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アウディ Q8ってどんなクルマ?Q7とはどんな違いがある?

アウディは2018年6月5日、超高度IT都市として知られる中国深セン市において「アウディ・ブランド・サミット」を開催、その目玉としてブランニューモデルQ8を初公開しました。Qの名前からもわかる通り、アウディ得意の四輪駆動技術クアトロを核としたプレミアムSUVの最新型です。しかも、名称末尾の8が意味するのは、2005年のQ7発売を発端とするQシリーズ展開における最上位に位置するモデルだということです。これまで最上位の座に君臨していたQ7と比較しながらQ8の内容を確認してみましょう。

更新日2019/02/13

モデルの位置づけ

Q7は発売当初から高級クロスオーバーSUVとして市場に広く認知されてきました。同じグループ内でプラットフォームを共有するポルシェ・カイエンやフォルクスワーゲン・トゥアレグとの棲み分けや相乗効果は見事です。

スポーティを求めるならカイエン、高級感ならQ7、そしてよりコストパフォーマンスの高いトゥアレグといった具合に価格設定やグレード展開を明確にしてきました。今回のQ8に関しても、Q7やカイエン、トゥアレグとプラットフォームを共有しています。それでは、Q8はどのようなコンセプトを元に開発されたのでしょうか。

アウディから発表されている言葉を引用すると、「多用途、スポーティ、エレガント:優れたサイズとスペースコンセプト」を備えた、アウディ ブランドのSUVの中で最も高いプレステージ性を特徴としているとのことです。このコンセプトを具現化するために大型SUVの機能性に4ドアラグジュアリークーペのエレガンスを融合させることを目指して開発されました。その結果どのようなクルマになったのか詳しくみていきましょう。

 

エクステリアの特徴

エクステリアを見てみると、Q7に比べて明らかにワイド&ローな印象を持つと思います。それもそのはず、両車のサイズの違いをみればその差は一目瞭然です。

<Q8のボディサイズ>

全長4,986mm、全幅2,000mm、全高1,705mm、ホイールベース3,000mm

<Q7のボディサイズ>

アウディ Q7 2016

全長5,052mm、全幅1,968mm、全高1,735mm、ホイールベース2,995mm

3cm以上もワイドになっているにも関わらず、全長約6cm短く、全高3cm低くなっているのです。横幅:高さ:長さの比率がここまで大きく変わると、クルマの場合与える印象は全く変わってきます。

より低くワイドに見せることで、スポーティな印象を与えることに成功しています。また、印象的な八角形を取り入れたデザインのシングルフレームグリルや傾斜角の強いDピラー、そこから延びる横長のテールランプからは、同グループのランボルギーニ・ウルスのアピアランスを感じ取る方も少なくはないはず。全長が短くなっているにも関わらず、ホイールベースはほぼ同サイズとなっていて居住空間を犠牲にしていないことも見逃せません。

 

環境対応(燃費対策)

全てのグレードにおいて、48V電源によるマイルドハイブリッドが採用されており、減速時には、最大で12kWのエネルギーを回生し、バッテリーに蓄えます。燃料効率への配慮ももちろん考えられており、巡航などの低負荷走行時にはエンジンを休止し、惰性で走行するコースティング機能や従来より幅広い走行条件で作動するエンジンスタート/ストップ機能も備えています。

 

Q8のインテリアの特長

いかにも高級感が漂う黒を基調としたインテリアに目を向けると、上下二段に構えられた2つの大型ディスプレイが目に入ります。上段の10.1インチディスプレイは、インフォテインメント及びナビゲーションシステムを制御するために使用します。下段の8.6インチディスプレイは、ヒーター/エアコンディショナー、コンビニエンス機能、テキスト入力などに使用します。配置や手触りにも工夫が凝らされており、視覚的に迷わず操作することが可能となっています。また、これらの操作をスイッチに頼ることなく自然言語に対応したボイスコントロールにより操作することも可能です。例えば、「お腹がすいた」という言葉に対して、近くのレストランを提案するなどの機能を備えています。

 

今回書ききれないほどの最新機能が走行機能、インフォメーションシステムの両方に搭載されています。日本への導入時期は未定ですが、おそらくは今年の前半には入ってくるのではないかと推測します。少しでも気になる方はぜひご自身の目ですべての機能を確かめてみることをおすすめします。その上で、プラットフォームを共有する兄弟車に対しての違いやメルセデスのGLS、BMW X7などの強力なライバルに対するアドバンテージを感じてみてください。

 

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