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クロスビーとジムニーシエラ、アウトドアで使うならどっちが便利?

スズキのSUVは、軽自動車から普通車まで幅広く用意されています。そのなかでも、リッタークラスの人気モデルであるクロスビーと、モデルチェンジを受けたばかりのジムニーシエラをアウトドアで使うとなると、どっちが便利なのでしょうか?クロスビー4WDとジムニーシエラを比較します。 ※2018年11月5日時点に販売されているモデルについて解説しています。

更新日2018/11/13

悪路での利用がメインなら、ジムニーシエラ

スズキ ジムニー シエラ JC 2018

クロスビーもジムニーシエラも、見た目はSUV然としており、どちらもあらゆる場所に入っていけそうなイメージですが、悪路走破性能というポイントではラダーフレームを使うジムニーシエラが圧倒的に優れる結果になります。

まず駆動方式ですが、クロスビーは自動で2WDと4WDが切り替わるビスカスカップリング式の4WDが採用されています。この4WDシステムは、スポーティな走りの「スポーツ」、雪道やアイスバーンでの発進をサポートする「スノー」の2つのモードと、滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」と急な下り坂で速度を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール」などの機能を持っています。

しかしながら、前輪駆動がベースになっているため、前輪が空転してしまうような状況では駆動力が十分に後輪に伝達せず、前に進むことはできなくなってしまいます。

一方ジムニーシエラはパートタイム4WDといって、ドライバーが2WD4WDを任意で切り替える方式を採用しています。この方式により、前輪か後輪のどちらかが空転してしまうような状況でも、もう片方の駆動輪に動力が伝達され、駆動力を確保できます。(2WD/4WDの切り替えは、トランスファーレバーで行います)。

特に4Lモードでは、ぬかるんだ場所や非常に険しいガレキが積み重なったようなところで前後輪を直結することで最強の走破性能を発揮します。これを備えているクルマはそう多くはありません。

また4Hモードでは、新しく装備されたブレーキLSDトラクションコントロールによって、左右輪のどちらかが空転した場合には、空転したタイヤにブレーキを掛け、反対側に駆動力を伝えます。

アプローチ&ディパーチャーアングルは、クロスビーが19.7度と40.4度。ジムニーシエラは36度と50度。最低地上高は、クロスビーは180mmに対してジムニーシエラの210mmと、ジムニーシエラのほうがより過酷な路面状況に対応できるようになっています。

 

収納スペースを広く確保したいなら、クロスビー

スズキ XBEE(クロスビー) 2017

悪路走破性能ではジムニーシエラに劣るクロスビーですが、収納スペースに目を向けると、また違う結果が見えてきます。

荷室幅は、クロスビーが1,305mmジムニーシエラが1,300mm。荷室高はクロスビーが800mmジムニーシエラが850mmとほぼ変わりません

2台の差は、フル乗車したときの荷室長で、クロスビーが525mm、ジムニーシエラが240mm。2列目シートを倒したときは、クロスビーが1,165mm、ジムニーシエラが980mmで、圧倒的にクロスビーが優れています。

実際に使ってみると、荷室側からでもスライドが可能なクロスビーのリアシートは、ラゲッジスペースを調整できることにくわえ、使い勝手にも優れています。対するジムニーシエラは、リアシートスライド機構がありませんので、単純にリアシート背もたれを倒すというアレンジしかできません。

余談ですが、ジムニーシエラにはペットボトルホルダーがセンターコンソールに2つしかありませんが、クロスビーの最上級グレードMZには、インパネドリンクホルダー(運転席、助手席)、センターロアポケット、フロントドアポケット、リヤドアポケット、パーソナルテーブル[折りたたみ格納式]にペットボトルを保持できる収納があります。

 

クロスビーの4WDは、あくまでも日常生活で必要な範囲で活躍するもので、悪路を攻めることのできるジムニーシエラとは根本的に性格が異なっています。電子制御でのモード切り替え機能は、あくまでも補助的機能であり、過酷な悪路を想定している本格的な4WD車ではないので、無理をすると4WDといえどもスタックする危険性があります。

しかしながら、街乗りや後席に人を乗せる機会が多いという方の場合、乗車人数(クロスビーは5名、ジムニーシエラは4名)、室内の使い勝手、ラゲッジスペースの大きさなど、あらゆる点でクロスビーが勝っています。よほど過酷な環境での使用を想定していなければ、クロスビーは十分に活躍してくれるでしょう。

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