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レクサス LX570、三菱 アウトランダー PHEVなど国産SUVのフラッグシップモデルを紹介!

フラッグシップモデルといえば自動車メーカーを代表する車種。国産車のフラッグシップSUVは大型の高級車が並ぶかと思いきや、どうやらそうでもないようです。道路事情の兼ね合いもあるのでしょう。今回はそんな国産車のフラッグシップSUVをご紹介します。 ※2018年9月現在に販売されているモデルについて解説しています。

更新日2018/09/28

 

トヨタ ランドクルーザー

トヨタ ランドクルーザー 2017

戦後間もない頃に1951年に、警察予備隊用の軍用トラックの試作品として開発されたのが、初代ランドクルーザーです。開発当初は「トヨタジープ」という呼称であり、1953年から量産開始。翌1954年にジープという呼称がウィリス社の商標権に抵触することから、「ランドクルーザー」に改名されました。以来、モデルチェンジを重ね、日本車の中では長い車歴を誇ります。

現行の200系ランドクルーザーが発売されたのは2007年のことで、2018年時点ですでに販売から12年目を迎える長寿モデルです。2009年にフルモデルチェンジ、2011年、2013年、2015年にマイナーチェンジを行い、フロントデザインを始め各所を変更してきました。2015年のマイナーチェンジでは、衝突回避支援パッケージの「トヨタ セーフティーパッケージ P」がトヨタ車で初採用されました。

搭載エンジンは4.6L V型8気筒で、最高出力234kW(318ps)/5,600rpm、最大トルクは460Nm(46.9kgm)/3,400rpmを発揮します。JC08モード燃費は最廉価グレードで6.9km/Lです。使用燃料が無鉛プレミアムガソリンとなっており、ガソリン代はやや割高になります。

グレード構成は最廉価グレードがGX、中間グレードがAX系、最上級グレードがZXです。価格は473万9,040円~となっています。

■ランドクルーザー GX
全長×全幅×全高:4,950mm×1,980mm×1,880mm
ホイールベース:2,850mm
車両重量:2,430kg
乗車定員:5名
サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン式独立懸架/(後)トレーリングリンク式
トランスミッション:フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT>
駆動方式:4WD
タイヤ(前後):275/65R17
エンジン:4.6L V型8気筒
最高出力:234kW(318ps)/5,600rpm
最大トルク:460Nm(46.9kgm)/3,400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:6.9km/L
価格:473万9,040円

 

レクサス LX570

レクサス LX570

LX570のベースとなったのは、ランドクルーザー200系です。基本的なメカニズムは同じですが、LX570はレーザースクリューウェルディング溶接と構造用接着剤を併用することによるボディの高剛性化が図られており、インテリアの高級感も高められています。

そのほかにもエクステリアに違いがあります。発売初期のフロントマスクはランドクルーザー200系に似ているデザインでしたが、2012年のマイナーチェンジでレクサスのファミリーフェイス「スピンドルグリル」が採用され、2015年のマイナーチェンジでは、スピンドルグリルの上下の比率を変更。ヘッドライトも三眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)に変更されています。

日本仕様のLX570の搭載エンジンはランドクルーザー200系よりも排気量が大きい、5.7L V型8気筒で、最高出力277kW(377ps)/5,600rpm、最大トルク534Nm(54.5kgm)/3,200rpmを発揮し、JC08モード燃費は6.5km/Lです。

LX570には5人乗り2列シート車と、8人乗り3列シート車が設定されています。価格はどちらも1,150万円。

■LX570(5人乗り2列シート車)
全長×全幅×全高:5,080mm×1,980mm×1,910mm
ホイールベース:2,850mm
車両重量:2,680kg
サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)/(後)トレーリングリンク(スタビライザー付)
トランスミッション:8 Super ECT (スーパーインテリジェント8速オートマチック)
駆動方式:AWD
タイヤ(前後):285/60R18
エンジン:5.6L V型8気筒
最高出力:277kW(377ps)/5,600rpm
最大トルク:543Nm(54.5kgm)/3,400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:6.5km/L
価格:1,150万円

 

三菱 アウトランダー PHEV

三菱のフラッグシップSUVといえば本来はパジェロなのですが、技術面やルノー・日産アライアンス傘下となった新生三菱のイメージリーダー的なフラッグシップとしては、アウトランダーPHEVがその役割を果たしていると考えます。

現行モデルは2013年1月より販売開始。当初は2.0L直4エンジンをPHEVシステムの中核においていましたが、2018年8月の大幅改良でエンジンを海外仕様の2.4Lに変更。またPHEVシステムの9割の部品を刷新し、大幅にアップデートしています。

アウトランダー PHEVには3つの走行モードがあります。通常走行はEV走行モード、バッテリー残量が減少すると日産のe-Powerのようなエンジンで発電し、モーターで走行するシリーズ走行モードとなり、パワーが必要な時にはプリウスのようにエンジンをモーターがアシストするパラレル走行モードに自動的に切り替わります。

搭載されるパワーユニットは2.4L 直4DOHCと前後各1基の電気モーターです。エンジンの性能は、最高出力94kW(128ps)/4,500rpm、最大トルク199Nm(20.3kgm)/4,500rpmです。フロントモーターは最高出力60kW(82ps)、最大トルク137Nm(14.0kgfm)を、リアモーターは最高出力70kW(95ps)、最大トルク195Nm(19.9kgfm)を発生します。

価格はエントリーグレードのGで418万2,840円です。

■アウトランダー PHEV G
全長×全幅×全高:4,950mm×1,800mm×1,710mm
ホイールベース:2,670mm
車両重量:1,890kg
乗車定員:5名
サスペンション:(前)マクファーソンストラット/(後)マルチリンク式
トランスミッション:-
駆動方式:4WD
タイヤ(前後):225/55R18
エンジン:2.4L 直列4気筒DOHC 16バルブ
エンジン最高出力:94kW(128ps)/4,500rpm
エンジン最大トルク:199Nm(20.3kgm)/4,500rpm
フロントモーター最高出力:60kW(82ps)
リアモーター最高出力:70kW(95ps)
フロントモーター最大トルク:137Nm(14.0kgm)
リアモーター最大トルク:195Nm(19.9kgm)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
WLTCモード燃費:16.4km/L
JC08モード燃費:18.6km/L
価格:418万2,840円

アウトランダーPHEVについてもっと見る

ホンダ CR-V

ホンダ CR-V

ホンダが日本で販売するSUVのフラッグシップモデルがCR-Vです。2016年に1度、4代目モデルの販売終了をもって日本市場から撤退するも、2018年8月に5代目の現行モデルを日本でも販売開始しました。

新型CR-Vの特徴は3列シート7人乗り車の設定(ガソリン車のみ)、CR-V初のハイブリッドモデルの設定、シビックから採用された新世代プラットフォームが採用されています。

パワートレインはハイブリッドとガソリンの2種類。価格的に安いのはガソリン車ですが、注目したいのは、新開発のSPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-MMDです。

SPORT HYBRID i-MMDは通常時はEVドライブ、パワーが必要なときにはエンジンで発電しながらモーター走行するハイブリッド・ドライブ、高速道路の巡航時などエンジンの得意分野ではエンジン・ドライブと3つの走行モードをシームレスに切り替え、運動性能と環境性能の両立を図ります。

ハイブリッドの性能は2.0L直4エンジンが最高出力107kW(145ps)/6,200rpm、最大トルクが175Nm(17.8kgfm)/4,000rpm、電気モーターが最高出力135kW(184ps)/5,000~6,000rpm、最大トルクが315kW(32.1kgm)/0~2,000rpmをそれぞれ発揮します。

ガソリンエンジンはすでにシビックセダンやステップワゴンにも搭載されている1.5L直4VTECターボです。性能は最高出力140kW(190ps)/5,600rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/2,000~5,000rpmで十分な性能を確保しています。

価格はガソリン車が323万280円~、ハイブリッド車が378万4,320円〜となっています。

■ホンダ C-RV EX(FF/ガソリン車/5名)
全長×全幅×全高:4,605mm×1,855mm×1,680mm
ホイールベース:2,660mm
車両重量:1,520kg
乗車定員:5名
サスペンション:(前)マクファーソン式/(後)マルチリンク式
トランスミッション:無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)[7スピードモード付]+パドルシフト
駆動方式:FF
タイヤ(前後):235/60R18
エンジン:1.5L 直列4気筒DOHC横置
最高出力:140kW(190ps)/5,600rpm
最大トルク:240Nm(24.5kgm)/2,000〜5,000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.8km/L
価格:323万280円

 

マツダ CX-8

CX-8は2017年12月から販売された3列シートのSUVです。外観がCX-3、CX-5と似通っているため、CX-5のボディサイズを大きくしたものと思われがちですが、ベースは北米で販売されているCX-9です。現在、マツダ唯一の3列シート車となっています。

6名乗りと7名乗りが用意されており、6名乗りの2列目シートはキャプテンシート、7名乗りは6:4分割ベンチシートとなっています。どちらも左右独立前後スライドとリクライニング、可倒式シートバックを備えます。

搭載するパワーユニットは2.2L直4クリーンディーゼルターボで最高出力140kW(190ps)/4,500rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/2,000rpmを発揮します。WLTCモード燃費はFF車が15.8km/L、4WD車が15.4km/Lとなっています。JC08モード燃費はFF車が17.6km/L、4WD車が17.0km/Lです。

価格は319万6,800円~となっています。

■CX-8 XD(6人乗り/FF/6AT)
全長×全幅×全高:4,900mm×1,840mm×1,730mm
ホイールベース:2,930mm
車両重量:1,780kg
乗車定員:6名
サスペンション:(前)マクファーソンストラット式/(後)マルチリンク式
トランスミッション:SKYACTIVE-DRIVE(スカイアクティブドライブ)6EC-AT
タイヤ(前後):225/65R17
エンジン:2.2L 直列4気筒DOHC 16バルブ直噴ターボ
最高出力:140kW(190ps)/4,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/2,000rpm
JC08モード燃費:17.6km/L
WLTCモード燃費:15.8km/L
価格:319万6,800円

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スバル レガシィ アウトバック

1989年に誕生した初代レガシィは、セダンとツーリングワゴンのラインナップがありました。2代目モデルではツーリングワゴンをベースにロードクリアランスを確保し、フェンダーモールなどでSUVらしさを演出したアウトバックが北米で人気を博し、以後世界市場での売れ筋モデルとなりました。

2014年より販売している現行モデルではセダンのB4とアウトバックのみになり、ツーリングワゴンは消滅。レヴォーグがその穴を埋めます。現行モデルはB4が6代目セダン、日本仕様のアウトバックは、グランドワゴンやランカスターも含めるとクロスオーバーSUVとして実質5代目モデルとなります。

海外ではスバルSUVのフラッグシップはアセントですが、日本には導入されていないのでレガシィ アウトバックが日本のフラッグシップSUVとなります。アセントは新規投入車で排気量もボディサイズも大きく、アウトバックをフラッグシップとするには引け目を感じるかもしれませんが、その心配は無用です。というのもレガシィ アウトバックはB4と同時に開発されており、B4がセダンのフラッグシップのため、レガシィ アウトバックも同様にフラッグシップとしての作り込みがなされている高品質な車だからです。

搭載されるエンジンは2.5L水平対向4気筒DOHCで最高出力129kW(175ps)/5,800rpm、最大トルク235Nm(24.0kgm)/4,000rpmを発揮。JC08モード燃費は14.8km/Lです。

レガシィ アウトバックのグレードは標準グレードとリミテッドの2種類。価格は329万4,000円~となっています。

■レガシィ アウトバック
全長×全幅×全高:4,820mm×1,840mm×1,605mm
ホイールベース:2,745mm
車両重量: 1,570kg
乗車定員:5名
サスペンション:(前)ストラット式独立懸架/(後)ダブルウィッシュボーン式独立懸架
トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速
駆動方式:AWD
タイヤ(前後):225/65R17
エンジン:2.5L 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ AVCS
最高出力:129kW(175ps)/5,800rpm
最大トルク:235Nm(24.0kgm)/4,000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
価格:329万4,000円

 

日産 エクストレイル

現在のフラッグシップSUVは、ミッドサイズのエクストレイルです。エクストレイルは世界戦略車として欧州でも人気を博しています。現行型が販売開始されたのは2013年12月で、日本国内ではデュアリスの後継車でもあります。

日本仕様には、2.0L直4DOHCを搭載するガソリンモデルと、2.0L直4DOHCのガソリンエンジンにモーターを追加したハイブリッドモデルがあり、駆動形式はFFとフルタイム4WDの2種類があります。

搭載される2.0L直4DOHCの性能は、最高出力108kW(147ps)/6,000rpm、最大トルク207Nm(21.1kgm)/4,400rpmを発揮します。ハイブリッドモデルはエンジン性能は同じで、電気モーターの性能が最高出力30kW(41ps)、最大トルク160Nm(16.3kgm)を発揮します。

また、5人乗り2列シート仕様と7人乗り3列シート仕様の2種類があり、7人乗り3列シート仕様はガソリンモデルの20X系のみ設定されます。

JC08モード燃費はガソリンモデル(FF)で16.4km/L、ハイブリッドモデル(FF)で20.8km/Lです。価格はガソリンモデルが219万7,800円~、ハイブリッドモデルが258万9,840円~です。

■エクストレイル 20S (FF)
全長×全幅×全高:4,690mm×1,820mm×1,740mm
ホイールベース:2,705mm
車両重量:1,450kg
乗車定員:5名
サスペンション:(前)独立懸架ストラット式/(後)独立懸架マルチリンク式
トランスミッション:エクストロニックCVT(無段変速機)
タイヤ(前後):225/65R17
エンジン:2.0L DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒
最高出力:108kW(147PS)/6,000rpm
最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4,400rpm
JC08モード燃費:16.4km/L
価格:219万7,800円

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スズキ エスクード

スズキ エスクード 1.4ターボ

1988年に初代モデルが登場したエスクードは、ラダーフレームとFRを組み合わせた本格的クロスカントリービークルでした。ラダーフレームとFRの組み合わせは3代目モデルまで続いたものの、2015年に登場した現行4代目モデルではSX4 S-CROSSと共通のシャーシを用いたクロスオーバーSUVとなりました。

エンジンは標準モデルに1.6L直4DOHC、上級モデルに1.4L直4DOHCターボを搭載。性能は1.6Lが最高出力86kW(117ps)/6,000rpm、最大トルク151Nm(15.4kgm)/4,400rpm、1.4Lターボが最高出力100kW(136ps)/5,500rpm、最大トルク210Nm(21.4kgm)/2,100~4,000rpmを発揮。JC08モード燃費は1.6Lが17.4km/L、1.4Lターボが16.8km/Lです。

駆動方式はどちらもALL GRIPと呼ばれるフルタイム4WDを採用します。

現行型エスクードの生産はハンガリーのマジャールスズキ社(スズキの子会社)で行われ、日本に輸入されます。グローバル企業スズキらしい1台です。

価格は234万3,600円~です。

■エスクード1.4 ターボ
全長×全幅×全高:4,175mm×1,775mm×1,610mm
ホイールベース:2,500mm
車両重量: 1,220kg
乗車定員:5名
駆動方式:4WD
サスペンション:(前)マクファーソンストラット式コイルスプリング/(後)トーションビーム式コイルスプリング
トランスミッション:エクストロニックCVT(無段変速機)
タイヤ(前後):215/55R17
エンジン:1.4L 直列4気筒直噴ターボ DOHC16バルブVVT
最高出力:100 kW(136ps)/5,500rpm
最大トルク:210Nm(21.4kgfm)/2,100〜4,400rpm
jC08モード燃費:16.8km/L
価格:258万6,600円

 

フラッグシップらしい大型高級車はトヨタ自動車系に残るのみで、他メーカーではミドルサイズSUVが国内SUVラインナップのフラッグシップとなっています。しかし海外市場では大型SUVをラインナップするメーカーもあり、道路事情と販売戦略の問題で日本では販売されていません。海外戦略車を日本にて購入することも可能ですので、欲しいと思った車がありましたらチェックしてみることをおすすめします。