこそ、世界中で頼られる存在となり、いまもなお高い人気を誇っています。
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文・SUV FREAKS編集部
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