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ピックアップトラックってどんなクルマ?購入するメリット・デメリットは?

2017年9月、13年振りにトヨタ ハイラックスが日本復活し、話題となったピックアップトラック市場。2019年1月現在、日本で新車販売されているピックアップトラックは、このハイラックスのみとなっています。そんなピックアップトラックとはどんなクルマなのか?購入するメリット・デメリットを解説します。

更新日2019/01/30

ピックアップトラックとは?

フォード F-150 2019

ピックアップトラックとは、セダンに似た運転席を備える、小型貨物自動車のことを指し、後部の側板が開く、天井のない荷室を備えているという特長があります。

ピックアップトラックのボディ形状は、日本の車検証では、運転席と荷台が一体になったものをピックアップ、別々になっているものがボンネットと分類しています。また日本では、運転席の下にエンジンがあるものをキャブオーバと呼び、ピックアップトラックには分類されません。

 

ピックアップトラックを購入する3つのメリット

ピックアップトラックを購入するメリットを見ていきましょう。

その1 荷台の使い勝手がよい

どんなに荷室スペースが広くても、大きなモノやアウトドア用品、日曜大工の木材などは積み込みにくく、固定もしづらいです。その点ピックアップトラックなら、例えばバイクを立てたまま積み込むことができますし、ロープで固定するのも簡単です。

また、濡れたサーフボードや、キャンプで土がついたアイテムは室内に置くと汚れてしまうため、少々ためらってしまいますが、ピックアップトラックなら気にせず積み込めます。荷台が汚れた時は、ホースなどで水洗いしましょう。このように、ピックアップトラックは使い勝手がよく、メンテナンスがしやすいのがメリットとなります。

その2 スタイリングが個性的

ハイラックス Z“ブラックラリーエディション” 2018

ピックアップトラックは、一般的なキャブオーバートラックとは違い、荷室の使い勝手を備えながらも乗用車と同じような感覚で運転できるほか、スタイリングのよさも兼ね備えています。

また、先述した通り、現在日本で新車販売されているピックアップトラックはハイラックスのみ。他人とかぶらないというメリットもあります。

その3 税金が安くなる

お金

ピックアップトラックは、貨物車登録となるので、1ナンバーか4ナンバーとなります。普通車登録の3ナンバーと比べると、自動車税、重量税が安くなります。

2.4Lエンジンで、車両重量が2,080kg、車両総重量が2,855kgのハイラックス(Zグレード)を例に説明すると、ハイラックスは1ナンバーで、自動車税は年額16,000円、重量税は年額12,300円です。

同じ条件の3ナンバーのクルマの場合、自動車税は45,000円、重量税が年額16,400円。一年間で33,100円安くなります。

 

ピックアップトラックを購入する3つのデメリット

一方で、ピックアップトラックには、デメリットも存在します。

その1 ボディサイズが大きい

トヨタ ハイラックス 2017

まず、ピックアップトラックは、ボディサイズが大きいため、日本の道路事情に合わないというデメリットがあります。例えば、ハイラックスのボディサイズは、全長5,335mm×全幅1,855mmとビッグサイズ。

北米などの広大な大地を走るのには適していても、狭い日本の道路や駐車場では持て余す大きさです。5メートルを超える全長のため、パーキングや自宅の駐車場からはみ出してしまって、収まらない場合があります。

また、ボディサイズが大きく、車重が重いため、燃費も悪くなっています。ちなみにハイラックスはディーゼルエンジンのため、JC08モード燃費11.8㎞/Lという数値にとどまっています。

その2 車検を一年に一回受けなければならない

整備工場

ピックアップトラックは、貨物車登録なので、車検が毎年あります。初回の車検は、車両総重量8トン未満の場合新車登録から2年、車両総重量8トン以上の場合新車登録から1年です。税制面では優遇されていますが、毎年車検があるというのは痛い出費ですね。

その3 中型車なので、高速料金が高くなる

料金場

1ナンバーのピックアップトラックは、高速道路の車両区分では中型車となり、普通乗用車より高速料金が高くなってしまうのもデメリットといえるでしょう。

どのくらいの差があるかというと、例えば東名高速で東京ICから浜松ICですと、普通車が5,530円なのに対し、中型車では6,600円になり、その差は1,070円です。

東京ICから京都東ICまでだと、普通車9,900円に対して中型車が11,780円と差額は1,880円で、距離が延びるとさらにその差は広がります。ピックアップトラックはロングドライブ向けではなさそうです。

 

これからピックアップトラックの購入を考えている方は、今回紹介したメリットとデメリットを良く理解したうえで検討しましょう。

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