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レンジローバー イヴォーク コンバーチブルは、SUVとオープンカーの魅力を高次元で融合させたクルマだった。
現在市販されているクルマの中にはオープンカーは数多くありますが、大抵はスポーツカーやハッチバックなど一部の限られたモデルのみ。しかし、イヴォークコンバーチブルはSUVでありながらオープンカーという非常に珍しいコンセプトを持ったモデルなのです。 今回はそんなイヴォーク コンバーチブルの特徴やエンジンスペックなどをご紹介します。 ※2018年10月時点で日本で発売されているモデルについて解説しています。
更新日2018/11/08イヴォークコンバーチブルってどんなクルマ?
イヴォークコンバーチブルはイギリスを本拠地とするランドローバーが販売しているモデルですが、現在はインドのタタ・モーターズ子会社となっています。
レンジローバーとはランドローバーの中でも高級嗜好のモデルに与えられる名称で元々のレンジローバーイヴォークはレンジローバーの名がつくモデルの中では最小のモデルとなります。そのイヴォークにオープンソフトトップを装備したのがイヴォークコンバーチブルなのです。
魅力的なエクステリアデザイン
イヴォーク コンバーチブルのベースとなっているイヴォーク クーペはSUVではありますが、クーペという名前の通り傾斜のついたルーフがエクステリアの最大の特徴となっています。クーペ調のフォルムになることでSUVでありながら低さとスポーティさを際立たせています。
ソフトトップは電動オープンのためデザイン上の制約がつきものですが、コンセプトはイヴォークコンバーチブルにもしっかりと受け継がれ、美しいルーフラインを維持しています。
全長は4,385mmと比較的コンパクトに収まっていますが、全幅は1,900mmのビッグサイズ。全高は1,650mmあるので、乗り込んで窮屈さを感じることはありませんが、エクステリアは数値以上に低くワイドに見えます。
最低地上高は210mm、水深500mmまでの場所であればそのまま走行することができます。
最大のポイントであるソフトトップは防音仕様で、車外の騒音、ロードノイズを最小限に抑え快適なドライブ空間を演出します。幌は18秒で開閉が可能、かつ時速48km/hまでの速度域なら走行中でも開閉ができるので突然の雨にも対応可能です。
「デュアルビュー」を搭載…高級感はお手の物!イヴォーク コンバーチブルのインテリア
SUVとして十分な性能を与えられたイヴォーク コンバーチブルですが、レンジローバーの名を冠するだけあり、内装はSUVらしからぬ高級感が溢れています。
センターコンソールには10.2インチの大型ディスプレイを装備。ナビゲーション機能だけではなく、様々な設定や情報が確認できる車内システムの中枢を担っています。特筆すべき点は「デュアルビュー」という運転席と助手席で別々の映像が視聴できること。単に画面が左右に分割されるのではなく、助手席と運転席の角度の違いを利用してひとつのモニターで別々の映像を表示できるようになっています。
例えば、ドライバーはナビ画面を表示しながら、ナビシートの人は映像コンテンツを楽しむという使い方も可能となっています。
また、SUVで重要視される積載性ですが、ラゲッジスペースは251Lと日常使いでは十分な容量を確保。オープンカーということを考慮すれば、十分すぎるサイズでしょう。さらに積載性を向上させるために後部座席真ん中にスキーハッチを装備。トランクスルーのようなもので荷室に積みきれない長尺物も積載可能となっています。このスキーハッチはアームレストとカップホルダーも兼ねており、快適なドライブには欠かせないアイテムです。
パワートレイン
イヴォークコンバーチブルに搭載されるエンジンは2.0Lガソリンターボエンジンと、同じく2.0Lのターボディーゼル。
2,000kgを超えるボディに2.0Lのガソリンエンジンは少々物足りない印象がありますが、最高出力は240ps、最大トルクは340N・mとスポーツカー並みのパワーを持つエンジンを搭載。0-100kn/h加速は8.1秒と重さを意識することなくスムーズな加速が味わえます。
一方のディーゼルエンジン搭載モデルは0-100km/h加速は10.3秒と加速力では劣りますが、ディーゼル特有の力強い加速で体感的には数値以上のパワーを感じます。
カタログ燃費は13.4km/Lとガソリンエンジンモデルを上回っています。軽油による燃料代の安さも考慮すると、経済性ではディーゼルモデルに軍配が上がります。
グレード、新車価格
イヴォークコンバーチブルのグレード構成は以下のようになっています。
■HSE Dynamic 2.0L Si4 ガソリンエンジン(240PS) オート(4WD)
全長×全幅×全高:4,385mm×1,900mm×1,650mm
ホイールベース:2,660mm
駆動方式:4WD
車両重量:2060kg
最高出力:177 kW(240ps)
最大トルク:340Nm
JC08モード燃費:10.6km/L
トランスミッション:9速オートマチック
乗車定員:4人
車両本体価格:768万円~
■HSE Dynamic 2.0L TD4 ディーゼル (180PS) オート(4WD)
全長×全幅×全高:4,385mm×1,900mm×1,650mm
ホイールベース:2,660mm
駆動方式:4WD
車両重量:2080kg
最高出力:132 kW(180ps)
最大トルク:430Nm
JC08モード燃費:13.4km/L
トランスミッション:9速オートマチック
乗車定員:4人
車両本体価格:788万円~
加速に優れるガソリンエンジンか、トルクフルな走りが楽しめるディーゼルエンジンか。それぞれにメリットがあるため悩ましい選択となりそうですね。走行フィールにも違いがあるため可能であれば双方の試乗を行ってから購入することをおすすめします。
SUVにオープンという非常にニッチなマーケットを狙ったモデルですが、通常のオープンカーでは味わうことのできない景色をオープンエアで楽しめると考えれば、この車の存在意義が見えてくるのではないでしょうか?
車は単に人と荷物を運ぶためのものではないと考え、ドライビングプレジャーを求める人にこそイヴォークコンバーチブルはピタリとはまる一台なのです。