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2018年5月に発表されたカイエン E ハイブリッドってどんなクルマ?

2018年5月1日、ドイツ本国でポルシェ カイエンE-Hybridの新型がリリースされ、併せてカイエンシリーズのマイナーチェンジが行われました。ポルシェの3.0L V6エンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた世界最速クラスのクロスオーバーSUV・カイエンE-Hybridの特徴をご紹介します。

更新日2019/10/30

新型ポルシェ カイエンE-ハイブリッドの特徴

ポルシェ カイエン E-ハイブリッド 2018

新型カイエンE-Hybridは、パワートレインが刷新されました。最高出力250kW/340hpを発生する3.0L V6に、最高出力100kW/136hpの電気モーターを組み合わせたシステムの最高出力は、340kW(462hp)ランボルギーニ ウラカンと並ぶ、高い動力性能を持っています。

このスペックは、新たに追加された918スパイダー譲りのブーストストラテジーから生み出されるもので、すべてのドライビングモードで、モーターによるブーストアップが行われます。結果、0-100km/h加速は5.0秒、最高速度253km/hとなっています。

 

ポルシェ カイエン ハイブリッドE

しかも、燃料効率にも優れており、モーターだけでも最大で44kmの走行距離と、最高速度135km/hを実現。普段の通勤なら電力だけで賄える方も多いことでしょう。NEDC(新欧州ドライビング・サイクル)での燃料は、平均で3.4~3.4L/100km、電力が20.9~20.6kWh/100kmを達成しています。

新型カイエンE-Hybridの発売と同時にポルシェでは初となるヘンドアップディスプレイなどの運転支援システムやマッサージシート、22インチ軽金属ホイールなどの快適装備もオプションとして、カイエンシリーズ全車に拡大採用されています。

新型カイエンE-Hybridは5月から欧州市場で販売開始されており、価格は89,822ユーロ(約1,150万円)からとなっています。

 

PHEVシステムの再設計とブーストストラテジー

ポルシェ カイエン ハイブリッドE 2018

エンジンの出力向上は従来型と比較して5kW(7hp)に過ぎませんが、モーターは43%アップの100kW(136hp)を達成し、システム最大出力340kW(462hp)を実現しています。

分離用クラッチは電気油圧式から電気式に一新され、反応時間が向上。変速機は、新開発の8速ティプトロニックSとなり、ギアチェンジに要する時間を短縮しています。

新たに採用されたブーストストラテジーは、全てのドライビングモードで使用可能。モーターが発生するトルクをドライビングパフォーマンス向上のために使い切り、運転手はどの速度域でアクセルを踏んでも強大なトルクを引き出すことができます。トルク発生量は運転条件、性能要件、走行モードにより異なります。

ちなみにパフォーマンス重視のSportモードとSport Plusモードでは、モーターが発生するトルクはすべて出力向上に向けられ、他のモードでは運転効率重視の設定です。

 

新型カイエンE-Hybridの充電時間

新型カイエンE-Hybridのバッテリーは従来型より30%容量がアップしています。従来型バッテリーは10.8kWhでしたが、新型は14.1kWhに増強されています。充電方法は2種類。1つ目は10A230V電源と標準の3.6kW充電器の組み合わせで、完了まで7.8時間かかります。オプションの7.2kWhオンボード充電器と32A230V電源を接続すれば、わずか2.3時間で満充電になります。

充電の様子は”ポルシェ・コミュニケーション・マネージメメント(PCM)”を介し、スマートフォンにインストールした”ポルシェ・コネクト・アプリ”で確認できます。さらにエンジン始動前の空調管理も可能です。

 

新型カイエンE-Hybrid(欧州仕様)主要スペック

全長×全幅×全高(mm):4,918×1,983×1,696
ホイールベース:2,895mm
車両重量:2,295kg(DIN)、2,370kg(EC)
乗車定員:5名
総排気量:3.0L
エンジン:V型6気筒DOHC+電気モーター
システム最高出力:340kW(462hp)
システム最大トルク:700Nm
トランスミッション:ティプトロニックS 8速AT
駆動方式:フルタイム4WD

 

車両本体価格

89,822ユーロ~

新型カイエン E ハイブリッドはまだ日本に導入されていません。導入が待ち遠しいですね。

 

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