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スズキ エスクード1.4ターボってどんなクルマ?

スズキのクルマ作りをさかのぼること30年。1988年にデビューしたエスクードは、本格4WDに一般道での優れた乗り心地と走行性能を合わせた「クロスオーバーSUV」というジャンルを作り上げた車です。当時はライトクロカンと呼ばれており、トヨタ RAV4やハリアー、ホンダ CR-Vなどは、エスクードの成功がなければ、登場が遅れたかもしれません。

更新日2020/07/29

エスクード1.4ターボの特長

スズキ エスクード 1.4ターボ

現在のエスクードは、モノコックボディを基本としたクロスオーバー色の強いモデルに進化。生産は、ハンガリーのマジャールスズキで行われています。

日本国内では販売されるエスクードには、1.6L のNA車と1.4Lのターボ車があり、世界戦略車であるスイフトスポーツと同型のエンジンを搭載した1.4ターボが上級グレードになります。

 

エクステリアの特長

1.6Lモデルとの外観上の識別ポイントは、5スロットグリル、ルーフレール、ガンメタリック塗装のアルミホイール、ヘッドランプのロービームプロジェクターカバーのレッド加飾(標準車はブルー)、ドアミラーカバーの高輝度シルバー塗装です。

大きなデザイン変更はグリル程度ですが、伝統を継承するポイントを上手く押さえたものと言えるでしょう。

アルミホイールのデザインは変わらず、1.4ターボのガンメタリックと、1.6の切削&ブラックポリッシュは、好みの分かれるところですが、個人的にはガンメタリックとブラックのホイールアーチモールが組み合わせられた1.4ターボの統一感のあるスポーティさは、都市型SUVのキャラクターとマッチしているように思います。

 

インテリアの特長

スズキ エスクード 1.4ターボ

シートは、本革とスエード調を組み合わせたもので、メイン部分のエンボス加工と、レッドステッチは1.4ターボのみの仕様です。レッドステッチは、ステアリングホイールグリップ部分、シフトブーツにも採用されています。

また、アームレスト付きコンソールボックス、アルマイトレッドのメーターリングとエアコンルーバーリングおよびセンタークロックリング、ヘアライン調インパネガーニッシュ、アルミペダル化などが、1.4ターボ専用装備です。。

もっとも特長的なのは、各レッドの加飾です。これらにより、スポーティなインテリアになっています。

 

パワートレイン

現在のスズキラインナップのメインとなる1.4Lターボエンジンのスペックは、最高出力100kW(136ps)/5,500rpm、最大トルク210Nm(21.4kgm)/2,100-4,000rpm。JC08 モード燃費、16.8km/Lで、動力性能と燃費を両立させたことがポイントです。

加えて、4WDシステムにはスズキの電子制御4WDである「ALLGRIP」を採用。アクセル、操舵角、車速、ヨーレイトといった各種センサーなどからの情報をもとに車両の挙動変化後の対応だけでなく、挙動変化を予測し、車両が不安定になる前に対処するフィードフォワード制御や、ESPと協調制御することで車両の挙動を安定させるなど、ドライビングのサポートを積極的に行います。またモード切り替えで、燃費走行から、ぬかるみでのスタックの脱出までもオートでこなす優れた走破性を実現します。

 

走行性能

1.4リッターターボエンジンは、レギュラーガソリン仕様となり、スイフトスポーツに比べ若干のデチューンが施されています。それでも、SUVとしては軽量な1,220kgの車体を鋭く加速できるだけの力は十分にあります。

トランスミッションの6ATは、低燃費に貢献しつつも、ALLGRIPをSPORTモードにすれば1、2速では身体がシートに押さえつけられるのを体感できるほどの加速を生み出します。最大トルクの発生回転数が2,100-4,000rpmとワイドなので、、非常にスムーズな加速が味わえるのも1.4ターボの特長といえるでしょう。

それでいて、100km/hクルーズでのエンジン回転数はわずか1,800rpmですから、静粛性にも優れています。、またアダプティブクルーズコントロールで、高速走行も難なくこなします。

メーカーの公称は「2.0リッターと同程度の性能」と謳っていますが、体感的には明らかに2.0リッターを軽く凌駕しているレベルといえます。それほどまでに、1.4リッターターボ×ALLGRIPの組み合わせは刺激的です。

 

安全装備

エスクード1.4ターボには、標準車には無いSRSカーテンエアバッグと、フロントシートSRSサイドエアバッグが追加装着されています。

また、スズキセーフティサポートのひとつ、ミリ波レーダー方式の自動ブレーキシステム「レーダーブレーキサポートⅡ」も標準装着。先進のブレーキサポートシステムによる予防安全も高められています。ただし、このレーダーブレーキサポートⅡはミリ波レーダーのみで前方の障害物を検知しているため、対人には効果を発揮できませんので注意が必要です。

 

グレード&新車価格

エスクード 1.4ターボ:2,586,600円(税込)

 

スペック

全長×全幅×全高:4,175mm×1,775mm×1,610mm

ホイールベース:2,500mm

車両重量:1,220kg

乗車店員:5名

サスペンション:(前)マクファーソンストラット式コイルスプリング

(後)トーションビーム式コイルスプリング

トランスミッション:6AT

駆動方式:フルタイム4WD

タイヤ:215/55R17

エンジン:1,4L 水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ

最高出力:100Kw(136PS)/5,500rpm

最大トルク:210Nm(21.4kgm)/2,100〜4,000rpm

使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

燃費 JC08モード 16.8km/L)

 

3代目から世界戦略車として発売され、12年にわたって生産されたエスクードは、4代目にして大きく進化。

走りの楽しさと4WD性能を兼ね備えた、クロスオーバーSUVとして注目の1台です。