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ジムニーとジムニーシエラ、どっちが売れているの?

その圧倒的な存在感で、発売から5ヶ月以上が経っても、納期は1年待ちという驚異的な人気のジムニーおよびジムニーシエラですが、いずれもライバルとなる新車が少ないモデルだけに、購入の際にはこの2台で迷われる方が多いはず。はたして、どっちが売れているのでしょうか?※2018年12月時点に販売されているモデルについて解説しています。

更新日2020/11/19

ジムニーとジムニーシエラってどこが違うの?

スズキ ジムニー XC 2018

 

スズキ ジムニー シエラ JC 2018

この2台、見た目は同じに見えても大きく内容が違います。大きな違いは搭載エンジンの排気量です。

ジムニーは、0.66Lの3気筒エンジン×インタークーラーターボという、ベーシックな軽自動車用ユニット。対するジムニーシエラ(以下シエラ)は、海外向けのミニバンに採用され実績のあるNA の1.5L 4気筒がベースで、それぞれ印象が異なります。

この違いは、ジムニーがターボの過給を頼りにグングン速度を乗せていく加速感であるのに対し、シエラは良くも悪くもごく普通のエンジンフィーリングで、淡々と速度が上がっていくイメージです。

高速域では、軽自動車のジムニーは空力的に不利な四角いスタイルの影響をもろに受けるのか速度の頭打ちを感じます。一方、排気量の大きなシエラではその頭打ち感が薄れ、アクセルを踏み込むと、そこからさらに加速します。

また、ジムニーは前述の通り3気筒エンジンなのでドライバーに伝わるエンジンの振動が決して少なくないのに対し、4気筒エンジンのシエラは振動が少なく、高速巡航時にもストレスを感じることはありません。

もうひとつの違いは、タイヤサイズです。ジムニーは175/80R16、シエラは195/80R15で、ホイールはジムニーのほうが大径になっています。

加えて、シエラには樹脂のワイドフェンダーが装着され、そのフェンダーに合わせて前後のバンパーもワイドな造形。それらの相乗効果で、シエラは、より力強く、よりタフなエクステリアを実現しています。

 

圧倒的にジムニーが売れている

ジムニー 2018

ジムニーとシエラの販売台数は、圧倒的にジムニーが勝っています。理由はいくつかありますが、まずシエラというクルマの認知度の低さがあげられます。

スズキといえばジムニーと言っても差し支えないほど、ジムニーの知名度は非常に高いのですが、あくまでそれはジムニーだけの話であって、国内で販売実績の乏しいシエラは、一部のマニア向けの車種となっていました。

そのため、新型ジムニーが発売された後でも、ジムニーしか知らないという人々が多く来店し、またそのタイミングでシエラは満足に配備が進んでいなかったため、ジムニーの受注に拍車がかかった、と見てよいでしょう。

ジムニー シエラ 2018

それに加え、ジムニーというクルマの性格上、ファーストカーというよりセカンドカー的意味合いが強いことが挙げられます。

つまり、メインのクルマがすでにあり、遊び用としてジムニーをチョイスするユーザーが多いということです。

この場合、維持費が安いことは重要になりますし、限定的な使い方をするので高速域でのパワー不足もそれほど不満に感じません。

さらに、リセールバリューという点でも、ジムニーのほうが優れています。ジムニーはスズキ車の中でも、値落ちが少ないクルマの1台として名前があがるくらい、中古車市場では高値で取引されています。

例えば数年乗って、その後売却する予定というケースや、憧れで1度所有してみたかったというケースの場合、数年後に現金化するという条件ではジムニーに軍配が上がります。そういった訴求ポイントによってジムニーが選ばれています。

 

しかし、これはあくまで世間一般の話で、本来は自身の使い方を満たすほうを選べば良く、売れているという理由で選ぶ必要はないのです。

本当にざっくりですが、ポイントは、高速道路を多用したり、荷物をそれなりに多く積んで移動するユーザーは、排気量に余裕のあるシエラを。近所への足と、たまにオフロードや悪路を楽しみたいというのであれば、ジムニーを選べば良いのではないでしょうか。

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